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大部屋とTバックと私 〜コロナワクチンの副反応で入院している話〜

 

ワクチンの副反応で入院してします。病状落ち着き余裕が出てきたので記録を残したいと思います。

あらすじ:職域接種→軽い筋肉痛と胸の痛み程度→翌日夜からじんましん→病院→自宅療養→腫れすぎて息苦しい→救急車→緊急入院→1週間経過←今ココ

思ったより大変な思いしたw 
人のためではなく自分のために記録を残します。

ワクチン接種


◆7/9(金)接種当日
職域接種。母親も連れで自分の会社へ。まるで会社参観。親孝行気分。合わせて時間有給を使って神楽坂散歩とランチ。るんるんやで。帰りの電車で胸の傷みを感じる。

◆7/10(土)接種1日後
軽い筋肉痛。でもそれだけ。緊急事態宣言が出る前に外でお酒が飲みたいと思ってスパへ。サウナ後のビールを決める。最高だ。
20時には帰宅しTVを見つつゆっくり過ごす。なんか体かゆいかも〜〜と思ったらちょっとブツブツでて来た。

健康優良児すぎて「もしかして虫刺されかな」くらいに思って寝ようとする。時間の経過とともに増えて来た。野営してないし虫じゃないわ。無視して寝ようとしたけど痒すぎて眠れずググる。

「副反応 じんましん」

そんな出でこないし。かゆいし不安になって来てコロナホットラインに電話。深夜かつ翌日は日曜なので営業してる病院教わっておわり。保冷剤を体に乗せて睡眠。おばあちゃん死んだ時の棺桶を思い出した。


◆7/11(日)接種2日後
全身じんましん。顔も。やばい。開始時間に病院へ。熱あった。痒すぎて気づいてなかった。申請なく来てごめん。隔離して受診させてくれた。

しこたま薬をもらう。疲れた。翌日も休むことにした。


◆7/12(月)接種3日後
朝:起きたらちょっとマシになって来た。あー良かった。
夕方:と思いきまた色濃くなって来た。
夜:21時には布団に入ったものの苦しさで起きる。
深夜:諦めて深夜3時。鏡を見る。明らかにおかしい。口は腫れ瞼も開かない。だれ? え、だれ?

ホットラインに電話。症状の説明。「病院行こっか〜お母さんかお父さんにお電話変わってくれる〜?」と窓口の人。

最初に20代って言ったけどアラサーなんす。同棲解消しておめおめ実家に戻った子供部屋おばさんなんすよ、とも言えず素直に父を起こし対応依頼。

詳細は端折るが自力で病院を探すことは諦め119。病院へ、あんまり覚えてないけど熱は40度近かったけど点滴してもらって楽になった。

入院すべきだけど皮膚科がないから紹介します、とのことで紹介先があくまで休ませてもらった。

緊急入院


◆7/13(火)入院1日目
タクシー乗って皮膚科がある病院へ移動。
2〜3週間入院が必要と診断。そのまま緊急入院。

血栓の出来やすさが平常値の100倍とのこと。100倍てw ミスだろと再検査してもその数値で追加でCT。造影剤怖かった。ラジエーションハウスだ〜〜〜って思って車椅子にただ座っていた。
単発とは思いつつ母親に車椅子を押させて心が痛かった。

私はまだ親の車椅子を押したことはない。

手続き済ませ個室へ(熱高いと個室になる)
利き手のひじに刺された点滴を付け直すため一旦外しシャワーへ。が、これがミスだった。

シャワー中体調悪くなり休み休みでなんとか服きて看護師さんを呼ぶ。白衣の天使だった。これマジだね!マジ天使だった。

苦しくても助けてくれるプロがいる安心感と傷みで大泣きしてしまった。しかし状態は悪化し両手に点滴が刺さらなくなってしまった。手の甲も失敗。足の甲に刺された。

「トイレ行く時も看護師呼ぶ呼ぶようにね」とのこと。

恐怖で泣いていた。


◆7/14(水)入院2日目
何もできなかった。喉が詰まってて食べるのも苦痛だった。

足はパンパンだから自分の体重が苦痛だし
立ち上がる腕に力を入れたら腕が痛んだ。
手足が腐ったクリームパンになった。

トイレに連れてってもらって気づいたら泣いていた。スルーされた。今日の看護師は天使ではなく接客業の普通の人だった。


◆7/15(木)入院3日目
深夜に目が覚めた。息が苦しくて。でも耐えるべきなのか不安になった。もう少し我慢しようか・・・で45分頑張ってナースコール。

酸素濃度は足りてるらしい。ちょっと気持ちが安心した。苦しみの正体の半分は不安だったのかもしれない。

ばいきんまんにボコボコにされた顔してた。
夕方になって調子が良くなって来た。ブスだけど元気だ。全裸監督を見た。ちょっと罪悪感が湧いた。


◆7/16(金)入院4日目
再度血液検査をした。100倍の異常値は正常になった。
点滴と心電図みたいなやつが取れた。関節が見えて来た。

急激に赤い斑点が消えた。


◆7/17(土)入院5日目
経過観察の写真を撮られた。
かゆみ減らしのために黒レースのTバックを履いていた。パンツ紐の圧迫は命取りだ。
むくみでパンパンになったが斑点の消えた足をカンファレンスで大勢の医師が見るのだろう。ここで見せるはずじゃなかったんだ、と黒のレースが泣いていた。

熱が37度前半に落ち着いて来たので大部屋へ移動した。


◆7/18(日)入院6日目
父が荷物を持ってきてくれた。みかんとメロンとゼリーがあった。前日電話で「食べたいものはないか」と聞かれて「食べれる気がしない、食べたとて優しいやつ、フルーツならば、みかんとか」と投げやりな回答に1000%で返された。ちょっと泣いた。
だいぶ余裕ができて来た。本を買った。


◆7/19(月)入院7日目
37.9度にまた上がる。なんなん。全身だるい。
そろそろ余暇になるともったら思ったより療養だな。


◆7/20(火)入院8日目
肌の状態自体は良くなったので減薬開始。
ステロイドは急にやめられないらしい。これから退院に向けた動きだ。薬を減らしてぶり返す可能性があるってことだったけど今のところいい感じ。これを書く気力に至った。

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ってな感じで入院中。
今の楽しみはシャワーですね。

あとご飯意外と多くて美味しくてびっくりしてる。
もう食べれてます。まだ微熱状態が続いててやっぱり体は何かと戦っているみたいだけど
脳みそが別で使えるようになって心に余裕ができました。
レアな経験してるな、思ってメモ

振りかえり

(まだ療養中だけどw)
・スマート家電欲しい
助手さんで出来ることもナースコールで看護師さんを呼ぶの心苦しかった
スマート家電的なもの欲しかった


・看護師へのセクハラはマジで罪
病院で働いてる人すごい・・・ありがたい・・・
たまにセクハラとか聞くけどそういう人は本当に・・・ダメだな


・コロナ
受け入れ先を探してもらうの大変だったし
外出禁止だし面会禁止だ。私はいいけど、今生の別れになる人もいる。外に出るのが怖くなった。


・心の余裕
お金めっちゃかかってる。でも保険とか会社の補助でどうにかなるだろと思っている(まだ調べてないけど)こういった心の余裕は普段の生活の基盤から生まれるんだなと思った。


・親偉大&結婚てやばい
アラサーにして頼ったのは完全に親。これ結婚してたら旦那さんに頼むの?やばくない?結婚てやばくない?無理だけど孤独死はしたくないと思った。


・仕事
正直最近すごく頑張っていた。用意してた資料は人に引き継いだ。私がいないのは正直相当痛いプロジェクトがあると自分で自覚できた。よくも悪くも。追いつくの大変そうだな、と思いつつも今はもう考えるのやめた。


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退院したら美味しいご飯が食べたい。
お風呂に入りたい。
あとはとりあえず親に何かプレゼントを買おうと思った。

2回目のワクチンは受けれません。私は受けたかった。ニュースを見る目線が「自分が不利益を被らないか」という立場に変わってみようになりました。

余裕ができた分知らない人と同室で暮らしていることを想像して眠れなくなってきた。

カーテンを1枚隔てて知らない人が眠っている。たまに唸っている。これが旦那の吐息であれば良かったのにな、と思った(婚活病)

おしまい。

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