にじさんじとテイルズオブのおかげで自殺をやめた話

私のように苦しんでいる人が参考になるならと書きます。


にじさんじという事務所と、テイルズオブシリーズに命を救われたことがあります。

高校三年のよく覚えてはいませんが十月ごろだったと思います。
元から人が多くいる空間にいるだけで吐き気や、腹痛がする体質だったのですが、ある日学校に行けなくなりました。
元から休みがちだったのですが、その月は一週間丸ごとお休みさせていただきました。
何もできなくて、学校には行きたくなくて、いけなくて
親から叱られて、生きたくないと暴露しました。今ならもっとうまく説明できるのでしょうが、あの当時は精神が死に向かっているからか、生きたくない、死にたいしか言えませんでした。

親は納得してくれて、精神病院に連れていってくれることになりました。
病院たらいまわしなどありましたが、私を見てくれる病院が見つかり、ある程度かかりましたが診察してくれることになりました。

診断結果は、鬱と発達障害でした。

発達障害といっても、グレーゾーンより少し重い程度だと思います。
私の発達障害はアスペルガー、対人関係ができない障害です。

鬱になった理由は、高校三年間毎年家族の不幸と家庭不和によるストレスや発達障害由来の生きづらさが重なった結果だと思います。

あの日のことはよく覚えていて、発達障害と診断してもらった直後今まで辛かった理由がわかって涙や鼻水が止まらずぐちゃぐちゃな顔で、泣きはらしていました。
母親が隣でずっと、気づいてあげれなくてごめんねと謝っていた記憶があります。

帰りに幼馴染から電話がありました。
なんとか話せたのですが、家に帰って家族の声を聴いた瞬間涙が止まらなくなりました。そして、過呼吸が起こり私は今まで通りではいられなくなりました。

母親以外が自分に話しかけてくるのが怖くて、耐えられませんでした。

お風呂に入りなさいと一階にいる父の携帯で母から電話がかかってきたのですが、それが怖くて泣いてしまうこともありました。
そして、お風呂場にいるときドアの向こうから家族におやすみと話しかけられたとき、私は恐怖で立っていられなくなりました。


学校は病院からもらった薬を飲んで足りない単位だけ出席して何とか卒業できるようにしてもらいました。高3の十月だったので転校という形にも、どうにもできなかったのだと思います。

そして、家にいるとき私はずっとにじさんじの配信を見ていました。

元々にじさんじは二期生の剣持刀也がすきで、ミラティブ時代から追っておりました。
当時は剣持と並行してもう一人好きなVtuberがいたのですが事務所の問題で引退済みだったため剣持だけを見ていました。

上記で家族に不幸があったと書きましたが、その影響で母は仕事を増やして決して安くはない私の薬代や家族の病院代を稼ぐためにがんばってくれていました。
それが、辛くて死にたくて生きられませんでした。

剣持やにじさんじを見ているときは死から逃れられました。


上の三つは例ですが、なんでもない会話に助けられました。

誰とも会話できず、過呼吸を起こすだけの毎日で癒しや笑いを与えてくれました。
苦しくて、生きられなくて、辛い時に助けてくれました。
コメントであっても私を笑わせてくれたり、面白いゲームをプレイさせてくれたりいろいろしてくれて助けられました。

配信を見ていると一階で会話する家族の声がかき消されて、安心できて誰にも話しかけられない私の無敵の空間が完成しました。


でも、まだ死にたい気持ちは変わりませんでした。

そんな中、積みゲーになっていたテイルズオブデスティニー2をたまたまプレイすることがありました。
カーテンが閉じられている薄暗い部屋の中、テレビだけを見つめていました。
そんなとき、主人公のカイル・デュミナス君がいったセリフに心を撃ち抜かれました。

「あのさ、ジューダスは相手のヒミツ、全部教えてもらったら好きになれるの?」
「そうじゃないよね ヒミツがあってもなくても、関係ないんだ そいつが、好きかどうかってだけさ」
「だから、ジューダスもそうだよ ヒミツがあっても・・・・」
「いや、ヒミツがあるところ ぜ~んぶ含めて ジューダスが好きなんだよ!」

セリフ自体はそこまでなく、二分ほどのシーンですが学校に行けず世間やネットではあまりよくない印象で見られる発達障害や鬱の私は、自分にいわれてるようでうれしくて涙が止まりませんでした。
今確認のため見直しているのですが、やっぱり大好きです。

私は発達障害のASDなので白黒思考だったりします。
柔軟な対応ができず、こうでなくてはいけないというこだわりが強いです。

そんな私に、カイルくんは、テイルズは答えを教えてくれました。
私がずっと苦しんでわからなかったコトを教えてくれました。

17年間ずっと苦しんでいたことに答えをくれたのがうれしくて、耐えられなくなりました。
自分の弱さが無理で、耐えられなくて完璧でいなければいけないとずっと思っていました。

そんな自分もカイルくんのようになれたら、優しく包んであげられると思いました。


死にたい気持ちはある程度消え去ってくれました。

生きたいという気持ちは湧きませんでしたが、なんとか生きてみようとそう思えました。
2024/07/22にサービス終了するテイルズオブザレイズというゲームにカイル君は登場しており、彼の新しい姿が見たいと思って少しだけ頑張れることを続けていました。

にじさんじも、人数が増えてきて大会や企画が多くなってきた頃でした。
あの配信気になるな、がんばろうかなと思えることが多くなっていきました。


2019年の十月ごろから、今に至るまで私は一人で外出ができません。
自動レジじゃないと買い物すらできません。

病院にある程度通ってわかったことですが、私は対人恐怖症を患っていました。

その影響で人前に出ると急激なストレスで耳が聞こえなくなったり、目が見えなくなります。
おそらく完全に完治するのは難しいと思うのですが、カイル君やにじさんじに助けてもらった影響で、頑張りたい夢ができました。

誰かの助けになることです。
誰かの生きがいになることです。

ネットで小説を書いたり、もともと好きだったジャンルの依頼をいただくことが最近増えました。誰かの助けになれた、社会の歯車になれたことがうれしかったです。下がりに下がりまくった自分の自己肯定感が上がった気がしました。

現在病院代などは自分で稼いだお金で支払っています。
自立支援制度などは使っておりますが、自分でできることは自分でしていっています。

困ったら支援を頼ってください。


あと、外に出てしたいことの夢もできました。

献血をしてみたいという、夢です。
小学生のころ学校においてあった献血のぬいぐるみに一目ぼれをしており、いつかぬいぐるみさんのために献血したいとずっと思っておりました。
女性は18歳以上からという規則があり、ずっと憧れていました。

精神薬を飲んでいると献血できないのですが、いつか精神薬なしでも生きていけるようになったら献血をしてみたいと思っております。






もし、これを読んだ人間に子供、兄弟が同じ症状かもという人がいたら手遅れになる前に精神病院に連れていってください。
手遅れになったら、私のように四年も、きっとそれ以上も苦しみます。
私のように苦しい思いをしないでほしいんです!

見知らぬ誰かであっても幸せでいてほしいんです。
だから、勇気を出してほしい、お願いします。

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