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平成17年 弁理士論文式試験 商標 解答例
平成17年の商標について、答案を作成しました。答案の全文は、以下のリンク先で公開しています(PDFファイルをダウンロード)
【解答例】論文式試験 平成17年 商標
クリック⇒ https://benrishi.booth.pm/items/1404741
この問題の答案構成は以下の通りです
問(1)について
1. 50①
日本国内で3年以上使用していない
2. 51①
「オーシャン2」≒「OCEANS」を付した(2③1)指定商品「シャツ」を輸入・販売(2③2)
認識⇒故意
周知「OCEANS」と混同
品質の誤認
乙の使用中止から5年経過していない(52条)
3. 46①柱
(1). 拒絶理由通知⇒利害関係人として請求人適格あり(46②)
(2). 4①19
出願時及び査定時に(4③) 甲の商標「OCEANS」は著名
契約拒絶後の出願⇒「不正の目的」
∵ 甲が出願していないことを奇貨として、先取り的に出願 出所表示機能の希釈化
問(2)について
1. 通知される拒絶理由
4①11 ∵他人乙の先願先登録商標「オーシャン2」≒「OCEANS」 指定商品「シャツ」同一
2. 登録を受けるための措置
(1). 問(1)の審判の請求
(2). 乙の商標権の譲渡・放棄
(3). 意見書の提出(15の2) cf. 審決確定まで審査を中止(準特54①)
問(3)について
1. 侵害成否の検討
2. 並行輸入が商標権侵害の違法性を欠くとされる場合の要件
(1). 適法に付されている
(2). 同一の出所を表示
(3). 品質において実質的に差異がない
3. 丙の抗弁が認められる可能性
あてはめ
以上
この問題に関連して、次のようなコメントをしました
平成17年の商標、4①11解消は17年・18年の2年連続、4①19の無効理由は17年・19年に出題。
— 弁理士試験の出題予想(令和元年モード) (@benrishi_juken) May 15, 2019
問(3)のように判例の規範がそのまま示せて問われた場合は、半分以上の受験生は書けない。判例通り書けるだけで他の受験生と差をつけることができる。
まずはキーフレーズだけでも正確に。#論文式試験対策 pic.twitter.com/GFNuc1UfxS
なにかご不明な点やご要望があれば、下記からおたずねください
⇒ https://marshmallow-qa.com/benrishi
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