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「これが見たかった」~STU48 5周年コンサートにまつわる所感~【1万字完成版】[2022年制作記事]

▼この記事は、2022年7月23日にアメブロに投稿した記事を転載したものです。
▼1万字ぐらいあります。まあまあ長いです。気長にお読みください。
▼記事内では、配信スクショとともにカメコタイムに自身で撮影した写真も使用しています。内容と写真の時系列が一致していない場合がありますので、ご了承ください。

あれから既に2週間近くが経って、ようやく余韻もおさまったような気がします。
終わって1週間ぐらいも余韻が全然抜けなかったライブは久しぶりでした…


今回はライブレポ…いや、レポというにはあまりにも主観的すぎる。
ただ僕が書きたいことを書くだけのライブ所感を記事にしようと思います。


2022年7月10日、日曜日。
広島県広島市、広島グリーンアリーナ。

僕は「STU48 5周年コンサート」へ行ってきました!


▼ライブに関して参考にしたニュース記事はこちら


2か月延期しての振替公演

2022年5月3日。世が大型連休を謳歌するさなか、本来なら5周年コンサートはこの日に行われるはずでした。

しかしながらグループ内でのCOVID-19感染者発生に伴い、公演は延期に。

このご時世なのでこういうことに慣れてしまっていると言えばその通りなのだけど、残念ではありました。


だがしかし、そんな逆境すらも力に変えてしまうのがSTU48。

当日開演時間にはダンスリリックMVもYouTubeで公開し、新しいプロフィール写真も公開され、ただでは転ばない様子が伝わってきました。


僕はというと正直なところ、稼ぎ時のGW真っ只中に仕事が終わってすぐ夜行バスで広島へ行き、最終の新幹線で帰ってくるという過酷な旅にならなかったことに、少しホッとしていました苦笑

せっかく記念すべき周年ライブに行くなら、体力をしっかり使ってがっつり楽しみたいですもんね。


そしてそんなグループの熱が伝わったのか、神のいたずらか。

STU48はむしろその延期後に少しづつ世間に知れ渡っていくことになるのでした。


1つのきっかけは、普段SHOWROOM配信をを頻繁に行わない日向坂46メンバーの上村ひなのさんの配信が終わった瞬間、非常に多くの視聴者が瀧野由美子さんの配信に自動遷移され、そしてそれに対して見事な対応力をみせた瀧野さん。

ひらがなけやきの頃から日向坂も見ている僕からしてみれば、してやったりとにんまりしていました笑

(なお僕の日向坂の推しは芽実ちゃんでしたが、卒業後数年して丹生ちゃんになったそうです)


そしてもう1つは、最新の8thシングル「花は誰のもの?」の空耳騒動と、6月17日の地上波音楽番組での楽曲紹介。

これらについては、下記のスポニチさんの記事も併せてお読みくださればと思います。


▼[2022年6月20日付]もしこの世界から○○が消えたら…STU48「花は誰のもの?」発売2カ月でじわり浸透 空耳が後押し


確実に追い風が吹いている。僕もそれを感じていました。これはひょっとしたらひょっとするのでは、と。

5周年コンサート直前、僕も思うことがたくさんあり、ブログに記事をしたためていました。


▼4月に「花は誰のもの?」について書いた記事(7月2日に加筆修正)
※2023年3月18日にnote転載


前置きが長くなりました。

例年より大幅に早い梅雨明けを迎えたこの2022年6~7月、僕はこの7月10日に振替が決まった5周年コンサートを、前日に行われる生バンドでのライブ「COLORZ powered by SHEIN」と合わせて、過去にないレベルで楽しみにする日々を過ごしていたのでした。


そしてその日はやってきた

2022年7月10日、日曜日。

前日のBLUE LIVE HIROSHIMAでのライブの後に広島駅付近のホテルに一泊した僕は、懲りずに呉市・大崎下島の御手洗へロケ地巡りをして、グリーンアリーナに着いたのは16時半頃。

サンクンガーデンでの諸々は前日見ているので、推しメンこと原田清花さんの幟と写真を撮り、そのまま会場へ入っていきました。

(この時そばにいらっしゃったゆきりか推しの親子のお2人のご厚意で写真を撮っていただけました。ありがとうございました!)

(ちなみにめっちゃロケ地巡りの記事も書いてるので、この記事を読み終わったらぜひ…!)


今回僕はカメコ席を買ったのですが、正直「Z-2ブロック 5列15番」と書かれても、どのへんかよく分からなかったんですよね。

そしたら下手側カメコ席の前から5列目でした…めっちゃ近い…


そして17時30分、開演。


20時少し前(たぶん)に終演し、規制退場からのダッシュ&流しのタクシー確保、広島駅20:34着からのコインロッカーで荷物を出し、全力ダッシュで20:37発ののぞみに乗った直後の僕のツイートがこれでした。


M01~04:オープニングを飾る

開演前の影アナは、ここはやはりキャプテン・今村美月さんと副キャプテン・福田朱里さんのコンビ。

絶大な信頼を置ける2人の影ナレと共に、5周年コンサートは幕を開けました。


まずは「Overture」、そして始まりを告げる「出航」。

STUでは定番中の定番ではありますが、だからこそ5周年の最初を飾るに相応しい楽曲。

衣装はメンバー内で通称「たんぽぽ衣装」と呼ばれる2022年度の衣装制服。STUは本当に衣装がかわいい…!! ハズレが無さ過ぎる…!!


そして何より、僕はこの1期・D3期・2期が混成一体となった姿を見て、感動もひとしおでした。

昨年2021年9月に2期生が正規メンバーに昇格し、その後クリスマスコンサートや岡田奈々さんのSTUラストコンなどもありましたが、STU生え抜きメンバーが全員そろってSTUのオリジナル曲をパフォーマンスする。

簡単なようでなかなか見る機会がなかったステージに、僕は目頭が熱くなりました。


「サングラスデイズ」「ペダルと車輪と来た道と」で会場のボルテージも一気にあがっていきます。

グリーンアリーナという広い会場ということもあり、開演前の影アナに対する観客の拍手の反響や、花火を使った特効など、「これぞ大箱ライブ!」という実感と共に観客席にいる僕もテンションあがりっぱなしです。


そして何より「サングラスデイズ」の時、下手側の花道に来た推しメンこと原田清花さんが僕の座席正面の目線上に位置どったのです…!!

距離が近いこともありもちろんレスはもらえて当然なのですが、さらに! 何と!


推しメンを覆い隠すように下から花火が吹き上がって推しメンが全然見えなくなりました!!()


これは逆においしいな…2曲目にして既にハイライトだな…と思ったとか思わなかったとか。


その後「思い出せてよかった」では、僕自身2018年3月から4年ほど通った期間を思い出していました。そしてもう涙目でした。

特にこの曲は、ある時期に帰りの新幹線で広島を離れるときに必ず聴いていた曲だったので、マツダスタジアムや黄金山の風景とかがすごく思い出されるんですよ…
(基本的に東海道・山陽新幹線は海側A席に座るスタイルなので)


M05~07:どよめきと緊張のカメコタイム

そんな超絶エモ曲のあとにMCが入り、背後の画面には過去にリリースされた8枚のシングルのジャケットが映し出されました。

そしてここで、カメコタイムの幕があがる旨の宣言が中村舞さんから発せられました…!!

もちろん僕も即座にカメラを構えます。


昨年末のクリスマスコンサートなどでも撮影可能タイムがありましたが、カメコ席を設けて写真を撮らせるスタイルはSTU史上初。

ライブ中に何百人もの観客から一斉にカメラレンズが向けられる光景は、メンバーも見慣れないためかざわめきとどよめきが生まれていましたが、すぐさまポーズをつくるあたりはアイドルだなぁと思いました笑


まずは「風を待つ」。僕の中では”STUの春うた”に位置付けられている曲で、春の桜咲く尾道をロケ地巡りしながら聴いたりしたことも思い出されます。

つまり好きってことです。


「独り言で語るくらいなら」は、上記ツイートの通りいろんな思い入れがある曲です。

当時勤めていた会社の人事規定が変わって好きな都道府県を選んで異動できるようになったので、瀬戸内近辺を選んだ結果として北九州市への辞令が下りたのです。


そして愛知や千葉とは遠く離れた街のモノレールに乗って通勤するとき、僕は窓の外を眺めながらこの曲を毎日聴いていました。


「始めるのは語ってるだけより意味あることだと思う」

以前から瀬戸内の近くに引っ越したいと思っていたのですが、半分会社の力だけど半分は自分の意志で、そして推しメンの出身地で、実際にせとうちに近い場所で新しい暮らしを始められたこと。それが嬉しかったのでした。

(とはいえ1年で愛知に戻ってきてしまったのは100%自分の意志だったのですが、それはまた別のお話…)


そんなここ1年半ほどの最近の思い出を振り返りながら、この曲で初選抜となった推しメンこと原田清花さんの姿を追いかけながら写真を撮っていました。

そしてその推しメンは上手側に向いてて全然撮れませんでした…


そして「ヘタレたちよ」はアップテンポでノリのいい曲なので、撮っていて楽しかったです。


ここで一応僕の機材を紹介しますと、

[カメラ] Panasonic DMC-G8
[レンズ] Panasonic VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6

という、ミラーレスレンズにクソ安の望遠レンズつけただけのしょーもな機材です。


フルサイズや大三元レンズを持ってる人に比べればもちろん不利ではありましたが、ある程度肉薄できるような写真は撮れたのではないかなと勝手に思ってます。


M08~11:思い出はSTU48号と共に

そんなカメコタイムが終わった後、MCを経て流れたのはSTU48号の映像。

STU48、そして僕たちSTU48号のファンにとっても、忘れられない2年間の船上劇場でしたね。


2021年度制服衣装をまとったメンバーが登場し、披露するのは「制服の重さ」「原点」「大好きな人」「無謀な夢は覚めることがない」の4曲。


「制服の重さ」「原点」はゴゴリバでもパフォーマンスされた曲であり、「大好きな人」はSTU48号でMVが撮影されたシングル表題曲。

STU48号、特にゴゴリバ公演が大好きだった僕にとっては、この4曲のピリオドは感慨深いものがありました。


シフト制勤務の遠征民ゆえに、決して多くの回数を船上劇場で過ごしたわけではないですが、その分ひとつうひとつの出来事を濃密に記憶しています。

しかしながら、STU48号について僕には心残りが2つありました。


ひとつは、2期生の公演を一度もSTU48号で見られなかったこと。

もうひとつは、2期生も一緒に出演するゴゴリバ公演を見たかったこと。


STU48号のCGをバックにパフォーマンスする全メンバー、そしてその中にいる推しメンこと原田清花さんを見て、

「僕の願いは、少しだけだけど叶ったんだ」

と、胸が熱くなりました。


そして「大好きな人」は、涙なしには見られませんでした…

これで本当にもう、STU48号に思い残すことはないと思います。


ところで全然関係ないんですけど、「大好きな人」の時に観客席もサビで手を挙げて前の方から下ろしていくのやると一体感出て良くないですか? ぜひやりません??


M12~18:STUに彩り添えるカップリング曲たち

9月いっぱいでの卒業を発表した矢野さんの矢野チルドレンによるMC「ほのたん辞めないでコーナー」(?)のあとは、ユニット曲が続いていきます。

最新シングルのC/W曲「Sure、じゃあね」からの、「一瞬のスリル」「僕はこの海を眺めてる」「気にならない孤独」「僕たちはシンドバッドだ」「非全力」「ポニーテールをほどいた君を見た」の、怒涛の連続7曲。

(歌唱メンバーは最下部のセトリをご参照ください)


基本的にユニット曲の時は光る棒も振らずに見入るのが、陸上公演以来の僕の伝統的STU観覧スタイル()なんですが、ほんとSTUってC/W曲まで良い曲ばかりなんですよね…

池田ちゃんのソロも圧巻でした。


少し前述したんですが、このライブの前に呉市・大崎下島の御手洗までドライブしてまして。

車中でSTUを聴きながら運転してたんですが、豊島の海沿いを走ってる時に「僕はこの海を眺めてる」が流れてきてすごく切なくなってしまったんですよね。


「人生であと何回この海を眺めるだろう?」


もしかしたら明日死んでもう見られないのかもしれない、だから今をちゃんと楽しもう…そんな風に思いながら、僕は海を眺めながら車を走らせて広島グリーンアリーナへ向かっていました。


それと僕がめちゃくちゃ好きな衣装のひとつである、ゴゴリバのトリコロール衣装を身にまとった2期生9人による「僕たちはシンドバッドだ」、そして推しメンこと原田清花さんを含めた2期生6名の「非全力」。

特に、48Gが好きでずっとオーディションを受け続けた尾崎さんセンターの「僕たちはシンドバッドだ」は、ここで見せるぞ、という尾崎さんの気迫をすごく感じて見入っていました。


1期の陸上公演で見ていた光景が今見ている2期とクロスして、今こうしてSTUの歴史が紐解かれながら次の新しい姿を見せていく様子が、これまた感動的でした。

なお、「非全力」で推しメンの乗ったトロッコは僕の下手側のほうに来ず…無念…


M19~23:期別の絆

新曲「ポニーテールをほどいた君を見た」の披露が終わり、映し出されるのは1期生オーディションの映像。

そして現れたのは、1stシングル「暗闇」の衣装を身にまとった1期生たち。

キャプテンの今村さん、そして長くセンターを務めたSTUの顔・瀧野さんのコメントののち、流れてくる「暗闇」のイントロ。


「この場所から、私たちは、はじまる。」

1stシングル「暗闇」のCD帯に書かれていたフレーズの通り、すべてはここから始まりました。


STUにがっつりハマる直前の2018年1月4日、地元・愛知県蒲郡市のラグーナテンボスにSTUが来てくれたことが、僕の全ての始まりでした。

その後、僕はこの「暗闇」のCDを発売日に地元のツタヤで買って、ウォークマンに取り込んでエンリピしてたのを覚えています。(一緒にヤバTさんのCD買ってました)


みちゅの涙が、本当に印象的でした。

僕ですか? Aメロからガチ泣きでした。


そして、当時僕が見ていたのは、下手後方に居たちほちゃんでした。

「窓しか見ていない」のところで窓から覗き見ている姿、「防波堤」のところで跳んでる姿、そんなちほちゃんを見てるのが、本当に好きで仕方ないのです。


4年半聴き続けた、僕を支えてくれた曲のひとつ、「暗闇」。

僕にとってもこの曲は、様々に思い出のある曲になっていました。


その後は、ドラフト3期生による「やがて 菜の花が咲く頃」。

もともと5人の小所帯だったけど、今は3人。

だけど、3人で見つめあいながら歌う光景は、深い絆を感じさせるものでした。


続いて、2期生による「僕らの春夏秋冬」。

2期生が加入してすぐCOVID-19パンデミックが発生し、思うような活動ができないジレンマの中、推しメンこと原田清花さんを含め皆よくぞへこたれずにここまで頑張ってくれたという気持ちです。


昨年9月の昇格ライブの時、初めて「推しメンが居る」この曲を見て死ぬほどガチ泣きしてたんですが、不思議と今回は涙目になることもありませんでした。

なんていうか、たぶんこの場所が新しい門出なんだろうと思います。

門出に涙は似合いませんからね。
(ここまで何回もガチ泣きしてるくせに…)


そして期別最後は、NewWaveProjectによって選ばれた4人の研究生による「片想いの入り口」。
ここに来てまさかの完全生歌だったので、少し驚きました。

全員ASH出身ゆえの実力を示す絶好の機会、ということなのでしょうか。


僕は生歌至上主義というわけではないのですが、まあそりゃ生歌に越したことはないよねとは思ってるので、この4人の持つポテンシャルがSTUをまた大きく動かすんだろうな…と、大きな期待感と共に見守っていました。


最後は研究生も含めた全員での「奇跡という名のストーリー」。全員が新衣装をまとっての登場です。

(そして間髪入れずに始めるカメコタイムにあせるべるしぃさん)


研究生を交えて歌う姿に、新しいSTUへの期待はより一層高まっていきました。


M24~26:瀬戸内に花は咲く

いよいよここからラストスパート。


MCののちに研修生がハケて、始まったのは「思い出せる恋をしよう」。

1期・D3期・2期が初めて全員そろって参加した思い出深いシングルですね。


1番を1D3期、2番を2期がメインになって歌うという光景は、フルサイズで披露するからこそ見られる光景。

沖ちゃんがライブ後にブログに書いていたのですが、「STU楽曲は2番を披露してこそ!」というのは本当にその通りで、今回は表題曲は全曲フルサイズだったのは本当に素晴らしかったです。

(欲を言えば期別の時にも「僕らの春夏秋冬」をフルサイズでやってほしかった…!!)


この5人の並び、死ぬほど尊くないですか????


次は、8thシングルのカップリング曲で初披露となる「船から降りた僕たちは・・・」。

センターは宙花ちゃんを抜擢。新しい場所を目指す前向きな曲にぴったりの配役と思います。


この曲、「花は誰のもの?」の陰に隠れてますけどめちゃくちゃ名曲ですよね…

すごく好きなメロディですし、編曲も素敵。
広がっていく新しい世界を感じさせてくれるストリングスが印象的で、アップテンポの曲調とマッチして非常に心地いい曲です。


何よりも、推しメンこと原田清花さんの笑顔が素敵な曲でした。(画像無し)


そしてドラマMVの冒頭がインサートされるとともに、瀧野さんのセリフがクロスオーバーして始まる「花は誰のもの?」。


本音を言えばここで初めて見たかったのですが、前日行ったCOLORZでも披露していたので、僕自身2回目の「花は誰のもの?」でした。

もっと本音を言うと、アリーナじゃなくてスタンドから見たかったです。


4月からずっと僕この曲ばっかり聴いてるんですけど、この曲の持つメッセージ性から来る色々な感情が生まれることが、この日は不思議とありませんでした。

ただ、STUがこの曲とこの曲の持つ意味を抱えて世界に向かっていく姿を、かっこいいと思いました。

それと共に、こんなに素晴らしい楽曲をSTUが持てたことを、誇りに思いました。


そして、ペンライトをちほちゃんの「水色×白色」にしていたら、途中から座席正面に推しメンこと原田清花さんが来ました()


そして撮影タイムの後、最後に披露されたのはSTU最初のオリジナル曲「瀬戸内の声」。

初期の頃はしょっちゅうペンライトを水色に変えて聴いていた(一緒に歌っていた)曲ですが、最近は大箱ライブのような機会でしか披露されることもなくなってきました。


しかしながらそれは持ち歌が増えたことを意味し、とても喜ばしいこと。

むしろこういう機会でのみ披露するからこそ、深みを増す曲になったわけです。


マスクの下で、僕も声が出ない程度に歌っていました。

もちろん泣いてました。(お前何回泣いてんだよ…)


この時、途中から目の前まっすぐの場所に再び推しメンが来てくれました。

一瞬のような、そして永遠のようなあの時間を、僕はずっと忘れることはないでしょう。



アンコールはおまつりさわぎ

アンコールを求める拍手のあと、会場にはさながら球場のようなアナウンスが。

そして名前を呼ばれながら、広島カープとコラボした衣装を身にまとい、上手と下手それぞれからメンバーがひとりずつ登場していきます。


「今日の僕は持ってる!」って思いました。

推しメンこと原田清花さんは、僕が座っている下手側カメコ席前からの登場でした…!!


そして始まる「STU48(瀬戸内Ver.)」、からの「STUフェスティバル」。

ここはもうひたすらに写真を撮るだけでした。まさにおまつり。

(とはいえメンバーは動き回る故にショボ機材では撮れ高は低い…)


2曲が終わり、最後のMCを挟んで「夢力」で大団円。

あいさつが終わり、中央のドアから期毎にハケてライブは終了しました。


祭りが終わって…

帰りの新幹線がEX予約じゃなかったため、予定していた新幹線に乗ろうと、グリーンアリーナを出て広島駅に向かいながらタクシーを拾い、発車寸前のところで何とか間に合いました。


「これが見たかった」。

ライブが終わってすぐツイートしたこの言葉が、嘘偽りない僕の本心です。


ぶっちゃけて言うと、過去のSTUの大箱ライブは、数少ない表題曲もやらずに本店曲ばかりやったり、曲の持つ意味も考えてないような適当な曲順だったり、セトリや構成が甘いことが多い感じでした。

もちろんそうじゃないことも多かったですし、坂道曲とかやってたりして意外性を持たせたライブとか楽しいものも多かったです。


沖ちゃんがブログで言ってたのと同じく、僕もSTUの曲が本当に好きです。

王道ではないけど、散りばめられたフレーズに人生を垣間見る、そんな歌詞と素敵なメロディが瀬戸内の風景とマッチしたMVになり、ライブで披露される。

他の48Gの曲と一線を画した良曲が多いのも、僕がSTUを好きな理由のひとつです。


「STUを見に来てSTUの曲とパフォーマンスを見る」という当たり前が、僕には必要でした。


特に原田清花さんを推し始めてからは僕太公演を中心に見に行くことが多かったですが、僕個人としてはこれには当初は否定的でした。

なんでSTUを見に来ているのに、STUの曲をやらないのか。僕は理解に苦しんでいました。

今月行われた千秋楽のように、せめて最後に「僕らの春夏秋冬」1曲やるだけでも全然違っていたと思いますが…


ユニット公演はユニット公演でコンセプトがあるから、それは別物として楽しむ。

だからこそ周年コンサートのような全体ライブに、僕は期待を上乗せしていました。


4周年コンサートは、推しメンが活動休止中で出演していませんでしたが、それを差し引いても良いライブでした。

昼と夜でまったく違うセトリという攻めた姿勢がすごく良かったです。


その後STU48号が退役し、夏ツアーも一度も行けず、モチベーションがダダ下がりになった時期もありましたが(この頃には僕自身の問題もあるのですが)、9月の2期生昇格を賭けたライブと、その後のツアー打ち上げライブはシンプルに楽しかったです。


様々な期待を胸に迎えた今回の5周年コンサートでしたが、とはいえ実際にライブを見るにあたって、不安のようなものはありませんでした。

「きっと彼女たちは良いライブを見せてくれる」という、変な確信じみたものがありました。


だから今回の遠征を死ぬほど楽しみにしてましたし、僕の期待以上のものを彼女たちは見せてくれたことに、ただ感謝しかないです。


とあるヲタクのツイートに、こんなものがありました。

「STU曲のみ・シングルフル披露・ユニットシャッフルなしという「正史」にこだわった、メンバーとしては一度やってみたい集大成的なセトリなのかもしれませんが… 僕には日常の連なりにしか感じられなかったなぁ。」

僕は声を大にして言いたい。

その「日常の連なり」こそが「歴史」(正史)なのだと。


そもそも、STUはその日常すら危ういことが多かった。

公式が言うところの「逆境」というやつです。


船上劇場は延期、シングルは延期、豪雨災害で被災、シングル延期、COVID-19パンデミック、船上劇場の早すぎる終焉、周年コンサートの延期…

5年のうち、まともにライブもできない日々の割合がどれだけ大きかったことか。


そして僕は今回の周年コンサート、過去を振り返るだけではなく未来を見据えたライブだったことを痛切に感じました。

それはキャプテンのみちゅが言っていたことにも繋がるかと。


「変わっていくSTU48ですけど、変わらないものも沢山あると思います。

皆さん、これからも私たちについてきてくださると嬉しいです。」


飽き性の僕が4年半瀬戸内に通い続けた理由が、たぶんここにあると思います。

常に変化を伴いながら、変わらずに瀬戸内に在り続けてくれる存在。それがSTU48なんだと、改めてその存在に感謝したいと思います。


「思い出せてよかった 僕がこの街を目指した理由(わけ)

もしも君と巡り合わなければ 自分を忘れてきっと流されていた」


瀬戸内に来るたびに、STUを見るたびに、推しメンに会うたびに、僕は自分の感情が揺さぶられて、心を取り戻して帰っているように思います。

心にぽっかりと穴があいていたSTUと巡り合う前の2017年頃の自分は、彼女たちと巡り合わなければ、きっと流されて生きていたことでしょう。


STU48と推しメンが、6年目以降も健やかに楽しく過ごせますように。

そして、来年は舞羽ちゃんも凜子も全員揃って6周年コンサートが開催できますように。


遠く名古屋の地から、僕のアナザースカイ・瀬戸内に祈りを込めて。


(了)


STU48 5周年コンサート at 広島グリーンアリーナ・セットリスト

M00.Overture
M01.出航
M02.サングラスデイズ
M03.ペダルと車輪と来た道と
M04.思い出せてよかった
-MC-
M05.風を待つ(カメコタイム)
M06.独り言で語るくらいなら(同)
M07.ヘタレたちよ(同)
-MC&MOVIE-
M08.制服の重さ
M09.原点
M10.大好きな人
M11.無謀な夢は覚めることがない
-MC-
M12.Sure、じゃあね (石田千・岩田・甲斐・立仙)
M13.一瞬のスリル (信濃・峯吉・矢野・今村・谷口・兵頭)
M14.僕はこの海を眺めてる (瀬戸内PR部隊/石田千・福田・沖・瀧野・岩田)
M15.気にならない孤独 (池田)M16.僕たちはシンドバッドだ (尾崎・小島・迫・鈴木・内海・渡辺・宗雪・川又あ・川又優)
M17.非全力(高雄・吉田・田中・原田・工藤・清水)
M18.ポニーテールをほどいた君を見た (瀧野・中村・沖・福田・石田み)
-MOVIE&MC-
M19.暗闇(1期生)
M20.やがて 菜の花が咲く頃 (ドラフト3期生)
M21.僕らの春夏秋冬 (2期生)
M22.片想いの入り口 (NewWave期/研修生)
M23.奇跡という名のストーリー (カメコタイム)
-MC-
M24.思い出せる恋をしよう
M25.船から降りた僕たちは・・・
M26.花は誰のもの?
-MC&撮影タイム-
M27.瀬戸内の声
EN1.STU48(瀬戸内ver.)
EN2.STUフェスティバル
-MC-
EN3.夢力

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