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インコの運命

 我が家のインコたちはペットショップでの一目惚れでうちに来た。
通学路の途中にあるペットショップでは、平成生まれでもうすぐ4歳になるコザクラインコのメスがいる。

その子はタイガーチェリーで、気性が荒く、ケージに顔を近づけたり。手を寄せると大声を出す。
だんだん見ていたら、愛嬌もあってカワイイ仕草もしてくれ、顔がほころぶ。

でも、連れて帰ってやれない、ごめんよ。すでに二羽の責任を負ってるからね。

もし、インコと暮らしたいと思う人がいても、3歳だと手乗りにするには少しの根気と時間、愛がいると思う。
店員さんは、あの子はなかなか荒いよと笑っていた。

この子は、なんとなく売れ残ってしまったのだろう。顔も可愛いし毛艶も良い。
この店には、3歳を超えるコザクラとボタン、オカメが合わせて4羽いた。健康そうで良かった。
立地が超ビジネス街、そこに広いペットショップがあるのが違和感でしかないので、余程の一目惚れを期待しなければ、このままケージ生活になるのかな。

行く先が決まっても、飼い主に大切にされるとは限らないし、かごにいるしかないならペットショップのほうがいい環境かもしれないが、4年近くもケージにいたのかと思うと、申し訳なく思う。

ペットの運命は、ペット自身でどうにかできなくて、人頼みなもの…

どうか残りの寿命を、ラブバードとして幸せに過ごしてほしいなといつも願っている。


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