マガジンのカバー画像

サービスの本質塾

80
日本では長らく「お客様は神様」的な偏ったサービス感が広がり、現場の最前線で頑張るスタッフが苦しんでいます。「サービスの本質塾」では本来あるべきサービスの価値や考え方を発信していき…
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

チェーンメール花盛り

いやはや、チェーンメールがSNS界で賑わっている。 拡散している皆さま、ご苦労さまです。 人間って、本当に学習しないし、自分の頭で考えることを しないのだなあと改めて思う。 東日本大震災の時も、あちこちで真偽不明の チェーンメールが出回った記憶がある。 直近の私の足元では、 昨年の台風被害に関わる 善意のチェーンメールや拡散希望。 千葉県のある児童養護施設の屋根が台風で吹き飛び、 子供達が震えているから助けてあげて欲しいと。 拡散希望と書かれてはいるけれど、 拡散し

本当に大切なことは、捨てる勇気。

空気がきれいだ。 工場が止まっているからか、 自動車が少ないからか、 この数週間は、お正月の青空のように 富士山が大きく、近く見える日が多い。 非常事態宣言が出て、 人間が動きを止めることで、 地球が輝きを取り戻したのではないか。 人間とウィルスとの戦い? 地球に取っては、 私たち人間こそがウィルスだったのでは ないか。 最近、そんな気がしている。 今、私たちに求められていることは何か。 考えるためにテレビを消して読書をしている。 テレビから何か有益な情報が得

闘いから共存へ。

京大の山中教授が、新型コロナとは闘うのではなく 共存することを考えた方がいいと話されていました。 敵がいると人々は団結します。 小学校の運動会 通勤電車の席取り争い 恋敵との闘い 同業他社とのシェア奪い合い そして戦争。 新型コロナが恐ろしく、 厄介なウィルスであることは 充分に理解しました。 私たちはいま、 じゃあどうするのと問われています。 外出の自粛? 三密?壇蜜? アルコールの提供を19時で止める? 頭の良い人が考えたことですから 間違ってはいないのでしょ

「数」から降りよう。

新型コロナの問題は長期化するでしょう。 経済的な打撃は大きく、 もちろん私の会社も例外ではありません。 今、私たちが考えなければいけないことは、 いかに「もとどおりにするか」ではなく、 全く新しい価値観や概念を一から作り直すこと ではないでしょうか。 高度経済成長の時代から 右肩上がり、大きいこと、たくさん売ること、 数字が伸びることがよしとされて来ました。 異業種交流会に出席した際、名刺交換の時間がありました。 年配の社長さんは私に、 「年商はどれくらい?従業員

若い人にアドバイスを求める

私たちは何かを人に聴きたい時、 年長者の意見を聴こうとします。 「部長はどう思われますか?」 「先輩はどう考えますか?」 私も経営のことで誰かの助言を 受けようと考えた時は、 ・自分よりも年長で ・当社よりも事業規模が大きく ・売上も伸ばしている社長さんに 助言を求めることが普通でした。 とはいえ、 その助言はこれから先の ミライに役立つものでしょうか。 失礼を承知で言えば、 (私を含めて) 年長者の経験は「昔」の話です。 昔成功した話、 昭和の時代の武勇伝。

日本が変われる千載一隅のチャンス

千載一隅 「千載」は千年のこと。 「隅」とは思いがけずでくわすと言う意味で 千年に一度、思いがけず訪れるほど 二度とない良い機会のこと。 海外に仕事で出かけると 帰路の機内では いつも同じ気持ちになるのです。 「日本は本気で変わらないと そろそろヤバい。」と。 働き方改革が言われますが、 そんなことは30年前から 言われ続けています。 私が20代の頃から形式的な ノー残業デーはありました。 「残業をやめよう」とか 「有給休暇の取得率アップ」とか 政府が音頭を取