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夫とファミレス

ベルです。

先日仕事終わりに夫とガストに行きました。
ファミレスというと、手軽だからこそいつも行く場所が決まっていることが多いのではないでしょうか?

私たちも行きつけのガストは家から一番近い店舗です。
ただ今回は夜のドライブも兼ねて、あえて隣の市にあるガストを選びました。
スマホで検索して目的の店舗を決め、ナビに設定。
仕事終わりの人が多いからこそ、車の多い道をワクワクしながら運転しました。

「何食べようかな?」
「ドリンクバーつける?」
「あの景色いいね。冬って感じ!」
「今度この公園に行きたいね!」
小さい頃に両親としていた様な言葉を次々と夫に発している自分がいました。

40分走らせて無事到着。
月曜日であったためか店内はそれほど混んでおらず落ち着いていました。
親子連れや女の子の学生二人組、部活終わりの高校生、スーツを着たサラリーマン、そして私たち20代夫婦。
お店にいる人を観察していると、注文を決めるまでに様々な感情が出てきました。

(いづれあの親子連れのように子供中心での食事になることもあるのかな)
(私も女の子同士でキャピキャピしてた時もあったな)
(部活終わりのファミレスで過ごした時間は彼らにとって今後懐かしの思い出となっていくのだろうな)
(今日は夫とだけど、会社の人とのご飯も楽しいだろうな)

年代も構成も多様な人がいるからこそ、これまでの思い出や今後について想いを巡らせられました。

ドリンクバーのココアを飲みながら夫と注文したメニューを待ちました。
今日の仕事のこと、夫の仕事のこと、お互いの悩みやアドバイスなどなど。
最初は社会人同士の会話をしていました。

お互いお腹が空いていたのか、メニューが来てからは黙々と食事。

(そういえば学生の頃も夫とファミレスで何度も食事をしたな)

そしてどこか学生時代に戻った様な感覚になりました。

お互いの考えを話すために、付き合い始めた当初に寄った大学近くのファミレス。
授業終わりにスイーツを食べながら旅行の計画を立てたファミレス。
学校説明会の後、疲れた体を癒すために途中下車してお腹を満たしたファミレス。

コロナ禍の影響で夫とデートが叶わなかった時期もあり、満足に過ごすことが難しかった時間を今回のガストで埋めている気がしました。

しかしながら大学時代の思い出を話しているとどこか懐かしさを感じ、学生生活は完結しており社会人になっているんだと実感した瞬間でもありました。

ファミレスに行くことは特別ハードルが高いことではないと思います。
ただ普段は行かない店舗に足を運んだことで、これまで25年間の軌跡を辿る旅をしている様な気がしました。

次はどこのファミレスに行こうかな〜。


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