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犬とお散歩と個性と気分

犬とお散歩はワンセットに考えがちだけど、実はそうでもなかったりする。

我が家の愛犬チョコは冬の間、ほとんどお散歩へ行かない。
先住犬もお散歩が嫌いで、お家でまったりとマイペースにくつろいで過ごすのが好きだった。その結果、お散歩へ行くことはなく狭いアパートの室内だけど、そこそこ自由に楽しく暮らしていた。

もちろん、先住犬もチョコもお散歩に誘ったり、何度も何度も繰り替えしお散歩のトレーニングをしたり、あれやこれやや手を尽くした。
先住犬はわたしにとってはじめて一緒に暮らす犬だった。だからその当時は「犬とお散歩はワンセット」だと思い込んでいて、お散歩が嫌いなこと、お散歩にいかないことに頭を抱えた。

そのことをかかりつけ医に相談すると「人間だって運動が好きな人と嫌いな人がいるでしょ?それと同じように犬の中にもお散歩が好きな子もいれば嫌いな子もいるんだよ。犬自身が嫌がるなら無理に行く必要はないよ。」と言ってくれた。

一般的に、犬にとってのお散歩はストレス発散になったり、脳への刺激になったり、体力や筋力の低下を防いだりと、結構大事な役目を担っている。

でも、かかりつけ医は「犬がお散歩に行きたいときだけ行けばいいよ。」といった感じで、お散歩を強制することはなかった。

その一言で、わたしはなんか少し心が軽くなった。
お散歩を好きだと愛犬に思わせてあげることのできない“ダメ飼い主”という自分が自分につけたレッテルがなんか少しだけ薄くなった気がしたから。

そしてかかりつけ医の一言で、愛犬のお散歩へ行きたくないという気持ちも、お散歩へ行きたいという気持ちも尊重できるようなった。

お散歩が好きなのも嫌いなのも、気分で行ったり行かなかったりするのも、寒いときは暖かいお部屋から出たくないというのも、春になったからお散歩へ行きたいというのも、全部その犬の個性や気持ちとして受け取れるようになった。

だから今は「犬とお散歩はワンセット」だなんて思わない。
ただ、中には犬とお散歩はワンセットなんだなと思うほど、お散歩が大好きで、お散歩が生き甲斐になっている犬もいることは確かだ。

それもまた、尊重して大事にしてあげたい。



と、いうことで。
愛犬の気持ちを尊重して朝のさんぽを再開しました。


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