【答案構成】平成18年特・実 問題I 答案構成
平成18年の特許・実用新案の問題Iについて、答案を作成しました。答案の全文は、以下のリンク先で公開しています(PDFファイルをダウンロード)
【解答例】論文式試験 平18年 特実I
クリック⇒ https://benrishi.booth.pm/items/1403466
この問題の答案構成は以下の通りです
問(1)(イ)について 対庁手続
1. 出願審査の請求(48の3①)
2. 優先審査に関する事情説明書の提出(48の6、施規31の3)
3. 早期審査に関する事情説明書の提出
4. 出願公開の請求(64の2)
5. 実案への変更(実10①)
料金納付(実32①かっこ)
問(1)(ロ)について 金銭請求
1. 補償金請求(65①)
(1). 請求の許否
乙は出願に係る発明を業として実施⇒補償金請求の対象(65①前段)
(2). 警告(65①前段)
(3). 乙の悪意の立証(65①後段)
(4). 設定後に行使(65②)
(5). 特許権の行使は妨げられない(65④)
(6). 消滅時効(65⑥、読替民724)
2. 損害賠償請求(民709)
(1). 侵害成否の検討⇒乙の行為は、直接侵害(68条)を構成⇒損害賠償請求可
(2). 過失は推定(103条)
(3). 消滅時効 (民724条)
3. 不当利得返還請求(民703・704)
(1). 定義
(2). 消滅時効が長い(民167①)
(3). 悪意を立証⇒利息も請求可(民704)
4. 実案権の行使
(1). 評価書の提示(実29の2)
(2). 過失推定されない(特103条不準用)
(3). 賠償責任(実29の3)
①. 肯定的な評価 or ②. 弁理士の鑑定 「相当の注意」(29の3ただし)
問(1)について以上
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