こめうめ

早稲田大学法学部卒。行政法ゼミ専攻。地方公務員、外資系広告代理店を経て、現在フリーラン…

こめうめ

早稲田大学法学部卒。行政法ゼミ専攻。地方公務員、外資系広告代理店を経て、現在フリーランスライター。 環境問題パンフレット、男女共同参画ガイドライン、町おこしガイドブック(総務省監修)、大手の塾のPR誌制作などの経験あり。現在、地方の空き家を借家に。

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公務員「小論文弁当」

■小論文テストは、弁当づくりです。制限時間内に、規定の文字数で、設問が求める内容を仕上げる必要があります。朝のせわしない弁当づくりに似ています。限られた時間で、数品のオカズと適量のゴハンを弁当箱に詰めなければなりません。けれど、時として、脳の冷蔵庫に食材が何もないことがあります。書くことが、何も浮かばないと焦ります。 ■そんな時は、「ヒモノカシテジョージ」です。 ■「ヒモノカシテジョージ」とは?ヒ(人)、モノ(物)、カ(金)、シ(仕組み)、テ(テクノロジー)、ジョー(情

    • 6.地球温暖化問題における自治体の役割について。(1200~1500字相当)

      今日、地球温暖化により、異常気象や内陸部の砂漠化、氷河・氷床の融解による海水面の上昇、生態系の破壊など、さまざまな問題が起こっている。その原因は、人間の経済活動や日常生活によって排出される温室効果ガスだ。中でも火力発電所や自動車、ゴミ焼却炉から排出される二酸化炭素が相当量を占めている。こうした状況に、地方自治体はどのように取り組んでいくべきだろうか。わたしは、ある問題に対処する際、「人」、「物」、「金」、「仕組み」、「情報」をいかに活用するかが重要だと考える。これらに加え、自

      • 5.ワークライフバランスに自治体はどう取り組むべきか。(1200~1500字相当)

        ワークライフバランスとは、「仕事と生活の調和」を意味し、働きながら充実した生活をおくれるように職場や社会の環境を整備することを指す。その推進が望まれる背景には、非正規雇用の増加による労働環境の悪化、少子高齢化に伴う労働力不足、男女雇用機会均等法の考え方の浸透、働き方に関する価値観の多様化などがある。こうした現状を踏まえて、現在のわが国において課題とされているのが、労働時間の改善、育児・介護休暇の取得促進、テレワークの導入といった働き方改革だ。では、自治体はこうした課題にどう取

        • 4.格差社会に自治体はどう取り組むべきか。(1200~1500字相当)

          格差とは、社会のある分野において人々が階層に分断され、その分断が固定化されている状況を指す。今日のわが国では、所得格差、雇用格差、教育格差、地域格差など様々な格差が問題となっている。その背景にあるのは非正規雇用の増加、低所得高齢者の増加、コロナ禍での雇い止めやサービス産業の低迷だ。また、少子化による経済規模の縮小は行政に財政難をもたらし、それが福祉予算カットや担当職員不足につながっている。では、自治体はこうした状況にどのように対応するべきだろうか。わたしは、人、物、金、仕組み

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        公務員「小論文弁当」

        • 6.地球温暖化問題における自治体の役割について。(1200~1500字相当)

        • 5.ワークライフバランスに自治体はどう取り組むべきか。(1200~1500字相当)

        • 4.格差社会に自治体はどう取り組むべきか。(1200~1500字相当)

          3.自治体におけるSDGsの意義について。(1200~1500字相当)

          SDGs(エスディージーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略称だ。2015年の国連サミットで採択され、持続可能でよりよい世界を実現するため、2030年までに達成されるべき17の国際目標が定められている。その目標は、健康、福祉、環境保全、経済成長、町づくりまで多岐にわたっているが、ほとんどは自治体が取り組むべき分野でもある。それゆえわたしは、自治体は地方創生を実現するための仕組みとして、SDGsを最大限に活用するべきだと考える。以下、その

          3.自治体におけるSDGsの意義について。(1200~1500字相当)

          2.少子化問題における自治体の役割について。(1200~1500字相当)

          少子化とは出生率が下がり、若年層の人口が減る現象を言う。近年の高齢化問題とあいまって、労働力不足による経済の規模の縮小、現役世代への財政負担の増加、地域の活力低下が心配されている。では、こうした問題について自治体はどのように対処していくべきだろうか。わたしは、ある問題に対処する際、「人」、「物」、「金」、「仕組み」、「情報」といった視点から捉えると、整理がしやすいと考える。「人」とは、スタッフの確保や人材の育成、人と人との連携(コミュニケーション)を意味する。「物」とは、施設

          2.少子化問題における自治体の役割について。(1200~1500字相当)

          1.高齢化問題における自治体の役割について。(1200~1500字相当)

          2025年には、わが国の人口の4分の1以上を75歳以上の後期高齢者が占めるとされている。こうした超高齢化社会において問題となるのは、労働力減少による経済規模の縮小であり、医療や介護分野における人手不足だ。では、こうした問題に自治体はどのように対処していくべきだろうか。わたしは、ある問題の対処にあたって重要なのは、人、物、金、仕組み、情報を効率よく活用することだと考える。自治体は、これらの要素をうまく組み合わせ、国との連携を図りながら、地域の実情に即した取り組みをするべきだ。こ

          1.高齢化問題における自治体の役割について。(1200~1500字相当)

          ■有料記事でしたが、無料公開します。(各1200~1500字相当)

          以下の記事については一括有料としていましたが、製作者が他の作業で多忙となり、内容を更新する時間がなくなりました。今後、書き直すつもりはないので、中古の小論文解答例として無料公開することにします。 掲載事例は数年前のものですが、構成の考え方は同じなので少しくらいは参考になるかもしれません。 がんばってください。応援します。(2024年5月) どの小論文も基本、「ヒモノカシテジョージ」(ヒト、モノ、カネ、シクミ、テクノロジー、ジョウホウ、ジカン)を基に構成しています。 ■地方公務

          ■有料記事でしたが、無料公開します。(各1200~1500字相当)