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あめの日について

拝啓、

こんにちは、鈴桜です。雨だったり暑かったりしますね。

皆さんは雨の日は嫌いですか?私は実は結構好きです。雨の日は外に出たくなります。雨音や雨に濡れたアスファルトの匂い、人の少ない街。いつもと違う雰囲気で歩くいつもの場所。思わず歌って踊り出したくなるようなワクワクを、雨は与えてくれます。

どうして雨の日は気分が高揚するのか。やはりそれは特別感だと思います。
雨の日は音を吸収するのか、静かに感じます。
人によっては苦手と言われる濡れたアスファルトの匂いも、晴れた日にもお土砂降りの日にもない、今しかない、の香りが私はとても好きです。
人の少ない街も好きです。人の姿を見ない屋外は、私にとっては新鮮で、特別な舞台装置のようです。
いつもと違う、ということは人間の恒常性から見ればとても不安なことですが、その中に特別を見出すことは、不安を少しのワクワクに変えるひとつのヒントになると思います。

ここまで雨について、どんなところが好きか具体的に挙げてみましたが、もうひとつ、雨が好きな理由が思い浮かびました。
それは、雨の表現のひとつの「空が泣いている」という言葉に、私がとても共感するからです。
空が感情を持っていて、実際に泣いているわけではないと思っていますが、雨はふと、悲しみの感情を思い出させます。
悲しみを知っていることは人を豊かにする、と思っているので、空が泣くという言葉が、私はとても好きです。

なんだか湿っぽいお話になってしまいましたが、雨の日は悲喜交々ですね。洗濯物が乾かなかったりもしますし、実際に困る日もあります。そんな中でも特別感をどこかに見いだして、スキップできるようなワクワクを毎日に見いだせたらいいなと思っています。

梅雨がやってきますが、ご自愛ください🌸

敬具

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