見出し画像

嘘つきはバカ親のはじまりw

父はテーノー未熟大学の医学部を受験して受かったけれど、継母、実母ともに、長子の父が受け継いだ遺産を食いつぶし、入学金が出せずに断念した。

C央大学、経済学部に入学したものの、母親が2人居て、居食いの末、借金が嵩んだので、M井物産の大阪の子会社に入社した為、中退、そこには京大、東大、慶応卒のエリートが居て、中退を馬鹿にしてきたが、自分ほど仕事のできる人間は居なかった。

学徒動員で銃剣術を習い、剣道を極め、5段を取得した。

幼い僕は、父は凄い人なのだと尊敬していた。 頭が良くて、馬鹿な2人の祖母のせいで苦労したけれど、会社を興し、同級生を呼んで、良い香りの酒を振る舞い、おべっかを使ってもらえる王の如き存在。

でも、父の同級生たちの表情にひっかかるものは有った。

同級生は5年制の高専で、一緒に卒業した同窓生、介護に入ってからも次女のトン子が同窓会に同行した。

母の兄、伯父は同じ高専に通っていた、学徒動員も母方の祖父が軍事工場をしていたので、そこでの作業で動員義務を果たしていた。

伯父は戦後のどさくさで、M治大学に入り卒業、母の弟の叔父も同じコース。 父は、よくこの2人を腐していた。 それが嵩じて、文系の学校を出ても使い物にならぬと僕が文系に行こうとしたら、学資を出さなかった(笑)

高専の同級生は、父の医学部、経済学部は嘘だと、そっと教えてくれた、傍から見ても僕が虐待を受けているのが解ったからだろう。

父は剣道有段者の動きなど出来なかった、どれだけ間が空いても、5段も取れる人物はコアマッスルが違うし、身体が覚えた動きは生涯の財産だ。

僕が父に2階から放り投げられても、受け身が取れるように(笑)

伯父も学徒動員で、父を祖父の工場に誘っていない、同級生で仲間は誘ったらしいけれど、父は仲間ではなかった。

父の居た中島飛行機の工場はB29が来襲しているし、父の言うところでは、P51に機銃掃射を受けている。

伯父は父を助けたいほど、好いては居なかった。

6tは嘘つきだから、父がその頃の地位をヒケラカシ、酒を飲ませて威張り散らかした後に、高専の同級生が僕に言った言葉

6tは父の学生時代の渾名。

父が家に招いたのは、父の仲間に相応しい、虚無で肩肘を張った、ええかっこしいばかりだったw

伯父がM治へ入学できたのは、敗戦で潰れたとは言え、軍事工場をしていて、資金が有ったからだ、大正の初期から上野に住み、事業をしていたから、コネクションもあり、5年制の高専を中退?でも大学への道は有った。

父は?

祖父の工場へ呼んでもらえないクラスメート、居食いが過ぎて、借金だらけの実家

何より、当時でも医学部と経済学部では受験科目が違うし、対策の勉強がぜんぜん違うはず。

母方の祖母が慈愛に満ちた人で、伯父、叔父の学友、母の従兄弟の学友が来て、飯を喰って帰る家だったらしい。

飯を食わせてもらう身として、父は母実家では大人しかったらしい、威張っていたのは伯父(笑) 父は大人しくて謙虚で、頭の良い人と見たのが、5歳年下の母。

で、イケメンなものだから、母が大学を出てから、ひっついて、結婚に至った。

「本当に若気が東京と高尾を行ったり来たりしたんだ」 若気の至では足りぬほどの後悔だと母良く言っていた。

嘘は方便だと言う。 確か仏教用語だ。 方便とは誰かのために為る策。 誰かを守るため、苦しさ窮地から救う為の嘘は方便。

父がついていた嘘は、自分を良く見せるため、かっこつけるため、人を欺いて、凄く見せた自分を愛させるため。

虚栄はバレた時にイメージが崩壊し、どうしようもなく、惨めな本体が見える、嘘を為すための心根の浅ましさ、醜さも見えて唾棄すべき存在に堕ちる。

偽りのイメージで子供を導けるわけもなく、また、必ず瓦解するイメージに内心、怯えながら日々を過ごせば、ストレスが貯まり、妻子との関係だって、上手くいかなくなる。

父に育てられた日々を思えば、恥ずかしくなることが多く、嘘とはついている本人だけではなく、つかれて、それを信じた者まで浅ましくさせる。

僕が、曲がりなりにも、こんな文章でも書けるのは、哲学は大事だと口先で言いながら、哲学のテの字も理解していなかった父のお陰ではなくw 家政科で栄養士を取り、勉強して管理栄養士もとった好奇心旺盛な母の影響だと思う。

母の言うことに、嘘は うんと少なかった、無かったのかしらんw

子供は小さな大人じゃない、騙しやすい存在だ。 だから尚更、騙してはいけない、嘘はいけない、嘘は蠱毒の様に、澱になり、子供の心に毒として溜まっていく。

自分を良く見せようとする虚偽は最低だ、自分を愛してほしいという餓鬼道の心根から出るから。

嘘はジェンカのような物で、歪んで積み上げられていくから、倒れないよう、崩壊しないように気を使わないといけなくて、一瞬でも緩めるとがらがらと崩壊してみっともないことに為る、その労力たるや、他にもっとステキな物を優に創れるくらいの努力が必要だ。

本当を積み上げると、まっすぐだから崩れないのにねw

子供に見栄の為の嘘を付く親は、馬鹿で毒で最低だ。 子供はいつか必ず見抜き、親から離れていくことすら想像も出来ない愚者。

子を本当に愛しいと思えば、どんな小さな約束を果たせない時も、自分の心が痛み、済まない気持ちでいっぱいになり、後悔に包まれて どよーんとするw

猫にさえ、そうだものw 散歩へ行こう、これこれしてからと言うと、彼女は覚えていて、催促してくる、反故にするのは簡単だ、反故にしたって影響はないけれど、そこで心に毒が貯まる、後悔する。

だいたい、見栄で嘘をつくから、ひび嘘が倒れないかピリピリしなくちゃならない、父のように、死後、あれこれ嘘がバレて恥ずかしくないのかしらw

僕は本当の嘘つきになろうと思う、方便の嘘をつく奴

本当を99%積み重ね、相手の為になる、嘘が必要ならば1%だけ混ぜる。

その嘘が、子の為に 子が進む方向を良い方向に進むために作用する筈なんだw 莫迦な僕が考えることだから、間違っているかも知れないけれど、それは死ぬまで検証して、もし、孫に会えるようになったら、観察してみようと思う。

自分から能動的に子を生命を愛したら、嘘はほぼほぼつけない。 嘘で固めたやつは餓鬼道より立ち現れる、浅ましい哀れな存在。

出来る限り、嘘はつくまいよ

お邪魔でなければ、サポートをお願いします。 本日はおいでいただき、誠にありがとうございます。