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1年で30キロ。アラカン女の”生き直し”ダイエット!#5 これが、やせる買い物だ! エリーのダイエット・ショッピング。

日曜朝9時、OKストアにレッツゴー

コロナにかかり、肥満・高脂血症・高血圧などの基礎疾患のため入院するほどまでに症状が悪化した私は、大いに反省し、体質改善とダイエットを決意しました。そんな私の前に、旧友エリーがひょっこり現れました。偶然にも彼女は1年で20キロの減量を果たしていたのです。彼女を師匠とあおぎ、ダイエットのいろいろを指南してもらうことに。まずは食生活のテコ入れです。それまでの私は、気が向いた時でないと自炊はせず、ほぼ外食。食べたいものを食べたいだけ、時間も気にせず(真夜中でもかまわず)食べ、お酒も毎日盛大に飲んでいました。(だいたい缶ビール一本とワインを1/2本。少ない日はワインが9%の缶チューハイロング缶になるくらい) 入院中、お酒は飲めませんでしたが、意外に我慢できました。(正直いうと、飲まない方が体は断然楽です。ただ、気持ちが折れちゃったときとか、一息つきたいときには、お酒が欲しくなってしまうんですけどね…。) 退院してもまだまだ本調子ではなかったので、断酒はしばらく続けることにしました。エリーに言われて買ったホットクックも使い始めていましたが、我流でした。
 エリーが、「じゃあ、そろそろ、買い物行こうか。私のノウハウを伝授するよ」と言ってくれたので、退院して一週間ほどたったある日、つれだってショッピングに出かけました。
エリーのおすすめのお店は、OKストア。スーパー業界の中ではお客様の満足度がとても高いチェーン店だそうです。私の自宅から徒歩10分くらいのところにあるのですが、駅⇔自宅の経路からはずれているため、行ったことがありませんでした。
当日は日曜日。朝9時、お店で集合。(それより遅いと、大量買い出しのお客様で駐車場がいっぱいになってしまう、とかで。) できるだけ大きい買い物袋を持ってくるようにと言われていました。久々に会うエリーは、20キロ落としただけあって、ずいぶんすっきりしていましたが、げっそりした感じではなく、ショートパンツからのびた足は筋肉質でしまっていました。私は私で、入院中に7キロくらいは落ちていたのですが、その程度だと見た目にはあまりわからず、まだまだ立派な肥満体です。病み上がりでよろよろしていると、「今日はいっぱい買うよ! 車で送ってあげるから、どんどんいこう!」とエリーに発破をかけられました。買い物かごが二つ乗るカートを押して店内をまわります。

すべての商品を裏返せ! カロリー表示を見て選べ!

野菜のコーナー、「とにかく、野菜をおいしく沢山たべること、これが一番のポイント!」とのこと。わかっちゃいるけど、野菜、苦手なんです、正直なところ。葉っぱものを沢山とる方がいい、とはいうもののキャベツやレタスなど、半分でも食べきれないことが多くて…と言っていると、「これ、いいよ」とエリーがかごにいれてくれるのが、ベビーリーフ。農家さんが1~2人分のパックでいろいろな葉っぱをつめあわせて一袋100円~200円のものです。ベビーリーフなので農薬がかかっておらず、何なら洗わなくてもそのまま食べられる(泥などついていることもあるので「洗って食べて」と袋には書いてあります。)のが手軽でいい。(実際、切ったりちぎったりせず、手軽にそのまま食べられる、そしてなにより葉がやわらかくておいしいので、それ以降ほぼ毎日食べるほど愛用しています。) 根菜もどんどんかごにいれるエリーですが「でも、イモ類、カボチャはカロリー高いから量に注意ね!」 とくぎを刺されます。
 お肉のコーナー。エリー曰く、「体にいいのは、鶏肉→ラム肉→豚肉→牛肉の順番。だからなるべく牛をさけて鶏にした方がいいよ。」と。そして、よく見てなるだけ脂身の少ないパックを選ぶように、と。「鶏肉は、皮をはいで。あと、どのお肉も脂身のところは捨ててしまって、料理するようにね。」ええーっ!?鶏肉のうまいところって、皮じゃん!?それを剥ぐ…。私は飲み屋に皮せんべいがあれば、必ず頼むくらい鶏皮が好きなんだけど‥ま、しかしカロリーを考えればそれはそうか。豚も牛も、脂身は甘くておいしいのだが、ここはぐっと我慢することにしよう。「ささみに塩コショウしてビニール袋に入れて、ホットクックでゆでたら、サラダチキンになるよ。低温で、長めにゆでたら柔らかくてジューシーにできるよ。」というのもエリーの教え。これ、本当でして。ホットクックゆでささみは私の冷蔵庫の常備菜になっています。ガスコンロでゆでると沸騰してしまって、低温ゆで、というのがむつかしいんで、温度を設定してそのまま放っておけるホットクックは手間いらずで最高です。
 お魚のコーナー。私は自分で三枚におろすことができず、だいたい切り身かお刺身を購入します。「なるべく青魚ね。」そうだね。トロや貝類も食べたいけどね…。「あと、わかめとかもね。」はい。何かの番組で鈴木保奈美さんが、生わかめをごま油でささっと炒めただけのが、すごくおいしい、といって実演していたなー。海藻類、大切だよね。
 調味料のコーナー、めんつゆやオリーブオイルが切れていたので探していると、エリーが「とにかく、全てひっくり返してカロリー表示を探す。そして比べて少しでも低いものを選ぶ! これすべてにおいてそう!」とのこと。ひえ~…。いつも気にせず、うまそうなものを選んでいました…。最近はどの食材にも「低糖質」の商品が出てきているので、確かによくチェックすればダイエット効果ありかも。ドレッシングのコーナー、「ま、基本はノンオイルだね。」と…。これまで、最も選ばなかったもの、それがノンオイルドレッシング…。だって私、こってり好きなんだもん。バイキングでサラダのドレッシングを選べる時も、だいたいさらっとしたのではなくて、どろっとしたのをかけるたち。だから、こんなことになっているのだから…と観念。しかし、ノンオイルドレもなかなか充実したラインナップで、ゴマだれやサザンアイランドもありますね。ノンオイルではないけど、おいしくてローカロリー(15gあたり18カロリー。ノンオイルのものがだいたい5~15カロリーなので、かなりいい線。)といってエリーがすすめてくれたのがキューピーの「レモンドレッシング」(これ、おいしくて、なんにでもあい、飽きずに食べられます。) と「黒酢たまねぎドレッシング」。孤食の私は、小さめのドレッシングをいろいろ買って、どれがおいしいか試してみよう。
めんのコーナー。まもなく出勤だったので、昼ごはんをおそばにして低カロリーですませようと流水麺を物色していると、カロリー表示をみたエリーが「うん、まあまあだけど、麺だったら置き換え麺という手もあるよ。」と。すすめてくれたのは紀文の糖質0g麺。おから・こんにゃく麺で、平麺・細麵・丸麺などの種類があり、ゆでたりあらったりせず、水を切ればそのまま食べられます。一袋なんと13カロリー。流水麺だと200カロリーはするからなー…。「鍋の〆なんかにもばっちりだし、夜中に小腹がすいた時に、このカロリーなら罪悪感なく食べられるでしょ。」 (その後、麺についてはいろいろな置き換え麺を試してみましたが、こんにゃく麺は この紀文の麺以外はどれも、味としてはつらかった…。お豆の麺はZENB NOODLEがおいしいです。でもちょっとお高い。)
 パンコーナー、「全粒粉とか、ライ麦とかの方が、白い食パンよりいいよ。」、乳製品コーナー「ヨーグルトは脂肪ゼロのにする。牛乳は、私はカルシウムが不足しがちなので「Ca鉄」が多いけど、あなたは低脂肪とか無脂肪の牛乳か、あとは豆乳だね。」
 とはいいつつ、パンコーナーのそばでは、「OKのピザはおいしくて人気なんだよ。目標体重までいったらご褒美に食べてみ。」、お惣菜エリアでは「ポテサラ、家で作るの面倒だから、買っちゃっていいよ。一度に食べる量を少なめにね。」「お惣菜もうまく使っていいんじない?全部自分でやるのなんか、続かないから。揚げ物は避けてね。」冷食エリアでは、「カット野菜とか、冷凍の野菜や果物も使って時間短縮してよし。」そして、「私、アイスクリームがどうしてもやめられなくて、このシリーズ愛用してるのよ。」とみせてくれたのが、グリコのSUNAOシリーズ。少しは息抜きがないとね!
「一食500カロリーで、一日三食で1500カロリー、それにおやつで100カロリー、あと、お酒をワイン一杯かもうちょっと」という計算でエリーはやっているらしい。入力すれば全部カロリー計算してくれる「あすけん」というソフトがあるんだという。私は当面お酒は飲まないので、エリーのカロリー計算からお酒をひいた分の1600カロリーくらいのつもりでいけばいいのかな?(入院前の私は、毎晩ビールレギュラー缶一本、缶チューハイロング缶1本は少なくとも飲んでいたわけで、それだけですでに500カロリー…お酒ってそんなに高カロリーなんですね…!!)

必勝のポイントは、ホットクックと勝間レシピ

レジで精算をすると12000円くらいになっていた!!!! エリーはお酒も買っていたので、もっといっていたかも。エリーの車で送ってもらい、買ったものを自宅の冷蔵庫に入れたら、もうパンッパンだった。エリーは、さらに丁寧なことに、「とにかく、野菜料理を充実させて。ホットクックなら楽にできるから。これ参考にして。」とレシピ本を3冊くれました。
「ホットクックお助けレシピ 野菜のつくりおき」「作りおきサラダSPECIAL」そして「勝間式超ロジカル料理」…「私は、カツマー式の徹底的なやり方まではちょっとできないな、という感じなんだけどね。」とエリーは言ったのですが、その後、実のところ私のはらに一番おちたのはカツマーレシピでした!! という話はまたこの次に。

エリー伝授の、レシピ本。

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