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エ "ホ・オポノポノ" ありがとう ごめんなさい 許してください 愛しています

知人女性がアロマを通してヒーリングやしあわせを提供することを始められたと知って著作を読ませていただいたことがあります。その時に初めて知った " ホ・オポノポノ" で、彼女の本には「人生が変わる」と明記されています。

ハワイの民俗信仰だそうです。天(大宇宙、大自然)のはたらきから受ける恵みに感謝し、みずからの内面を静かに見つめ、その内面に天から授かるメッセージとシンクロしながら「ありがとうございます、愛しています。 ごめんなさい、許してください」と、俗世間に生きる実在の自分が内面の自分に語りかける感じです。 内面の自分のことを "インナーチャイルド"、 ハワイの言葉では "ウニヒピリ" と称するそうです。

教義に鋭い方から見ると異論もあるかもしれませんが、仏教の唯識と近いのではないでしょうか。詳しく学んだわけではありません。ただわたしが存じて信頼している知人の彼女の人柄から思うことは、これは詳しく学ぶよりも、難しく考えずにそのままその世界に浸っていくことが必要であろうと実感しました。お念仏や禅との親和性をものすごく感じます。

お坊さんの法話に、仏法は鏡だと聞きます。こちらから願うのではなく、すでに願われていうとも聞きます。お仏壇の前でお念仏させて頂く時の、正直なすなおな自分の心の中は「ありがとうございます、愛しています。 ごめんなさい、許してください」に近くないでしょうか。山梨のグリーンツーリズムの施設で座禅をした時に自然と交わる感覚が生じた時も「ありがとうございます、愛しています。 ごめんなさい、許してください」とさほど違わなかったと思います。

ハワイには行ったことも無く想像の域を出ませんが、ハワイに行った僧侶やそのご家族の方のお話を聞くと、まさに " ホ・オポノポノ" 的な世界を感じます。

この世界は、道徳ではありません。先祖供養でもありません。教義の解説の分野でもありません。いま生きている自分が、なぜこうして生きているのか、だからどういう方向を向けばいいのかを、ただ天と交信しながら見つめていく。その "コツ" みたいな感覚が上手にできると、自己肯定感が芽生え育まれ、そして無理なく自然に新しい事へのチャレンジや周りの方との協調性が進んで行くと思います。

自分にとってのほとけさま阿弥陀さまも、かように寛容でゆるぎないはたらきだと思っています。その知人と宗教観について具体的に語ったことは無いものの、おそらく共通の何らかのはたらきを見ているのではないかと思います。