見出し画像

「『対話力』~ 働くと多様性を自由に考えながら ~」イベントレポート

こんにちは。勉強カフェ武蔵小杉スタジオスタッフの三井です。
先日、名古屋グローバルゲートスタジオ主催の「対話力」に関するオンラインイベントに参加させていただきました。

「対話」は、私が近年興味を持っているテーマで、「対話」「ダイアローグ」などに関する様々な本を読んでいたこともあり、非常に興味深いイベントでした。
今回のイベントは、対話のワークを通して多様性への理解を深めるというもの。

他スタジオのイベント参加は初めてということもあり、オンラインとはいえドキドキでしたが、今回は参加者の視点からイベントのレポートをさせていただきます!

オンラインの新たな自己紹介方法

はじめに、恒例の自己紹介。
何を話せばいいかな・・・と考えていたら、
自己紹介は、チャット!これは斬新でした。
僕は自己紹介が苦手でして。

画像2

今回の自己紹介は、練習含め4つの質問にチャットで答える形。
一斉にチャットに入力し、流すというもの。
これは気持ちがラクになりました。

イベントは、最初の自己紹介がハードル高く感じる方もいらっしゃると思いますが、チャットだと、グンとハードルが低くなる気がします。

チャットによる自己紹介には、

・その後のワークでチャットを使うため、事前練習として
・後から遡ってプロフィールを確認できるよう

という意図もあったそうです。

クロスロードというゲーム

そして本編。
「クロスロード」という防災教育用のゲームを参考に作られたワークを使用しました。ゲームの流れはカンタン。

①1つの質問が与えられます。(実際はカードがある)
その質問にイエスかノーを考えます。
②一斉に、チャットで、イエス・ノーを答えます。
そのあと、その答えにした理由をそれぞれが話します。
③多数意見、もしくは、意見が一人だけ(ノーが1人のように)、
どちらかの条件に合った人に、1ポイント。全員かぶってしまったら0ポイント。④総合でポイントが多い人が勝ち。

それぞれの質問に、なぜイエスにしたのか、ノーにしたのか、
を答えます。それだけのシンプルなゲーム。

画像1

※内閣府HPの防災関連ページにも紹介されていました。
ご興味のある方はご覧になってみてください。
        ↓↓↓↓↓
災害対応カードゲーム教材「クロスロード」(減災への取組)
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/torikumi/kth19005.html

同じ意見でも、考え方がちがう

参加者は全部で4名。
時間の関係上、質問は練習含め4つでした。

問われた質問は、どれもイエスともノーとも言える絶妙なものばかり。
迷う、迷う、迷う。。
全員の意見が一致してしまうと、ポイントが入らないっていうのもまた面白い。

「これみんなノーなんじゃないかな・・」と思って、イエスにしたら、
みんな「イエス!」みたいなこともありました。
(なんだよーーって心でつぶやく(笑))

でも、イエスの理由をそれぞれ聞くと、微妙に理由が違うんです。
「そんなこと考えたことがなかったな」とか、
「そういう理由も確かにあるな」とか。
考えていることが、みんな違うんだなと。ハッとすることが多かったです。

人それぞれちがう、を実感

この対話力イベントの感想を一言で言うと、
その人の生きざまが、見えてくるということ。

生きざまというと、大げさかもしれませんね。言い方を変えれば、
「人はそれぞれちがう」がとても実感できるものでした。
もうちょっとかっこよく表現すると、「多様性」がとても実感できました。

言葉1つとっても、皆がそれぞれ感じること、
イメージすることが違うんだなと感じました。
頭の中ってみんな違う。

文章から言葉を読み取り、そこから感じること、想うことが、人の数だけ違う。
違いって楽しい。
話してみると、みんながみんな違う角度の意見を持っている。
僕がただ考えが狭く、考えていないだけなのかもしれませんが(笑)

賛成する人でも、賛成する理由が異なる。
反対する人でも、反対する理由が異なる。
「同じ」でも「違う」。

主催者の方は、丁寧にこのイベントの主旨を説明してくだり、
みなの意見を引き出せるように工夫し、
やわらかな雰囲気をつくってくださいました。
だからこその、気づきを深く得られたようにも感じます。

多様性を実感させてくれる「対話」

「多様性」という言葉、知っていたけれど、
実生活の中で実感することはありませんでした。

会社や学校にいくと、
周りの人の意見に流されてしまうことが多いと思います。
「本当はこう思うんだけど、言ってもいいものなのか」と考えてしまったり。
意見をいうことをあきらめてしまっているのかもしれません。

上の人のいうことだけきいていればいい、
先輩のいうことだから、それに乗っかっているほうが楽だから。と。
そうやって自分の言葉を無意識に飲み込むうちに、
自分が何を考えているのかもわからない。

改めて、言葉というのは、初めはまとまっていなくても、
投げかけられた問いに、口に出して答えていくうちに、
自分の思っていることを実感できるようになるのですね。

自分自身との対話も、相手との対話も両方大切にする。
それが多様性の実感につながるのではないかとこのイベントで気づきました。

対話を深めることで多様性を実感する人が増える、
そんな機会が増えていくといいなと感じた、充実したひとときでした。

以上、「対話力」のイベントレポートでした。
最後までお読みくださりありがとうございました!



この記事が参加している募集