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引き寄せの法則の「モヤっと感」をなんとかしたい

こんにちは。id_butterです。

ふわふわじゃないスピリチュアル学 の第三回である。
今回は異常に長い…
わたし的に書いていてすごくワクワクした結果暴走してしまったのだ。
読む人を選ぶだろうなぁ。というか個人的な趣味すぎるんだけど。
ダメだな、このシリーズ。楽しいけど、体力の消耗が半端ない。
ぶつぶつ…でも、楽しいんだよな、わたしだけが。

今日は、前回書いた「わたしたちはどんなこともできる」について、書きながらちょっともやっと感が残っていて、それについて書きたい。
これはたぶん「引き寄せの法則」と同じなのかもしれない。

「引き寄せの法則」を知らないひとのために簡単に説明すると、自分の思考やあり方を変えることによって望ましい現実を引き寄せようとするもの。
「思考が現実化する」という原則から派生したもので、

・注意と意識とエネルギーを向けるものは、良いことであれ悪いことであれ現実のものとなる
・波動は共鳴し、同じ波動を持つ出来事を引き寄せる

という考え方をベースにしている。
これだけではよくわからないので具体的に。

わたしが見たYouTubeでは、例えば恋人が欲しいひとは欲しいと思うのではなく「もうすでにいる気分で生活する」とか「恋愛漫画を読むとかして胸をキュンキュンさせておく」方法が紹介されていた。
内側の状態(波動)と同じ性質の(波動の)現実が引き寄せられるから、欲しいものと同じ状態に内側を持っていくのだ。

反対に悪い引き寄せもあって、「仕事はつらいもの」と思っている人には辛い仕事ばかりが回ってきて、「私は男運がない」と思えばひどい男性ばかりが寄ってくるようになる、ということ。

わたし自身はよい引き寄せがあまりできたためしはないのだが、悪い引き寄せについては心当たりがあり、引き寄せの法則自体はイヤイヤながら半分信じている、くらい。
けど、なんとなくモヤモヤするのだ。
前述したYouTubeのように「このようにしなさい」という実践的な話が多くて、いつも「なぜ」がよくわからないからかもしれない。
なので「引き寄せの法則」が、なぜ成立するのかについて今回は考える。
そこで、わたしがなんで信じきれないのか、である。

▼わたしなりのモヤっとポイント▼
①内側(自分)が外側(他人や状況など)に影響するのはなぜ。
②精神的なエネルギーが物質(お金など)に作用するのはなぜ。
③「同じ波動」とはどういうことなのか。

それを説明するために仮説をいくつか追加する。

▼エネルギーの性質
(本日の仮説)
 A.「エネルギー」自体には境目がない
 B. 基本的に(=意図しない場合)「エネルギー」は高い方から低い方に流
  れ、同質のもの同士は引き合い集まる
 C.「エネルギー」を意図して移動させるには4W1Hの定義が必要
 D.「エネルギー」の移動には物質を介在することも可能。
  物質を介することにより、エネルギーの弱点を補強できる。
  境界線をひき、C.の定義自体を先送りすることもできる。
  逆方向に流す、価値を変えることを人為的に行う手段として有効。

① の説明のために A を、② の説明のために C,D を、③ の説明のために B を足している。

まず、「エネルギー」自体には境目がないことについて。
突然だがよく見るこの図を使ってみる。

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この図には描かれていないものがある。
顕在意識の外側である。
外側にもエネルギーが存在している。
隣のひとの顕在意識や潜在意識といったエネルギーもあるし、ペットだって、植物だってエネルギーを発している。

そして、エネルギーに境目はない。
前回、前々回にあえてこういう言い方はしていないのだが、読んでくださった方にはすんなりご理解いただけると思う。
肉体という殻しか見えていないから、現実では他人と自分の間に境界線があるように見える。
でもこと「エネルギー」に関しては境目はないのだ。
ないというのは極端すぎる言い方かもしれない。
エネルギーにも「個」というのはあると思ってはいる。
ただ、肉体ほどの明確な境界線がなく、緩やかに両方向に移動している「エネルギー」があるということだ。
ハグされてあたたかい気持ちになれたり、コーヒーもらっただけでやる気が湧いてきたり、あるいは逆に人の悪口をいう人がいるだけでなんとなく憂鬱になったりという体験は誰しもが一回くらいあるのではと思う。

ちょっと脱線。
そしてこれが、スピリチュアルの「ワンネス」という考え方だと思う。
一人ひとりの精神、無意識も含めた自分と認識している内面世界は、外の他人やその先とつながっている。
キライな上司も、会ったことのない誰かも、すれ違う犬も、公園に咲く花もみんなでひとつの世界だということ。

これもそんなに不思議な考えじゃない、と思っている。

たとえば一人の人間も、37兆個の細胞でできていて、ひとつの世界と捉えることができる。
体内の細胞同士は境界線はあれど、作用し合う。
上司の嫌味で胃が痛くなれば、それがサインとなり、脳が薬を飲めと信号を送り、手はコップに水を入れ薬を胃に流し込む、気持ちはダウンしてあるいは翌日会社を休む、という一連の動作が起きる。
でも、ひとつひとつの細胞たちはそんなこと知らない。
知らないのだけど、作用し合い、つながってひとりの人間を形成している。
さらにひとりの人間の世界は外の別の世界(上司や会社)と影響しあう。
すべて「エネルギー」の行き来だ。
女子寮で「生理がうつる」のはよく聞く話で同じようなことが起きているという理解。

さらに脱線する。
細胞 → 人間 → 世界 はフラクタル構造になっている。
フラクタル構造についてはnoteでも誰か書かれていると思うのでこの場では割愛するけれど、旧約聖書が史実だというのと同様、幾何学は世界の理を示す学問だ。いつかこれも書きたいが今回はチラ見せ。

脱線しすぎた。話を戻す。

自分の外側にも、様々なエネルギーが存在していること。
「エネルギー」にははっきりした境界線がないから、自分という枠にとどまることなく内外を行き来し、作用すること。

ということは、「思う」という内側の精神活動はそれだけで外側のエネルギー、つまり他人の精神世界にまで影響を与えうる。
つまり、「①内側(自分)が外側(他人や状況など)に影響する」が成り立つ。
でもまあ「空気を読む」日本人には当たり前。
「空気」がまさにエネルギー。
けれど「引き寄せの法則」の原理の前提として大事な部分だと考えているのであらためて確認した次第。

だけどこれはあくまでもエネルギー同士の話だ。

で、「②精神的なエネルギーが物質(お金など)に作用するのはなぜ。」の疑問が生じる。
内側の精神世界は「エネルギー」で、外側の現実は「物質」なのに、なぜ影響するのか。
これが、ずっとわからなかった。

そこで以下の概念を説明したい。
B.を上にしたのは概念の順番的には上位にあるからだけど、説明のしやすさからC.D.を先にさせてください。

 C.「エネルギー」を意図して移動させるには4W1Hの定義が必要
 D.「エネルギー」の移動には物質を介在することも可能。
  物質を介することにより、エネルギーの弱点を補強できる。
  境界線をひき、C.の定義自体を先送りすることもできる。
  逆方向に流す、価値を変えることを人為的に行う手段として有効。

ここでお金を例に、「単なる物質じゃなく、エネルギーが意図的にのせられた物質」について説明したい。
それができれば、②に違和感がなくなりそうだからだ。

エネルギーは移動する、と書いた。
もちろん自然に行き来する。
知っている人同士、近ければその対象を意識すれば移動する。
引き寄せの法則にも「注意と意識とエネルギーを向ける」とある。

つまり、例えば知らないひとへエネルギーは流れない or にくいのだ。
注意しているところにエネルギーは流れる。
意図的に流すには、当たり前といえば当たり前だが、具体的に明確に意図する必要がある。
そう知ったのは、ヒーリングの講座に出たときだ。
エネルギーを送るには受け取り手、つまり「行き先」を定義する必要があるのだ。それは佐藤さんの友達、という符号でもいい。

つまり、「エネルギー」を意図的に移動させるには4W1Hの定義が必要
「誰に(who)」「どこに(where)」「どれだけ(how)」「どんな(what)」「いつ(when)」を意図すれば適切にエネルギーを流せる。

だけど、全部最初に意図できない、したくない、後にしたい場合がある。

お金という仕組みはその解決手段になりうる、というのがわたしの考えだ。
「誰に」や「いつ」は一旦定義を先送りし、「どれだけ」という量だけを定義することができ、相応のエネルギーをのせる?こめる?すればいい。
これがつまり、お金は「単なる物質じゃなく、エネルギーが意図的にのせられた物質」だということだ。
そして、エネルギーだけだと境界線がないため出入りしてしまうという弱点も補えるように思う。一定量のエネルギーを事前に「封入」することで、その物質にエネルギーをとどめ拡散することを防ぎ、エネルギー量を保持できる。
無限にあるのはないのと一緒、とどめて形にして他と区別することで「ある」を獲得?確立?する。
そういう性質を持つ物質や概念が現実には存在している。 
というか、すべての現実がそうなのかもしれない、と思い至っている。
物質化はエネルギーを「ある」ひいては「見える(認識される)」ということを与える。

同じように、移動の介在手段についても説明できる。
飛行機もインターネットも郵便も同じなのだけど、すべてエネルギーの「行き先」が定義されているような同カテゴリに分類されるものだが、エネルギー「量」が異なると思うと理解しやすい。
たとえば、飛行機は、人間の肉体という重たいものを動かすので大きなエネルギーが必要になる。
インターネットは情報や意思というエネルギーを伝えるだけなので軽い。
すべてはイメージなのだけど、すんなり受け取れるひとはなんとなくわかっているひとなんだろうと思う。

動かすものが大きい or 重い or 多いほど、大きなエネルギー(物質的には多くのお金だったり動力だったり)を必要とする、と考えればこの仮説は合ってそうな気がする。
物質的なお金の持つ「交換」「保存」「尺度」という役割をエネルギー的にも満たしていることになる。
そしてスピリチュアルの「エネルギー」という言葉が科学的な「エネルギー」という言葉の概念と近づいていき、すっと腹落ちする感じ。

まとめると
・エネルギーを介在する物質が存在する。
・それはエネルギーの弱点を補う。
・動かすものが大きいほど、大きなエネルギーを必要とする。
・エネルギー量は、物質>エネルギー、あるいは現実>内面、という風に重さや制約に比例する

最後の2点について補足したい。
そのためにここで「物質」と「エネルギー」について、ちょっと訂正。
前回、その違いは制約の有無だと書いた。
だけど、今、現実世界での実体、つまり「物質」が持つ制約というのは、0か100の話じゃなく、程度問題と捉えるのが正しいのかもしれない。
同じ現実世界での「物質」「実態」でも、現金より電子マネーの方が、飛行機よりインターネットの方が、エネルギーが軽い認識だからだ。
電子マネーとインターネットは現実でありながら「物質」というより「概念」に近い。
重ければ重いほど、制約が大きくかかる。
重ければ重いほど、動かすには大きなエネルギーが必要になる。
そして、軽いものほど動くまでのスピードは速い。
現代社会の進化によって、変わってきたのかもしれないけど、現実世界の「物質」が、徐々に概念化もしくは「エネルギー」化しているとも取れる。

引き寄せの法則でも「行動すると現実化が早くなる」と言っていて、それは思考に比べて行動のエネルギー量が大きいからじゃないかと思う。

ここまで長くなってしまったが、「単なる物質じゃなく、エネルギーが意図的にのせられた物質」ということをお金を例に説明した。(途中、思考が暴走して自分で自分の言いたいことがなんだったのか迷子になりかけた。)

ここまででC.とD.の前半の説明が終わって「②精神的なエネルギーが物質(お金など)に作用するのはなぜ。」がさっきよりすんなり理解できそう。
と思ってくれてたら嬉しい。

で、もう一歩。
「③「同じ波動」とはどういうことなのか。」 を説明したいのだけど、それに必要なのがこの仮説。

B. 基本的に(=意図しない場合)「エネルギー」は高い方から低い方に流れ、同質のもの同士は引き合い集まる、あるいは均一化する

均一化については、中学生くらいに勉強した理科と同じ。
コーヒーに砂糖を入れれば、かき混ぜなくても全部溶けるということ。

「同質のもの同士は引き合い集まる」現象としては、「類は友を呼ぶ」みたいなこと。
お金持ちの友達はお金持ちばかりだったり、最近では自分の収入は仲のいいグループ全員の収入の平均という説がある。
悪口を言うような嫌なエネルギーを発する人がグループから排除されたりするのも同じ。
量ではなく、質。ポジティブならポジティブ、ネガティブならネガティブ。

エネルギーが低いひとは、近くにいると嫌がられる。そちらにエネルギーが流れ、場としては均一化が進むからだ。さらにエネルギーを欲しがっているひとはエネルギーを吸い込む、逆に悪いエネルギーを発するひともいる。
また、高いひとからはエネルギーが流れてくるから、自然に人が集まる。
人気のアーティストのコンサートやカリスマ経営者のイベントに人が殺到することでわかる。
エネルギーが高いひとは人を集める磁力を持つ、パワースポット的存在だ。
人以外でも、絵や彫刻、音楽などの優れたアートには高いエネルギーがのせられていて、見たり触れたり聞いたりすることでエネルギーを受け取れるのだ、おそらく。

ここで「等価交換」という言葉が思い浮かぶ。違和感。

普通なら、高いところから低いところに流れる。
空気と同じでエネルギー量は均一化していく。
ただ、それだけだと高いひとは取られっぱなしで枯渇してしまう。
だから、「同質のもの同士は引き合い集まる」ということが個の意思として起こる。たのしく過ごしたいから悪口を言わないひととをともだちとして選択する。
ここでまた、「エネルギーを介在する」性質を持つお金の意義を見つける。
一方的にエネルギーが流れるというバランスが悪い状況を、お金という手段を使えば解決できる。
お金は、自然的な「高いところから低いところへ」の法則とは逆方向にエネルギーを流せるのだ。お金という対価を使えばバランスを調整して同じ高さにするのだ。
低いひとの周りは自然に低いひとが集まってしまう。
それを変えたいひとは、お金という対価を払ってコンサートに行ったりヒーリングに通ったりする。

ここでD.の後半「逆方向に流せるとか、価値を変えられるとか」をちらっと補足する。価値を変えられるというのは、お金のように大量に刷ったり他国とのパワーバランスで価値を変動させられるということが言いたかった。
なんとなく、エネルギーを介在する物質というのは、人工的というか人為的な匂いがするな。芸術にしろお金にしろ、パワーのある人じゃないとできない感じがするし、人工的であるということはコントロールできるものという感じがする。

以上で引き寄せの法則の「同じ波動」について説明できた(気でいる)。

・基本、エネルギーは高いところから低いところへ流れる
・けど、エネルギーが低いひとは高いひとから嫌われる
・エネルギーが低い状態でいると、周りも低いひとばかりになる
・エネルギーを高くするには、ひとから(お金などを対価に)もらう
・自分でエネルギーを高めることもできる(というか低くした原因を取り去って元に戻す)

最後のエネルギーを高める方法、その他具体的な引き寄せの実践については、わたしよりプロがたくさんいると思うので、そちらにお任せしたい。

すごく長くなってしまったので、途中で論理が破綻していないのか気になるけど、自分では読み返しても発見できない。
もしあったら、コメントいただけると助かります。
(というか最後までたどり着けた猛者はいたのかな。もしいたらハグを。)


朝こどもが起きない時にかけるやつ。
出たくないっていう気持ちを素直に認めると、ふっと楽になってなぜか気分が浮上したりすることってあるよね。



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