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足元に広がる宇和島の伝統



こんにちは。うわじま市民ライターのBENIです。

今回ご紹介するものは、

宇和島市民の '' 憩いの場 '' ともいえる商店街、

きさいやロード 」の中にある マンホール!

…マンホール?と思われる方もいると思います。


普段何気なく通っている道に

あちらこちら、どこにでもあるマンホール。

でも、きさいやロードにあるマンホールは

道端によくあるマンホールじゃないんです。

それでは一体どんなマンホールなのか。

「宇和島ならでは」

のマンホールを一緒に見ていきましょう!


宇和島駅から徒歩5分。

横断歩道を渡ると見えてくるのは

市内の中心部にある

宇和島市のアーケード商店街

【きさいやロード】

横断歩道から撮影したきさいやロード


とある平日の昼下がり。

「あらー!!あんた元気かなー!!」

「あんたどこ行くんでー!
                          がいに暑いで〜今日は!!」
                   
                (''がいに'' は 方言で ''とても'')

なんて言葉が飛び交うきさいやロード。

この日は、商店街の中心で

道の駅の移動販売が行われており

地域の方々で、にぎわっていました。

そんな商店街を『平和だなあ〜』

と、のーんびり歩いていて気付いたこと。


『マンホールに絵が描いてある!』
『それも種類が違う…!』


気になった私は商店街を端から端まで

歩いてみることに。

一体、どんな柄のマンホールが
どれだけの数あるのでしょうか。


最初に見つけた牛鬼のマンホール


歩き始めてすぐ目に飛び込んできたのが

こちらのマンホール。

のぞくと、そこに描かれていたのは

宇和島市の大きなお祭りの主役である

【牛鬼】

黄色い背景に緑で描かれた、なびく毛並み。
大きく開いた口から見える歯に鋭い目つきは
絵柄からでも迫力を感じます。


牛鬼のマンホールの横にあった闘牛のマンホール


立て続けに見えたマンホールには
宇和島の伝統である

【闘牛】

が描かれていました。

〈うわじま闘牛とは〉

年に4回、闘牛場で行われています。

制限時間なしで牛同士が戦い逃げた方が負け。

のシンプルなルール。

次回の大会は、10月に行われる秋場所だそうです。



マンホールに描かれている2匹の闘牛から

闘争心が伝わってきます。

そして、ツノを突きあう2頭の後ろをよーく見ると

たくさんの観客や、闘牛の横には

『勢子(せこ)』と呼ばれる
牛の闘いの補助的な役割を担う人

の姿など、細部まで描かれているのが分かります。

※宇和島闘牛 公式ページ
https://www.tougyu.com/ 参照
<↑大会について気になる方は、ぜひ!>


至る所にあるマンホール


マンホールのデザインに感心したところで

顔をあげて辺りを見渡すと

先ほど紹介した2種類のマンホールが

そこら中にポツポツとありました。


そこで1つ。疑問が浮かびました。


「このマンホールは商店街の中に
                                      何個あるんだろう?」



数えてみよう!


きさいやロードの端から端まで

2つのデザインのマンホールを

数えてみることにしました。

進むにつれてたくさん出てくるマンホール

歩く度に、あちこちに出てくる2種類のマンホール。

数を数えるアプリをインストールし

マンホールを見つける度に画面をタップ。


途中で、すれ違う地域の方に

「今日は暑いなあ〜!!」

と話しかけていただいたり

顔見知りの方と遭遇してお話したり。

平日のきさいやロードを堪能しつつ

目先のマンホールを ''捕らえながら'' 歩きました。

その結果…


きさいやロードの端から端までのマンホールの数

実に67マンホール!!!!!

(※個人調べにより
             数え間違いがある可能性があります。)


きさいやロードには牛鬼と闘牛が

デザインされたマンホールが、なんと。

約67個も散りばめられていました。

まさかそんなにあると思わず。

数字を見て驚き。


きさいやロードの端まで歩き

最後のマンホールを数え終えた時

どこか達成感を感じました。


マンホールの数や
デザインに疑問を持ったことも無く
ただ近道を通る感覚で歩いてた、きさいやロード。



たまには違った視点で歩いてみるのも

良いもんです。

きさいやロードだけでなく

いつものお散歩コース。
いつものウォーキングコース。
通勤、通学コース。

みなさんが普段何気なく通ってる道のマンホール。

のぞいてみてください。

もしかしたら、いろんな発見があるかもしれません。


#うわじま市民ライター2024
#宇和島
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#文化
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#暮らし

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