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国際都市ジュネーブは国連を始めとした国際機関がたくさんある大都市ですが、とても美しい街です。車イスや杖を利用している方も、ぜひ訪れてみてください。

☆空港から市内

ジュネーブ空港からジュネーブ中央駅までは電車で1駅、6分。電車は10分間隔くらいで頻繁に出ています。駅にはエレベーターがありますが、古いタイプの電車は床が高いので駅員さんによる昇降機のサポートが必要になります。ホームには駅員さんはいないので、乗る前に駅の窓口に一声かけてから乗るか、低い床の電車が来るのを待つか。

あと、空港から中央駅まで路線バスもあります。これは必ず低い床のバスが来ます。所要時間20〜30分ですが、急がなければ乗りやすさはいちばんです。日本では車イスユーザーの方が路線バスに乗るなんて考えただけで嫌な気分になりそうですが、スイスではバス、トロリーバス、トラムとも当たり前に車イスユーザーが乗っていますから、日常的な光景でしかありません。

☆トラム、トロリーバス

駅前から市内各地にはトラムとトロリーバスの路線網が縦横無尽に走っており、車イスユーザーの方も、これで容易に動けます。
ジュネーブ市内のホテルに泊まると、「ジュネーブトランスファーカード」と言う市内の公共交通が全て無料になる優れもののカードが貰えます。ジュネーブも宿泊税を取りますが、このトランスファーカードで充分に元が取れます。このカードの有効期限はチェックインした時からチェックアウトした日の終電まで。ジュネーブ空港に行く国鉄にも乗れます。便利です。

ジュネーブは坂が多いので、地元の方(特に若い人)はほぼ電動車イスユーザーです。当たり前にトラムやトロリーバスに乗っています。

大聖堂周辺には坂や階段もありますが、レマン湖周辺と街歩きはアクセスしやすいので、ぜひ足を運んでください。

☆ホテル

ホテルは駅前が便利です。私は駅を出てすぐのホテルコルナヴァンに泊まりました。
予算があるならレマン湖畔のレイクビューをどうぞ。バリアフリールームがあるかどうかはメールで問い合わせれば即答してくれるホテルがほとんどです。

☆レマン湖渡し船

路線により小型船で、小さな船は車イスのままでの乗船は出来ません。私たちが乗った船は比較的大きく、車イスのまま乗れました。
現地にてご確認下さい。

☆レマン湖のクルーズ
ジュネーブからローザンヌ、モントルー方面に向かう船は一階の2等船室はバリアフリーアクセス。多目的トイレもあります。2階は一等船室ですが階段のみです。(希望があればイケメン船員が複数名で担ぎ上げます)

良い旅を!

※スイスのバリアフリーは福祉的観点からではなく、車イス、自転車、ベビーカー、スーツケースなど「車輪系」の動線を揃えて、移動保証する考え方です。だから感謝の強要もなければ、特異な目で見られることも皆無です。日本国内を旅するより百倍、ストレスフリーです。

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