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STU48 8thSg「花は誰のもの?」MVロケ地探訪記 ~花咲き誇る山口で~

▼訪問日:2022年4月5日(火)
▼この記事は、2022年5月24日(火)にアメブロに投稿した記事を転載したものです。
▼当訪問においては、政府方針に基づいて策定された関連団体・協会等の遵守事項を守り、感染症対策を行っています。
▼この記事に掲載されている情報は2022年4月現在のものです。COVID-19等の影響で情報が変わることがあります。訪問の際は、あらかじめご自身でも情報をお確かめください。

2022年4月13日。STU48は8枚目のシングルとして「花は誰のもの?」をリリースしました。


それに先立って3月31日、その楽曲を主題歌とする30分超のドラマミュージックビデオ「光は君に、あの日々に。」がYouTubeにて公開され、ドラマの映像を使用したMVもその後公開されました。

ドラマミュージックビデオと共に、平和への想いを込めたこの作品は、かなりの力作となっております。


「花は誰のもの?」MVのロケ地はどこ?

さて、ドラマMVの最後、エンディングロールでは

「山陽小野田市シティセールス課」
「美祢市観光協会」

の二者の名称が出てまいりました。

今作8枚目シングル「花は誰のもの?」MVのロケ地は山口県美祢市と同・山陽小野田市。

一部シーンの撮影が山口県だった初のオリジナル曲「瀬戸内の声」以来の山口県での撮影。

つまり、「メインの撮影を初めて山口県で行った」STU48のMVなのです…!


具体的なロケ地の場所は、

美祢市:旧・美祢市立豊田前中学校(廃校)
山陽小野田市:竜王山公園、きららビーチ焼野

となっています。

スペシャルサンクスから察するに、撮影には自治体から強力なバックアップがあったようですね。


4月4・5日(月・火)と連休だった僕は、元々1泊2日で広島県の桜スポットを巡る予定だったのですが、そのうち2日目の丸1日をロケ地巡りに費やすことにしました…!

なお1日目には「風を待つ」(2回目)と「僕らの春夏秋冬」(2回目)のロケ地巡りをそれぞれしてます笑


まずは美祢市へ

美祢市消防本部入口付近から見た美祢線列車、伊佐セメント工場煙突群、桜

山口県美祢(みね)市は、宇部興産の伊佐セメント工場の煙突が象徴的な市街と、日本最大のカルスト台地・秋吉台と同じく日本最大の鍾乳洞・秋芳洞を擁する石灰の街。

その中の豊田前町地区にあった旧・美祢市立豊田前中学校が、学校でのシーンが撮影されたロケ地です。

<車の場合>

美祢市街から10km強ですが、快走路なので15分で着きます。また、南の中国道・美祢西IC方面へ向かう県道65号も同じく走りやすかったです。

小野田(竜王山公園付近)とを行き来する際も、その県道65号を使えば1時間程度で到着できます。


<公共交通機関の場合>

JR美祢駅からバスに乗車。
ブルーライン交通(リンク有り)「豊田町西市行き」に乗り、「豊田前バス停」下車、徒歩約5分です。

問題はJR美祢線もバスも本数が少ないことですが、鉄道とバスの連絡はめちゃくちゃしっかりしているので、乗換待ちは割と短いようです。

逆に乗り換え時間が5分という便のもあるので、注意が必要です…


というわけで美祢市の旧豊田前中学校へやってきました!

実は、美祢市の学校は来るかどうか迷ったんですよね。
というのも、学校での撮影は基本的に校舎内なので、あんまり行っても意味がないかな~と。


とりあえず朝10時に新山口駅に到着して小野田へ行こうとレンタカーを借りたのですが、美祢経由で小野田へ行ってもさして時間は掛からないと判断。

じゃあいったん美祢へ行って現地調査しよう!と考えつき、現地で特定作業し出すという行き当たりばったり。
何せレンタカー予約したのが前日夜だったので…

ただ、結果的には行ってよかったです。


学校入口とレンタカー

ちなみにノーヒントで特定しましたが、決め手は…

・学校は廃校(ニュース記事より)。ただしかなり綺麗で新しめ
・風景的に見て学校ロケが美祢市
・校舎の規模感的には小学校または中学校

美祢市で最近廃校になった小中学校を検索し、Googleマップ衛星写真で確認。校舎の屋根色や形、前庭の様子で特定

という感じ。

劇中に「全統模試」のポスターがあったので、とりあえず下調べ無しで廃校となった高校に行ったら全然違っていて、ついでに撮ったのがさっきの煙突と桜の写真です…苦笑


8thシングルのリリース後のことですが、美祢市観光協会さんがMVロケ地について公式に紹介してくださっていました!

みなさん、ロケ地巡りの際にはぜひ秋吉台・秋芳洞など美祢市の観光地にも行ってみて下さいね!


旧・美祢市立豊田前中学校

というわけでお邪魔します!

現在敷地内は美祢市豊田前多目的広場および豊田前体育館(リンク有り)として、一般に開放されています。

公民館に申込すると、グラウンドは無料で、体育館は130円/時で利用できるそうです。
ただし、もちろん校舎のほうは入れません。

当日も春休みということで、小学生の野球チームが練習をしていました。
めっちゃ視線を浴びました笑

こちらはワンカットだけ映された校舎とプール。


校舎外観。1つ前の写真の反対側です。
1階が作中で教室、2階が写真部部室の扱いでした。


教室内。作中とは向きは違いますが、奥にも満開の桜が見えました。


学校内には本当に桜がたくさん植えられていて、割と近年植樹されたと思しき桜もあり、今後も桜の見どころとして人々が訪れる場所になりそうです。


ドラマ内では咲いていなかった桜が花を開いている風景に、より心を揺さぶられるロケ地巡りでした。


敷地内の少し奥まったほうへ。作中でも特徴的だった校舎内の風景が、ガラス張りのため外からもよく見えました。


そしてその先には桜の木々。
この学校は本当にたくさんの桜に囲まれた素敵な学校でした。


また、校舎棟と体育館を繋ぐ通路も、作中で1カットだけ使われていました。


そしてそこから見る校舎棟の2階が、瀧野由美子さんが部室から眺めていた音楽室。
そう、実際は瀧野さんの目線の先には実際に音楽室はなく、映像演出となっています。


学校自体は小規模なので、15分も歩き回ってればおおよそのポイントは掴めるかと思います。
僕は当日のGoogleのタイムラインを調べたら、45分ほどの滞在時間でした。

この日は本当に桜が綺麗だったし、本当はもうちょっとゆっくりしたかったんですが、いずれまたゆっくり行きたいなと思います。


続いて山陽小野田市へ!

1日3本しか列車が来ない長門本山駅 2021年8月撮影

平成の大合併で、産業のまち・小野田市と、新幹線も停車する鉄道の要衝・厚狭駅が所在する山陽町が合併し、2005年に発足した山陽小野田市。

市内を走るJR小野田線の本山支線という支線には1日3往復しか列車が来ず、割と市街地にありながらも超ローカル線…という、鉄道ファンには有名なスポットがあります。


そんな山陽小野田市のランドマーク・竜王山の竜王山公園が、通学路のシーンと写真部の部活シーンが撮影されたロケ地です。


宇部市とも隣接していて、さすがに美祢に比べれば交通量は多いですが、平日日中は全く苦になりませんでした。

美祢市のロケ地・旧豊田前中学校からは、県道65号経由で1時間程度で到着できます。

また、帰りは新山口駅に戻って新幹線でしたが、新山口駅まで宇部市街を通りながら山口宇部道路(無料)経由で1時間程度。有料の山陽道を通らずとも都市間移動はかなり快適です。


公共交通機関の場合は、JR小野田線・浜河内駅から徒歩20分と市のウェブサイト(リンク有り)は載っていますが、この駅は先ほど紹介した1日3往復しか列車が来ない路線の駅です笑

次に近いのは雀田駅で、こちらは小野田線と支線の両方の駅なのですが、小野田線自体も本数は決して多くなく、またここからだと徒歩45分程度かかりそうです。


バスの場合は、JR山陽本線・小野田駅から船鉄バス「小野田線」「きらら交流館バス停」下車、公園まで徒歩20分です。そして、ここが「きららビーチ焼野」の最寄りバス停でもあります。

が、こちらも本数めちゃくちゃ少ないです…。電車・バス、両方うまいこと使ってがんばってお越しください…(投げやり)


とどのつまり、やっぱ山口県内の移動は車が無難ですってことで。


桜咲く竜王山公園

竜王山公園に到着しました。てかめちゃくちゃ桜咲いてない!?

そう、実はこの竜王山公園、屈指の桜スポットなのです!
(全く下調べ無しで来たので現地で知りました…)


ここでは特に具体的な場所までは書きませんが、作中の樹木の1本1本、ガードレールやカーブミラー…そういったヒントを基に自身で場所を見つけていくのは、とても楽しかったです。

皆さんも、ぜひ現地で場所を特定してみて下さい。

強いて言うなら、竜王山公園管理室付近に駐車場があるので、そこに車を停めて山頂まで歩いていくのがベストかと思います!


まずは物語の始まり、入学早々遅刻しそうになっている通学路から。


実は入学式の時期には、こんな感じで桜が咲き誇る道になっています。素敵ですね~!


謎の使命感に駆られて、写真ホルダーを取り出しました。
あれ? 写真がいつもと違う気がするな?

(まあ瀧野さん推しじゃなくても普通に好きなんで…鉄ヲタですし…)


こちらは、仲たがいした瀧野さんと舞Qが2年生になって会い、少しだけ本音を語りながらも、ちほちゃんが瀧野さんガン無視して舞Qを連れ去るシーンの場所。


遠くに見えるのは北九州市の山なんですが、作中では霧がかかっていて島のように見えました。なので予告編の時点で特定が全然できずじまいでした。


瀧野さん…好きだ…(突然妙に溢れ出るガチ恋感)

※ちなみに普通に周りに人が居ました


マスク姿になった3年生の通学路。1年生の時の場所とニアリーイコールジョイです。
(「超孤独ライオン」良い曲ですよね)


竜王山公園の頂上には展望台があり、周辺の景色を一望できるビュースポットになっています。

途中に挟まれる写真部の活動風景は、こちらで撮影されています。


このちょっとだけマスク外す瀧野さんめっちゃ好きなんですよね…好きだ…(まだやってたんですか)

※推しメンは原田清花さんです


さて、午前中に居た美祢市では晴れていたんですが、竜王山公園に到着する頃には親の仇よりも憎い曇り空になってしまっていて、少し残念でした。

しかしながら桜も満開でロケ地巡りしながら桜も楽しめて、すっかり漫喫していました。


さあ、いよいよ最後のロケ地へ向かいましょう!


きららビーチ焼野

最後は、合唱部&写真部が2年生の時に部活をしていた、そして最後に合唱部と写真部が集った浜辺。

それが山陽小野田市の「きららビーチ焼野」です!


ここではもう、多くは語る必要もないかと思います。


まずは浜辺で青春っぽさ全開の合唱部サイド。


砂浜で腹筋とか砂つきまくるやんと思ってたんですが、潮が来ないところには砂浜に芝生がありました。
こういうのは現地に来てみないと分かりづらいですね。


それにしても、ほんと浜辺で叫ぶとか青春にもほどがあるって感じです。至高。


その浜辺の合唱部を、少し遠めに見る写真部サイド。
「LOVE ONODA」のモニュメントが目印です。


僕も瀧野先輩の写真で日本一になりたい。



(草じゃない、雑草!)


最後のほうが少し雑な気もしますが笑、長かったロケ地巡りも最後の場所にやってきました。
合唱部の写真を写真部が撮影する、感涙必至のシーンの場所です。


平日夕方、ひとけの少ないこの浜辺に佇んでいると、「花は誰のもの?」のメロディを口ずさんでしまいます。


疫禍によって当たり前の青春が消えてしまった時代。
戦渦がまたも繰り返されてしまった時代。

ドラマ、楽曲、今いる自分の場所、世界…いろんな物事が虚実入り交じって、ここに立って海を眺めていた僕の頬にも涙が伝いました。


心愛さんが撮っていた雑草(シロツメクサ)にも、花が咲いていました。


—————"The  flower is everyone's one."



今回の8thSg「花は誰のもの?」ロケ地巡り、個人的にはすごく思い出深いものとなりました。

MVが公開されてわずか数日のうちに、愛知から山口へ。
ライブがあるわけじゃなく、たまたま連休だっただけで勢いで出かけてしまいましたが、それでもやっぱりそこには僕を温かく迎え入れてくれる瀬戸内の景色がありました。


皆さんにも、ぜひ現地に来てみてください。
そしてぜひ自分の目で、彼女たちが見つめていたものを確かめてみて下さい。

瀬戸内の海は、いつでも皆さんを待っています。


追記

▼1:山口新聞のニュース(2022年4月22日付)で、MV撮影に関する記事が掲載されました。


▼2:山陽小野田市・広報「さんようおのだ」2022年5月1日号で、MV撮影に関する記事が掲載されました。

山陽小野田市の広報「さんようおのだ」2022年5月1日号に、STU48のMV撮影についての記事が掲載されていました!

PDFで見ることができますので、ぜひチェックしてみてください!

(了)


【そのほかのMVロケ地巡りはこちらからどうぞ!】

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