見出し画像

目標を実現するための4つの行動手順

1.目標の定義付け
 

 まず始めに、テーマにある「目標」に関しての定義付けを行う。目標とは、目的の下に存在する具体的な到達水準である。つまり、目的とは成し遂げたい内容(実現したい事柄)であり、この内容に到達するためには、具体的にどこまで達する必要があるのかといったように到達水準(達成水準)を定めたものが目標である。そのため、目的なくして目標の存在はあり得ないのである。 

2.行動手順その1

 次に、目標を実現するための具体的な行動手順を大きく4つに分けて述べる。1つ目の手順としては、目的と目標の明確化である。これは、当たり前ではあるが、目標を実現するためには、実現したい目標を創造する必要がある。また、この目標の上に目的(成し遂げたい内容)を創造する必要がある。

3.行動手順その2


 2つ目の手順としては、明確化した目標に対して、どのような行動をとっていくかといったように目標に達するための具体的な行動(アプローチ方法)を明確化にすることである。具体的な行動に関しては、バックキャストという思考方法で考える。バックキャストとは、ある目標において、この目標に達した自分(未来の自分)を想像した上で現在の自分を振り返り、未来と今の自分にはどのような違いや差があるのかを考え、その差を埋めるために今から何をすべきかを明確にするといった発想方法である。 

4.行動手順その3


 続いては、3つ目の手順だが、ここまでの2つの手順は、あくまで考える作業に過ぎない。大事なことかつ3つ目の手順とは、考えた上で行動することである。                   

 では、なぜ行動することが大事なことであるのかをある法則に基づき述べる。人が成長するためには、70:20:10の法則で決まる。この法則は、簡潔に述べると、人の成長の70%は直接体験で決まる(残りの30%は間接体験)ということを示す法則である。そのため、行動し、直接的な経験をしていくことが成長につながりやすいのである。 
 
 つまりは、上記で述べたバックキャスト思考により、今から何をすべきかを考える作業だけではなく、この考えを基に行動する(直接体験する)ことが未来の自分へと成長する(今の自分と未来の自分の差を埋める)のである。

 ただ、これらの行動手順のみでは、必ずしも目標を実現できるとは限りません。理由としては、人の成長を最大限に引き出せていないためである。確かに、人が成長するためには、直接体験が必要不可欠と言っても過言ではありません。 
 
 しかし、人が最大限に成長するためには、直接体験の他に、間接体験で得られる30%の成長も必要不可欠である。そのため、他者からのアドバイスや研修や読書などといった間接体験での成長も必要である。そして、これらの直接経験による70%の成長と間接経験による30%の成長には、個人差があり、これらのバランスをコントロールすることが最大限の成長につながると考える。

5.行動手順その4

 
 最後に、4つ目の手順としては、繰り返し継続することである。上記で述べたように、目標とその実現方法を明確にする(考える)ことに加えて、この考えの基づき行動することはとても大切である。ただ、必ずしも考え通りに行動することが成功する(成長する)とは限らない。むしろ、失敗することが多いかもしれない。ここで、重要なのは、再度考え直し、行動するといった「考える→行動する→考える→行動する」を繰り返すことである。

 人は、必ず失敗をする生き物であり、この失敗から新たな考えを生み出し、この考えを基に行動することを目標が実現するまで何度も繰り返し継続することで、失敗体験が成功体験に改善される。この行動手順に従って継続していくことによって、理論上、最初に創造した未来の自分にたどり着くことができ、最終的に目標を実現することが可能となる。

No Action No Chance!! さぁ、頑張ろう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?