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良いコーチになるために最も優先すべき能力とは何か?

 皆さんは、良いコーチ(指導者)になるためには、どのような能力が必要だと考えますか?
 良いコーチに必要な能力とは...豊富な知識? それとも、コミュニケーション能力?それとも他? 恐らく良いコーチになるためには、色々な能力が必要でしょう。
 ただ、この記事では、私が考える「良いコーチになるために最も優先すべき能力」とは何かについて書いていこうと思う。

※ここからが本題です。
 まず始めに、良いコーチになるために、最も優先すべき能力とは、選手を理解する能力(選手一人ひとりの性格を知る能力)であると考える。理由としては、相手(選手)を理解している上でコーチングを行う方が効果的だと考えるためである。選手とコーチという立場が異なる関係であっても、人対人であることに変わりはない。そのため、人が人との関係(人間関係)を構築していく上では、どのような人であるのかを理解する能力が必要であると考える。また、この基盤(相手を理解すること)を作っていくためには、対話によるコミュニケーションという手段を取ることが有効的であると考える。

 例えば、スポーツでは、よくコーチが選手に指導する場面があると思うが、この場面において、長い時間(15分以上)話を聴けない選手が15分以上コーチの話を聴くと、どうなるだろうか。恐らくは、選手の聴きたいという気持ちが時間の経過とともに低下し、最終的には、何を話していたのか聴いておらず、意味のない時間になってしまうだろうと考える。

 しかし、この場面において長い話が苦手という選手をコーチが理解していると、3分程度で端的に指導することができ、意味のある時間になるだろうと考える。この際に、重要な点としては、コミュニケーション能力ではなく、長い話が苦手な選手がいるということを理解する能力である。理由としては、豊富で優れた知識をもつ指導者が良かれと思い、共通言語によるコミュニケーションを通じて15分以上も指導したとしても、相手を理解する(相手に合わせた)指導方法でなければ、選手に豊富で優れた知識は伝わらないためである。また、仮にもこの選手が聴覚障害であり、その事実を理解していなければ、言語によるコミュニケーションは意味のない時間となってしまう。

 つまりは、コーチの能力として選手との人間関係を構築していくためには、その選手を理解することが最も重要な能力であり、この能力を獲得するためにコミュニケーションという手段を利用して知識を伝達していく必要があり、これが良いコーチの条件だろうと考える。

まぁ、とは言え、良いコーチを決めるのは、コーチングを受ける側(いわゆる選手)が主観的に判断することだから、何とも言えませんがね(笑)💦

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