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法人税は最安値?! 昭和~平成~令和と振り返ってみました。

前回の記事から今回は法人税について
法人税の基本税率は現在「23.2%」です。
中小企業の資本金1億円以下、年800万円以下の所得金額
ですと法人は軽減税率としては19%になっていますが
更に租税特別措置として「15%」までに引き下げられています。
※赤字の場合は法人税課税はありませんが、消費税や、法人地方税は発生します。


過去比較

ここで前回同様に過去に遡って調べてみました。
過去の基本税率は

昭和56年42%~
昭和59年43.3%~
昭和62年42%~
平成元年40%~
平成2年37.5%~
平成10年34.5%
平成11年30%~
平成24年26.5%~
平成27年23.9%~
平成28年23.4%~
平成30年23.2%~

所得税減税に伴う税財源の確保昭和59年をピークに上がりその後を見ていくと
消費税の導入や法人税抜本改革など少しずつ今の法人税率は下がっております。 

海外比較

この法人税含めた実効税率での比較していきます。
これも前回の所得税などと同じで世界水準で比較してみます。
今度はドイツ、米国、カナダ、フランス、イタリア、英国で調べてみると

日本     29.74%
ドイツ     29.83% 
米国     27.98% 
カナダ    26.50%
フランス   25.00%
イタリア   24.00%
英国     19.00%

まだまだ世界水準で比べるとかなり高いですね。
法人税が2024年に引き上げでせっかく下がってきていたのに残念ですね。
法人税を過去の税率に上げるのであれば消費税がない時代のように消費税撤廃してほしいところです。
国の税収は法人税より消費税のほうが多いのでそれはあり得ない空論になってしまいますが、税率が高くなり過ぎ日本の優秀な企業が日本国内脱出にならない事を祈ってます。