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#41 自分で仕掛けた時限爆弾

こんにちは。id_butterです。

人生で最高に不幸な時に恋に落ちた話 の41話目です。

最近、ふとしたことからスピリチュアルに足をつっこみ、占星術を勉強している中、魂のブループリントという言葉を知りました。

魂のブループリントとは、生まれる前の世界で決めてきた魂の目的や大まかな計画が記されている人生の設計図です。そもそもブループリントとは建築や機械設計などにおいて設計図の複写に使われていた青写真という技法を指します。これが転じて「未来への青写真」と言った言葉のように将来設計や計画という意味に使われるようになりました。
                     セレスティア358様より転載

それで、正直戦慄した、という話をしたいというか、させてください、お願いします。今週中に3人に話さないと死んじゃうらしい。(懐かしいやつ)


#29 呪いを手放そうと思います で書いた「呪い」の真相である。
(もし読んでいただけてない方は読んでいただけるととっても喜びます。)

わたしが離婚しようと決意したのは、昨年の夏。当時、長女は小学校二年生だった。そのことに気づいたとき、頭が殴られたようなショックを受けた。

なぜかというと、わたしが例のはじめての痴漢に遭ったのも小学校二年生の夏だったという記憶が突然蘇ってきたからだ。

ずっと違和感は感じていた。
元夫はあんなことだけは言う人じゃなかった。
他の金銭面とか生活面とかはさておき、そこだけはわたしは彼を信頼していたのだ。

なのに、なぜ。

それに、離婚を切り出してからあまりにも全てがスムーズに進んだ。
当時の彼の経済状況ではあんなにすぐに自活できるのも不思議だった。
わたしにしても、ダメージを受けてなさすぎた。
20年一緒にいた人を切り捨てて、あまりにもあっさりしている。
自分にも違和感があった。

その疑問が一気にとけた気がした。

呪いをかけたのも、期限を決めたのもわたし自身だ。
自分で仕掛けた時限爆弾だった。
そう、確信した。
自分が痴漢に遭った年齢まで、長女を守りきれたら、わたしの勝ち。
(離婚が勝ちかどうか、っていう説明は別に必要かもしれない。)
わたしの中の誰かは、もし勝てたら、自分の呪いも解けると考えた。
そして、このオチはなんだか、とってもわたしらしい。
というかわたししかありえない。
タイマーをセットしたのが長女を産んだ時なのか、結婚した時なのか、もっと前なのかはわからない。でも、わたしは長女が小学校二年生になったら離婚しようと決めていたのだ。

そう思ったら、もうだめだった。
力が完全に抜けた。

頭の中が嵐だった。
娘に申し訳ないやら、元夫がなんだかかわいそうやら。
それなのに、頭のどこかが切り離されたように静かでつめたかった。

そして、冒頭の「魂のブループリント」という言葉に出会った。
わたしは、この半年間自分の身に起きたたくさんの出来事が、大きな流れを作っているようなことに薄々気がついてきていた。

降参するしかない。
全部受け入れよう。

諦めて、脱力して、なんかそう思った。

今まで、こういう言葉とか概念とか、例えば運命とか前世とか信じたことはなかった。信じる人は否定しない。でも、わたしには関係なかった。
でも、体験したら信じるしかないのだった。

このときから、わたしは自分の中で、他人の目とか現実世界とかの比重を減らして、スピリチュアルとか精神世界とかの比重を少しずつ上げていくことになる。
自分の中の自分を信じきることでしか、これから先この流れを乗り切れないということがわかったからだった。
外の知識や今までの経験で「考える」ことは役に立たないのだ。
怖くても信じて流れに乗るという選択肢しか自分にはない。

そして、20年間書こうとして、でもどうしても書けなかった手紙を二通書き上げた。両親に向けて、泣きながら合計5時間くらいかかった。
離婚のこと、その理由、それまでのこと、子供の頃のこと、noteに書いているようなこと全てを書かないといけないと思った。これ以上逃げられない、逃げたら子どもたちまで巻き込んでしまうということをひしひしと感じたから、必死で。

この手紙を読んでも、母が(ショックで)死んだりしませんように。
この手紙を読んでも、父が(怒りで)卒倒したりしませんように。
本気で思ったから、祈った。

一つだけ救いは、彼に「両親にやっと離婚のこと言えたよ」と報告したら、彼がほっとしたような声で「言えたんだ」と言ってくれたことだ。

やっと、終わった気がする。


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