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第2回・STU48「僕らの春夏秋冬」MVロケ地探訪記 ~桜春譜~

▼訪問日:2022年4月4日(月)
▼この記事は、2022年6月14日(火)にアメブロに投稿した記事を転載したものです。
▼当訪問においては、政府方針に基づいて策定された関連団体・協会等の遵守事項を守り、感染症対策を行っています。
▼この記事に掲載されている情報は2022年4月現在のものです。COVID-19等の影響で情報が変わることがあります。訪問の際は、あらかじめご自身でも情報をお確かめください。

今回は初めての「2回目のロケ地巡り」記事です。(紛らわしいな…)


そう、みんな大好きSTU48「僕らの春夏秋冬」MVロケ地巡り、まさかの第2回ですよ!

「桜春譜(おうしゅんふ)」と称しまして、いわゆる春編をお送りしたいと思います。


▼第1回のロケ地巡り「冬雪譜」 はこちら

▼楽曲についてつらつら書いた記事はこちら


今年も広島に桜は咲いて

なんで2回目行ってるのって?

そりゃもちろん好きな曲と好きな場所だからです。


っていうのもあるんですけど、曲名を考えてみて下さい。

「僕らの春夏秋冬」

じゃないですか。

「じゃあ春夏秋冬の全ての季節巡るしかなくない??」って思いません??

(普通の人は思いません)


で、しかもネットの情報によると、ロケ地となった旧・安芸高田市立郷野小学校にも桜が咲くというじゃないですか。

じゃあこの素敵な校舎と桜のコラボレーション見たいよね!ってなったわけです。
なんて安直な…


というわけで、おはようございます。
2022年4月4日月曜、朝8時過ぎの福山城です。

瀬戸内のヲタク、いよいよライブもイベントも無いのに名古屋から遠征しに来るの巻。


尾道にて 桜と桃太郎

この日は名古屋を朝一番に出るのぞみに乗って福山駅に到着し、そのまま尾道へ行って散策をし、さらに在来線で広島へ行ってレンタカーを借りて、安芸高田市へ向かう行程でした。

なお、広島市内に一泊後、翌日は朝早くから在来線で新山口駅へ行ってレンタカーを借り、「花は誰のもの?」ロケ地めぐりをしに行きました。

まあまあ体力の要る1泊2日でしたね…()


そして桜が満開の旧郷野小学校へ

さて、広島駅周辺から車で走ること約1時間、今年もやってまいりました。

STU48楽曲「僕らの春夏秋冬」MVロケ地、旧・安芸高田市立郷野小学校です!

今回も校舎内には立ち入りませんが、少し学校内を歩いてみましょう。


前回は降り積もった雪で一面真っ白でしたが、今回は雪に覆われていない、ありのままの郷野小学校を初めて目にしました。


そして日本の学校といえば、やはり桜の木が植えられているのが世の常。

郷野小学校では、満開の桜に迎えられました。


木造校舎と桜の木、これぞジャパニーズトラディショナルスクール…

いいですねぇ…


とはいえ、実は学校内に桜の木は数本しかないので、校舎入口から見るとこんな感じです。

桜の木も管理が大変ですもんね。


MVでは桜は出てきませんが、ブランコの脇にある桜がやっぱり一番絵になりました。

学校横を流れる江の川(ごうのかわ)の土手に上がって、少し俯瞰して見るのも良い感じです。


校門付近にも桜の木があり、来る人を温かく迎えてくれます。


或る老婦人の想い出

実は郷野小学校に着いた時、この校門付近にある桜の木の下で、一人のおばあさんが校内から出ていくところに出会いました。

僕は地元の方かなと思って校内に入ることを断ろうと声を掛けたところ、おばあさんは「私も普段散歩しながら学校に入っとるけえ、中に入るぶんには構わんと思うよ」とおっしゃっていました。


そこから少し話をしていると、おばあさんもこの郷野小学校を卒業されているとのことでした。

一度は広島を離れていたものの、地元に帰ってきたそうです。

そしておばあさんの娘さんが、なんとここ郷野小学校で教鞭をとられていたことがあるとのお話も聞き、かなり学校とゆかりの深い方でした。


そしておばあさんは、この小学校が建てられた昭和10(1935)年当時のことなども、色々と教えてくださいました。


建築当時はおばあさん自身もお生まれではなかったので聞いた話とのことでしたが、学校の横を流れる江の川下流、島根県の山から良質な木材を水運で運んできたとおっしゃっていました。


そしてその木材を老若男女問わず集落の皆さんで運んで、そして大工の方の様々な建築技術も駆使して建築していったそう。

良質な木材と優れた技術、そして地元の皆さんの結束によって、90年近くも風雪に耐え抜いてきた丈夫な木造校舎が建築されたのです。


それ以来、この場所に生まれた皆さんは何世代にも渡ってこの学び舎と共に時間を過ごし、この学び舎を愛してきました。

2019年に廃校となって以降、今もこの小学校を活用・再生していこうと動いているのは、きっと地元の皆さんが長く紡いできたそういった愛着があってこそのことなのだ…と、僕は深く感動してしまい、話を聞いているうちに泣きそうになっていました。


僕は、僕の好きなアイドルグループと推しメンがそのような素敵な場所でMVを撮影させてもらえたことを、とても嬉しく思いました。


地元有志の方による様々な再生プロジェクトも行われています。

ぜひこちらもご覧ください。


MV撮影時のメンバー待機場所

話は変わりますが、今回の訪問も校舎内には入っておりませんが、裏手にも出入り口があり、校舎裏に建物がありました。


一見すると武道場のように見えなくもないですが、建物には「ランチルーム」とありました。


あっ、これMV撮影の時の配信定点カメラで見たところだ!(進○ゼミ風)


そういえば前回来た時、2021年11月のMV撮影の時にメンバーの待機場所になってた場所どこだろうと思いながら、雪だったのであんまり歩き回らなかったんですよね。

ここが待機場所のようです。


それとは関係ないんですが、校舎脇のこの場所で推しメンが待ってるんじゃないかと思って、ついつい来てしまいます。というか居ます(幻覚)


花は咲いて散って また咲く日まで

毎度おなじみ、MVロケ地で推しメンタオルを掲げてセルフ撮影しよう!の図。

ちなみにこのすぐ後、近所のおじいさんが学校脇を散歩していて目が合ったので挨拶したんですが、ギリギリのところでサングラスは外していましたので、不審者扱いはされませんでした。

まあ十分不審者なんですが…


「僕らの春夏秋冬」は、春に桜が咲き乱れる「僕ら」の思い出の場所へ桜が咲かない頃にやってきて、過ぎ行く季節と共に居なくなった「君」を想う物語。

今回はその桜が咲く時期にやってきました。


今、僕らが過ごす時間も、きっと過去になる。

好きだった人も、いつか居なくなってしまう。


でも僕らが生きているのは、まだ思い出の中じゃない。

僕らは今を生きている。だから桜を見てもまだ君のことを想わない。


だから、僕が君を想う物語は、もう少し先までとっておこう。

それまでは、僕らは今という時を大切に過ごそう。


そんなことを思いながら、僕は再びこの場所に来ることを胸に誓い、僕がいる場所へ帰途についたのでした。


(了)


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