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障害者か障碍者か障がい者か(記述の話)

主に障害者雇用管理と、発達障害に関して書いてるnoteです。
本noteでは障害者について、「障害者」の字をあてています。今日はこのことについて。

「障害者」と記述する時、「害」の字を避けて、「障碍者」や「障がい者」という表記をすることがあります。
これは、「害」という字のもつ意味合いを避けるためです。「水害」や「干害」のように「災い」の意味があるわけのでやめましょうということです。

一方の「碍」の字は、「障」と同じく、妨げ、という意味合いです。
実態に伴う字としてはこちらの方が確かに適切だというのもごもっともでしょう。

しかし、現在の公的な資料はすべて「障害」となっております。
ということは、何か公的な情報を見る時はどうしても「障害者」という表記を探すことになります。

なので、本note内で表記方法をバラバラにしてしまうと資料中の検索に支障がでるため「障害者」の表記で統一しています。
言葉の意味合いをわからずして(またはわかっていながら)書いているわけではなく、利便性の観点からこのようにしています。

これは決めの問題なので、変更されたらそれを使うまでの話かと思ってます。

なお、10年前に文化庁文化審議会でこの表記について検討された経緯があります。(公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センターのサイトがわかりやすかったのでそちらを貼っておきます)

個人的には、ここで言う社会モデル的な考え方がしっくりきます。たとえとして適切かわかりませんが、「ボールを投げるのが下手な人」が障害者ではないのは、社会生活上その能力が障壁とならないからです。



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