ドラゴン桜2021第2話を観た感想:平手友梨奈が感動的
第2話では、岩崎楓(元欅坂46のメンバーで女優の平手友梨奈)のバドミントン大会敗退とその後がメインでした。その前の伏線として、岩崎楓の万引き、階段からの転落、東大専科の桜木健二のテント放火事件、バドミントンコーチと選手との関係などが絡み合って面白い展開になっていました。
最大の問題は、岩崎楓がひざに故障をかかえていたのに、コーチもわかっていて逆にひざに負担がかかる練習をさせて、岩崎楓を潰そうとしていたこと、元バドミントン選手だった両親もひざの故障に気づかなかったことでしょう。
それを桜木健二は、階段から落ちる岩崎楓を受け止めたとき、半月板損傷と見抜き、大会への出場を止めとけ、お前じゃ勝てない、と止めていました。岩崎楓はこれを、万引きしたことへの報復と受け止めていたようです。
そして、ロッカーやトイレに岩崎楓は万引き常習犯というようなビラが貼られたりして、追い込まれます。岩崎楓はこれを桜木健二の仕業と思いました。
しかしながら、これは実は、バドミントンのダブルスパートナーである清野利恵選手(吉田美月喜)がしくんだバドミントンの名門大学への推薦を得るための工作でした。そして、試合中にも、コーチは、岩崎楓に負担がかかるようなことをやらせたり、パートナーの清野選手が岩崎楓にわざとぶつかって足を負傷させたりしました。
結果、岩崎楓ではなく、そのパートナーの清野利恵選手が西南大学への推薦を得ることになります。
岩崎楓は、その全てを桜木健二から知り、それでも、清野利恵選手を応援します。負けたら許さない、とまで言ってパートナーを応援し、それが優勝につながり、そのパートナー清野利恵が大学への推薦の切符を得ました。
そして、岩崎楓はすべてを失い、半月板損傷を治すにも2年以上かかると医師からも言われ、桜木健二の元に来ます。東大に行って、その後オリンピックを目指す、と言います。
それに対して、桜木健二は、甘い、と一度は突き放しますが、続けて、「でもな、東大に入るのはオリンピックに出るよりもずっと簡単だ」と彼女の東大挑戦を受け入れます。
こういうスポーツで根性を鍛えた一流選手であれば、苦しい勉強でも耐えて頑張れるので、勉強のやり方が正しければ、すごく伸びてもおかしくないと思います。
今後の岩崎楓(平手友梨奈)の成長がとても楽しみですね。とはいえ、岩崎楓の両親はスポーツバカで勉強なんてしなくていい、スポーツをやれ、というスポ根みたいな家庭なので、岩崎楓もすんなり勉強に打ち込む時間が確保できるとは限らず、簡単に猛勉強→東大とは行かない可能性もあります。
それに加えて、2年前に自殺未遂した生徒がその後2浪して東大に入っているにもかかわらず、食堂の生徒と共謀して桜木健二を潰そうとしているので、それも気になりますね。
それにしても、こうして東大受験をドラマにすると、美談みたいになって、東大受験をしたくなる生徒も出てきそうです。ぜひそういう挑戦をして欲しいです。何か打ち込むことはとてもいいことですし、自身も成長しますし、将来の日本のためにもなります。
そういう意味ではこのドラマが見れる受験生はうらやましいです。
ひざの故障はスポーツマンであれば、よくあることで、私も卓球をやっていたので、最強のように見え、優勝もしていた選手がひざの故障でその後弱くなったケースもたくさん観てきました。ひざの場合、一度痛めると一生完治することはないです。
しかし、今回のケースは違和感があったので、その時点で病院に行っていれば未然に防げた可能性があります。サポーターを付けるとか、ひざに負担のかかる練習を避けるとか。コーチは膝が悪くなっていることをわかったうえでひざに負担のかかる練習をさせて潰そうとしたのでいわば傷害罪でしょう。
それに加えて、もとスポーツ選手だった家族が気づかないはずはないのですけどね。岩崎楓にしても、普通は親に相談すると思います。ひざやひじの故障も普通にあることで、無事是名馬、と言われるように強い選手ほどけがが少ないとも言われています。その意味でここは少しストーリーに違和感を覚えました。
とはいえ、岩崎楓の故障後の態度もスポーツマンとして立派でした。裏方としてパートナーの清野利恵選手をささえ、優勝させたわけですから。やはり名選手はそれなりの人格を備えています。スポーツの世界では礼儀や清掃を厳しく躾られます。そうした行動が応援してくれる人を増やし、大会で上位に行けるのだと思います。
勉強では、部屋を汚くしていても、礼儀正しくなくても東大に入ることはできますが、そういう人は社会に出てからあまり成功しない可能性が高いかも、と思っています。
と言っても私は結構部屋の片付けが苦手で、教授の中にも教授室が汚部屋になっている人もいるので、掃除は勉強で成功するのに必須ではないのかも知れません。
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