虎に翼の話。

6月7日(金) 夜

毎朝、朝ドラを軸に動いています。朝ドラなんてほとんど見たことなかった自分が、4月中旬に第2週までの一挙放送を見て以来ずっと見ている。

伊藤沙莉さんが本当にすばらしくて、ドラマを見ながらドラマじゃないような、今の自分の生きる世界と地続きだなと思わせてくれるし、そこから透けてみえるものがたくさんある。

私は、自分はフェミニストだなと自覚している。あまり公言しないけど、選択的夫婦別姓すら叶わない日本なになのっていつも思っているし、よく絶望もしている。

虎に翼の中にあるフェミニズムの描き方にいつも感激している。先週第9週は、内容が重たくて、あとめちゃくちゃ泣いてしまうので見返せなかったけれど絶品だった。

中でも良かったのは、弟直明が進学を選ばずに「おれが大黒柱になる。」と頑張ろうとしているところを、寅子が「大学にいきなさい。」と学びの道を強く進めるところ。 フェミニズムは、男性の抱える、男らしさや男はこうあらねば、も解放してくれるという見事な場面だったな。フェミニズムって女性だけのものじゃないんだよな。

私はべつに婚姻制度を使う人を否定しないし(自分だっていつか使うかもしれない)、夫を「旦那」「主人」、妻を「嫁」(女に家って書いて嫁!)「奥さん」と呼ぶ人にそれを無理に変えて欲しいとは思わない(その場の雰囲気で自分も相手のパートナーのことをそう言うこともあるし)。全員が同じ価値観の世の中なんて面白くないと思っています。

けどこの虎に翼をきっかけに、何か今の社会に変化があることを期待していて、この先が少したのしみです。

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