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緊急事態なイギリスと、家族に会えない私

18日の夜にロンドン市長が「私たち、緊急事態です」と(やっと)宣言した数時間後、ドイツ政府が「イギリスからの旅行者の入国を原則禁じる!」と声明を出しました。


私、今年の旅行運は本当についてないのです。というのも、12月20日早朝の飛行機でドイツに発つ予定だったのです

「だったのです」と書いてある通り、プランは白紙になりました。


遡ること今朝。そんなわけで朝起きてからというものの、一日中コンピュータと睨めっこしていた私は、19日23時に新たに施行されるドイツ政府側のルールをじっくり確認し、どういう条件に当てはまれば入国が出来るのか、他の国経由してなら行けるんじゃないか等、たくさんのオプションを考えました。

(主にドイツ語なので、厳密には彼に読んでもらい、彼に選択肢を考えてもらったわけですが)


そうしたら並行して、今週末遊びに来る予定だった母親から連絡が入って。

昨日のロンドン市長の声明にプラスして、現在の日本においていかに海外帰りの人たちが非国民扱いされているか、それらを全て踏まえた上で、

「なにも無理して今行かなくてもいいか」

と、こちらは悲しくもすんなりとキャンセルになったのです。


一方で、イギリスからのドイツ入国はというと、

「ドイツ国籍保持者、もしくはドイツ在住資格保持者、および該当者の配偶者、パートナー」はPCRテストの「陰性証明書」とワクチン摂取証明書を持ってくれば入国可能、ただし入国後14日間の隔離が必要、とかなり厳しいルールに変更されたのです。

よし、じゃあパートナーシップフォームを用意して入国を試みてみるか!と、急いで入国までに結果の出るPCRテストを調べましたが、ことごとく予約ができず、ひどいところは20分以上電話が保留のまま、結局繋がらなかったのです。

じゃあ他国を経由する方法はどうか。

これはもう、ただただ気分が乗りませんでした。そもそも、ドイツ入国前の10日間にイギリスに滞在していたら、結局はPCRテストの陰性証明書、且つ14日間の隔離が必要です。陸路なら誰もチェックしないよ、の言葉も明日からは信用できません。そうなると、他国に入国するための抗体検査代、新たな飛行機代が無駄になる可能性も出てくるのです。

リスクが高すぎる。


そうこうしてると、段々精神的に疲れてくるんです。どうして、クリスマスに好きな人と一緒に過ごしたいだけなのに、こんなに疲れなきゃいけないの、って。「これならイケる!」という確証がないと、嫌なんです。


そんなわけで、私の今年のクリスマスの予定は、出国36時間前に出された自国の「緊急事態宣言」のおかげで全てキャンセルになりました。


時差1時間のところに住んでるパートナーにも会えないなんて、本当に皮肉な話です。


いつになったら、好きな時に好きな人に会える世の中が戻るのでしょうか。

皆さんからいただくサポートは、私の自信に直接繋がっています。本当にありがとうございます。「継続は力なり」。自らの"記録活動"を"執筆活動”と呼べるように、これからも皆さんの心を掴むべく、ひたすらに書き連ねます✍🏻