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3,162円の朝食をどう捉えるか

11/10の朝、パッと目が覚めていつになくすっきり目が覚めた。6:00になる少し前でした。

起きてすぐカーテン開けたら朝日に照らされるみなとみらいが見えて感動!


前日9日、JTB協定旅館ホテル連盟さんの理事会でこれまでの取り組みと現在進行形ですすめているプロジェクトのプレゼンをするため寄港しました。

いやー緊張した。

無事に終わり、懇親会も終わり、二次会も終わり、山下公園をひとりでヨサンポ(夜の散歩ね)してきました。

山下公園から見えるみなとみらいの夜景きれいだった!
船もあった!

部屋に戻ってシャワー浴びてそのまま就寝……

で、朝です!

爽やかな朝で気持ち良い!

朝食は、和食か洋食どちらか選べるようになっていて、それぞれ食べるレストランが違います。

さて、どうしようかなと悩んだんですが、ホテルのサイトの朝食ページを見て即決。

洋食にしました!

ページ見てもらうとわかるんですが、トップに出てくる「モンテクリストサンド」がこのホテルの名物ということで、そういうのは問答無用で食べておきたいですよね。

しっかりこのホテルはこれが名物ですよぜひ食べてくださいね!っておすすめしてくれている。

旅行客を受け入れるためにとっても大切なことだと思っています。

おすすめするものがあることと、おすすめする人がいることは、地方にも必要なエッセンスです。

うちの町は何もないよ!って言ってしまう人たまにいて、そんなこと言わないでよーこっちは楽しみに旅行に来てるんだからーー涙

って話が聞こえてくることも少なくありません。

さて、今日の本題はこの朝食が3,162円ということで、価値と価格の捉え方について感じたことを書いてみます。

ちなみにモンテクリストサンドさんはこちら。

自家製パンのフレンチトーストにチーズとハムが挟まれてた。味は美味しかった!

このメインプレートの前に、サラダもありました。コーヒーも付いてます。ジュースも複数から選べました。僕はグレープフルーツジュースにしました。

サラダはシャキシャキで新鮮な感じ。ジュースも果肉入りで美味しかった。コーヒーは、普通。(あくまで味覚は主観なので個人的な意見です)

これで、約3,000円。皆さんいかがですか?

皆さんのお財布事情はそれぞれ異なるので一概には言えませんが、僕個人からすると朝ごはんに3,000円は高い!たまのご褒美ならいいかー……っていう感じです。

最初にスタンスだけ明確にしておくと、この金額を否定するつもりは一切なくてむしろ素晴らしいなと思ってるくらいです。

その理由を説明します。

先程ご紹介したのは食事の内容だけでした。

これだけで、価格を判断しちゃいけないなと思います。

それをどこでどうやって食べているかも価値の要素になるってことですね。

まず、ロケーション。

僕が座った席の左側と正面は前面ガラス張りで、左側にはみなとみらいや山下公園が見えていて、正面にはベイブリッジや海が見えています。

要は、超いい景色なんです!

ありがたいことに晴れていたので、爽やかな青空が広がっていてその景色をさらにいい感じにしてくれてました。

うわぁーめちゃくちゃいい景色、気持ちいいなーと思わせてくれるテーブルレイアウトになっていて、しっかり外を向いて食べられるようになっていました。

そして、スタッフのサービスがとてもよかった!

前日にホテルに到着してから出発するまで、館内で誰に会ってもみな同じクオリティの高いサービスを提供していると感じました。

特段派手なことをしているわけではないんだろうけど、基本的に笑顔、話口調が穏やか。

ひとつひとつ丁寧に説明してくれたり、確認しながらサーブしてくれたり、とにかく間の取り方とスマートな接客が好印象でした。

シンプルに嬉しかった。気持ちのいい接客ってこういうことなんだなと感じました。

それらすべてをひっくるめて、とにかく優雅で落ち着いた朝を身体いっぱいに感じることができました。

慌ただしい日々がしばらく続いていたので、一瞬リセットしてくれるかのような時間。

自分が求めていた無の時間を過ごせました。

でね、ここまで色々お伝えしましたがようやく価値と価格について考えてみます。

僕がいつも付加価値を考える上で基準にしてる3つの要素があります。

①機能的価値
②感情的価値
③自己表現的価値

この3つです。

機能的価値は、簡単に言うと性能がいいみたいな感じで、美味しいとか早いとか、スマホとかだと写真が綺麗に撮れるとかかな。

感情的価値は、その商品やサービスを買ったり使ったりすることで、嬉しくなったりテンションやモチベーションがあがったりするものですね。この服着るとテンションあがるとか。

自己表現的価値は、その商品やサービスを買ったり使ったりすることで、自己表現ができること……って直訳すぎますね。自分の価値観を表現するために買ったり使ったりするって感じですかね。

例えば、スタバでMacとかの人がわかりやすいですかね……。あれって仕事しなきゃならぬ!って人もいるかもですが、スタバでMac開いてる状態=かっこいい(またはおしゃれ)っていう自己表現を実現するためにやっていることがあると思います。

みんながみんなそうじゃないと思うので語弊あったらすみません。

でも、スタバ×Macに自己表現的価値を無意識に感じてる人は事実いると思います。

今回の朝食を上の3つに分類するとこうなります。

①機能的価値
シンプルに美味しい

②感情的価値
とてもよい雰囲気と景色
心地よい接客
名物料理とストーリー
これらがもたらす高揚感と嬉しさ、感動

③自己表現的価値
優雅な朝を過ごしたいという自己理想の実現

僕が感じたのはこんなところですが、もっと言えば、クラシカルで歴史のあるホテルだという全体的な価値も付加されてるのかなとも思います。

あとは、横浜という立地とブランド。

複合的に組み合わさって価値提供がなされているんだろうなと思いました。

例えば、同じ料理だとしても閉め切った学校の体育館で食べるのでは価値変わるのなんとなくわかりますよね。

なんで学校の体育館が例ででてきたのかは触れないでくださいw

結論、今回の朝食はぜーんぶひっくるめると妥当な価格で価値とのバランスがとれてるのかなと思います。

その価値を感じてもらうっていうのが結構難しいところでもあるんですが、なんなくやってのけるニューグランドさんはさすがにすごいですね。

前日の懇親会の時も感動しっぱなしでした。

色々勉強になる滞在になったのは間違いありません。

これらを自分たちのサービスに落とし込んでいきたいと思います。引き続きがんばります。

最後に、ホテルニューグランドさんから生まれたみんながよく知る料理をご紹介。

ドリア、ナポリタン、プリンアラモードです。

それぞれの誕生ストーリーもへぇーーなるほどーーの連続で感動ポイントでした。

詳しくは以下の公式サイトからじっくりご覧ください。

重厚感がすごい
前夜の夕食のメニュー表がおしゃれ
ロビー
ドラマとか映画で使われてそうな階段
部屋からの夜の眺め。みなとみらいを一望。

実りある出張になりました。

やっぱり外の世界を定期的に見て感じるのは必要ですねーーーー。

旅のインプットは、量と質がすごい!

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