見出し画像

外界と内側の間。

6月15日(土) 夜

暑くなってきて、猫が伸びてきている日々。かわいいけど、そこに寝そべられると、トイレに入れません。それから右においてある君の水飲み、完全にオレのものと認識して利用されていますが、それは私が数年前に沖縄で買って運んできたやちむんです。猫用として置いたのも私ですけど。

誰にもお願いされていなくて自分に課したこのnote、一日作業などをしているうちに書きたいことが湧いてきてたけど、早くも行き詰まりました。それに、あと一つ縫いたいものがあるのにそれも終わっていない。締め切りがあるわけでもなく、自分で決めていることだから寝てしまってもいいけどがんばりたい。
と、ここまで書いておいて、YouTubeで流していたミックスリストのMVに見入ってしまうダメなおれ。

見入ってしまったのは、レキシの「最後の将軍」。数年前に初めてライブを見てから池ちゃんのことをしばらく追いかけていました。久しぶりに見たけど良い曲。大政奉還を、男女の恋愛の終わりになぞらえた曲。レキシの好きなところは、一聴すると笑ってしまう歌詞に最終的に感動して時には泣けること。歴史上の人に対するリスペクトがあるんだよなー。あと曲がいい。最後の将軍は、松たか子さんのボーカルと、MVの夏帆さんと池ちゃんの演技も最高。

いろんな音楽を聴くわけではないけど、暮らしに音楽は欠かせない。あまり海外のは聴かなくて、言葉のわかる日本の音楽を聴く。何が伝わってくるかが私にとって大切なんだと思う。

大政奉還の歌って言われたら、え?となるかもしれないけど、この歌の歌詞で
”明日からまたひとりだっていうのは平気だけどまだ
あなたとはもう終わりだっていうのは平気でしょうか?”
ていうところが好き。そうだよね、この違いあるね、となる。

いろんな感情がある。その状況になってみないとわからないことがある。
それって歴史上の人たちも一緒だったんだろうな、と思える。
池ちゃん天才だと改めて思う。
以前ライブで「アケチノキモチ」という信長を討つ前の明智光秀の気持ちを歌った曲を聞いたとき、となりにいた友人が「明智光秀にも葛藤があったんだと思う。」と言っていてその通りだと話したことを思い出した。
歴史上の人だから、気持ちなんて憶測でしか語れないけど人間だから葛藤はあったと考えるのが自然。

史実と、言い伝えなどで判断するのは簡単だけど、それと、その人の頭の中にあったものとのあわいを想像することをやめたくないな。
それは今生きている現実でも同じことで、みんな何か抱えている前提で人と接していきたい。つい見えるものとか自分の印象で態度を決めがちだけど、奥行きを考えることを忘れたくないです。どんなに近い人でも、頭の中までは入っていけないので。

レキシ、とても良いのでもうすでにたくさん聴かれているけど、もっと聴かれて欲しいです。今からチャトラ猫を縫います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?