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ハッピーリタイアメントとは何か?

みなさま こんにちは
記事にアクセス下さってありがとうございます。

定年退職 という言葉にどのようなイメージを頂きますでしょうか?
就職・就業による収入を得るスタイルに終わりを告げて、経済的自由の始まり!という祝い事のイメージでしょうか?

それとも、まだまだ働ける人も年齢という区切りで一律処遇し、年齢差別に近いもの、とても受け入れられない暗いイメージでしょうか?

日本でのムードとしては、最近は、まだまだ活躍できる人の処遇を引き下げる暗イメージが強くなっているようにも思います。定年再雇用 という制度により、まだ働くのに処遇が変更(悪く変更)になるだけ という結論に達してしまう場合も、多いのかもしれません。
ただ、該当年代の個人が不満をちょっと訴えたところで、この制度が簡単になくなるとも思えません。

60歳からの人生が一番充実 という言葉もあるぐらいに、定年退職をハッピーにできるにはどういう心構えが必要かを考えてみたいと思います。

なぜ日本では定年退職制度が一般的なのか

日本では、やっぱり、終身雇用という言葉に代表されるように、従業員の都合以外では正社員雇用の終了が定年以外ほぼできない雇用制度 があるためでしょうか。

定年退職の時期までに、その終身雇用のメリットは(個人毎にそのメリットの享受の度合いには差があるあるとは思いますが)、同世代では享受した上での、定年での雇用終了なので、その年代になって納得いかない といっても、もう定年時期までのメリット受けた後だしね、、となってしまいそうです。

個人でできることは、そのこれまで享受してきた世代メリットは冷静に受け止めつつ、雇用変更時期に早い段階から、気持ち面でもスキル面や習慣面でも切り替え準備をして、自分でこのリタイア時期をハッピーにするように中長期で準備する ということです。

日本での定年退職の新たな段階

定年退職のイメージ写真って、大体、男性が、なぜか若い女性社員から花束を受け取る写真じゃないですか? 花束を持って帰宅し、家で待つ、妻が労ってくれるとか、くれないとか。
終身雇用の正社員、定年まで勤務する方が、雇用上男性しかほぼいなかった 事実に基づき、定年まで勤めるのは、男性 というイメージが固定されているのかもです。

とはいうものの、男女雇用均等法開始に道を切り開いてきた女性の方も、定年世代に入ってきている状況も見過ごせません。きっと、この世代の方の定年の性別差がなくなってきた段階で、定年退職が今よりもポジティブな側面も追加されてくるんじゃないかと、後輩世代としてかなり期待しています。

定年退職は寿退職と同じ?

今の、中高生ぐらいの子供達は、「寿退職」という言葉は何のことか分からないそうです。なんか、言葉的に、おめでたそうだから、コトブキ退職は、ハッピーリタイアメント 定年退職か? と子供が言っていました。

女性社員の定年(当然退職)が、結婚するまでとか、30歳までというような時代があったとは、今となっては想像もできませんが、今の定年世代の方は、女性の同僚が、コトブキ退職で職場を去る という送り出しイベントはご経験があるのではないかとも思います。コトブキ退職という名前だったからと言って、男性がコトブキ退職することはなかったのだと思うのと、ほんと、女性か男性かですごい差のある世界観ですが。。

寿退職が一般的ではなくなったように、定年退職もそのうち、長い労働文化の変遷をたどり、日本でもなくなっていくのかもしれません。ただ、それには、企業体力と関わらず、個人評価や事業再編による途中解雇がより柔軟にできてしまう制度変更とセットと想像するため、良いことばかりではないことかもしれません。

個人として定年退職に向けてできること

社会全体としては、なんか年齢で区分をつけるのは変だな という感想は当然あります。かつて、女性だから、結婚したから という区別が今となっては変だという感覚にに変化していったものと似たような。 ただ、社会全体の仕組みや文化が、そう簡単に変わらないことも想像できます。

このnoteで中心的に書いている、退職金 も、退職前の段階では会社がかなりおせっかいにやってくれている仕組みとも考えられますが、受給の直前に自分ゴトにするのではなく、もっと早い段階で自分ゴトにやっていけたら、その不安ももっとやわらぎ、むしろ新しい始まりの期待に変えていけるのかもしれないとも思います。

個人としてできることは、定年退職を自らハッピーイベントにできるように、(少し長い時間をかけて)自分で準備し、整え、実際に実行することでしょうか。
定年退職がハッピーリタイヤメントとして実現するように、先人の知恵に習い、準備、工夫していきたいと思います。

今回も、お読み頂き、ありがとうございました。

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