ダイエットは月曜断食で 第8回 お酒とダイエット
ダイエットするなら、禁酒するべき?
結論から言うと、そんなことは無いです。でも、お酒との良いお付き合いは必要かなと思います。
私は、月曜断食を始めてから4ヶ月で12kgの減量に成功し、その後1年以上リバウンドなしで美容体重をキープしています。
お酒は普通に飲みます。毎日飲まないといられないほどお酒好きでもないけど、苦手ではありません。
月曜断食では、1週間に1度の不食日(断食日)以外の日ならお酒を飲んでも良いというメソッドです。
ただ、飲むお酒はウイスキーや焼酎、ジン、辛いワインなどの蒸留酒で1〜2杯。糖質が多いビールや日本酒は特別な日のご褒美にとっておく…という事になっています。
ダイエット前の私は蒸留酒をあまり飲まない人でしたが、月曜断食を始めてからハイボールを飲むようになりました。
最初はウイスキーを炭酸で割るだけのハイボールも、レモンを絞ったり、フルーツを入れたり。お茶で割ったり。工夫次第で楽しみも広がるようになりました。
濃い緑茶と炭酸で割るの、すごく美味しいのでおススメです。
意外かもしれませんが、ウイスキーを牛乳で割るのも美味しいです。カウボーイというカクテルだそうで、これはラジオで知りました。
ビールなどを避けて、糖質を制限すればいいのね…という単純な話で終わりそうですが、ダイエット中のお酒のメリットとデメリットについても少しお話ししましょう。
お酒って、とても不思議なもので、不要な人には全く不要で良いのですが、どうしてもお酒が必要…という人もいるのです。
まずは、お酒のメリットについて。
毎日のお酒が楽しみな人にとって、ダイエット中にお酒が飲めないのは辛いもの。そして、ストレスが溜まる。結果としてダイエットを辞める…という流れになってしまいます。
そしてこの連載で何度も言っているのですが、ダイエットは生活習慣を変えること。続けられないことで減量できたとしても、もとの習慣に戻ってしまえば、待ってるのはリバウンドです。
お酒にはリラックスする効果もあります。特にダイエット中は身体に染み付いた習慣を塗り変える作業をしているのですから、ストレスが溜まってあたりまえ。やっぱり、適度なお酒のリラックス効果は必要です。
とにかく、ダイエットは継続できなければ結果は出ませんよね。
そして。断食の日があると舌が敏感になって、繊細な味がわかるようになってきます。私も以前に比べて、お酒の味についても敏感になってきました。今までより、深く味わって飲むようになり、結果的に晩酌の満足度もアップしました。
唯一の問題は、お酒のグレードを上げたくなることですね。さすがにあまり高価なものは無理ですが、少し良いウイスキーでハイボールを作りたくなります。
さらに、水や氷にも凝りたくなるので、凝り性の人にとってはそれも楽しみかもですね。
さて、次はお酒のデメリットについて。
お酒を飲むと痩せない…と言われるメカニズムについても簡単に説明します。
こちらは、月曜断食の本には書いていません。なので、私がダイエットインストラクターとしてご説明させてもらおうと思います。
肝臓がアルコールを分解するのは、皆様もご存知と思います。もちろん、肝臓はアルコール以外にもたくさんの毒素を分解します。さらに、脂肪を分解するのも肝臓の仕事です。
そうです。私たちがダイエットをして脂肪を落とすには、まず肝臓に脂肪分解を頑張ってもらう必要があるのです。
身体の中には様々な毒素が入ってきます。肝臓が処理できる量は決まっているので、まずは身体にとって毒素の強いものから分解を始めます。アルコール、薬などですね。その後に余力があれば脂肪分解の仕事をする事になります。
つまり簡単に言うと、身体に多量のアルコールが入ってくると、肝臓は毒素分解の仕事に忙しくなり、脂肪を分解するヒマがなくなるのですね。
結果的に「多量のアルコールを飲んでいると痩せない」という事になるのです。
身体の毒素の次に脂肪分解。この順番は大切です。
そうそう。ストレスも、身体の毒素の一つですので、ストレスが溜まると痩せないのもこの肝臓の仕事の優先順位が働いているからですね。
月曜断食の本では「身体が喜ぶ食事」という表現になっていますが、身体に負担がかかる化学物質などが入ってきても肝臓は忙しくなってしまいます。そして脂肪分解は後回しにされます。
身体が喜ぶ…とは奥が深いですね。
今日のポイント
①アルコールはビールなどの醸造酒よりもウイスキーなどの蒸留酒にする
②ストレスを溜めるくらいなら、適度なアルコールを飲む方が良い
③肝臓には分解する優先順位がある
今日は月曜断食の本より少し突っ込んだ難しい話になってしまいました。
次回はもう少し気軽なお話しをしようと思います。
それでは、また次回をお楽しみに^_^
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