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インドアクライミングのマナー


皆さんは通われているクライミングジム、または、遠征先のジムで気になった他の利用者さんの行動や、登り方、様々な行動が必ずしもあると思います。
その中でも多そうなことからピックアップして行きたいと思います。

•初めてのクライミングジム利用、危険な場所に居ることは誰でもある。
まずこちらをピックアップしたのは、必ず『初めての方』はいると、言うことです。
ここでの『初めて』は、クライミングを初めてする方、普段は登っているが別のジムに行く場合などが当てはまります。
登録をして初めてそのジムを利用する場合は、おそらくスタッフの方が、どこで休憩してください。ここの壁は潜らないでください。などの案内はして居るとは思いますが、必ずしも全員が守れるわけではありません。
その上、経験者の方でも、初めてきたジムの課題の流れや進行方向を全て把握するのは難しいです。
また時々しか登らない方もいるので、ホームジムであっても落下点や、着地場所で課題を確認している場合や休憩されている事は考えられます。
そのような場合には、待機されている方で登られている方を守る必要がるので、『危ない』と感じたら声掛けをして、事故を未然に防ぎましょう。
また、マットの上は基本的には、登る方が入るエリアになるので、休憩中は上がらないようにして、自身の危険を回避することは必須です。
ジムによっては、ほぼ全てがマットの場合もあると思います。
特に、初心者の方は、『え、どこで休憩したらいいの。。。』となるかと思います。
そう言う場合は、スタッフさんにどこで休憩するのがベストか予め確認しておきましょう。

経験者の方は、基本的に知らないジムを利用される場合は、課題を見る前にエリアの危険箇所や、利用者の多い場所を確認されてから登る方が非常に多いです。
そうすることで、自身の事故を防ぐことはもちろん、エリアの安全も保たれます。
クライミングは初心者から、アマチュア、プロまで同じエリアで行う競技です。
非常に幅広い視野が必要になるので、待機中や休憩中に声を掛けられて危険な場合には、速やかに移動しましょう。
合わせて、危険な方がいたら躊躇なく声を掛けれるように準備もしておきましょう。
クライミングエリアはスタッフさんと、利用者さんで安全管理をして気持ちよく登れるようにして行きましょう。

•お子さんは必ず手の届く所で
上記をお読み頂いた方なら、ご理解いただけると思いますが『マットの上は危険な場所』です。
しかし、お子さんにとっては、とても楽しい場所です。
普段ないような空間、光景が目の前にあるので、お子さんのテンションは上がるのは当然です。
そして、必然的にお子さんは興味があることにまっしぐらです。
そこに上で登って居る人が居ようと、ゴールを必死に抑えて居る人が居ようと、お子さんには何も見えて居ません。
ましてや、『上から人が落ちてくる』何て思いもして居ないでしょう。
そんな危険な状態にしないように、お子さんをお連れのクライマー、また、利用を検討して居る方は、必ず自身の手の届く範囲で、お子さんを登らせたり、待機させたりしてあげてください。
難しい課題をトライするクライマーほど登るのは当然ですが、それに比例して、登る本数も回数も多いので、落ちてくる確率も高いです。
これは、プロの方も同じです。
エリア内では安心しないようにしましょう。

•動画撮影に夢中
近年、動画をSNSに載せるために、スマートフォンで撮影されて居る方を非常に多く見かけます。
あくまでも、個人的に感じた事ですが。
自身の記録や、動きの確認の為に撮影されて居る方もいらっしゃるかと思いますが、長時間、三脚や、自撮り棒などで固定されてる方が目に余ることが、正直増えてきたように感じます。

動画を回し続けられると、登りづらい方は多々居ると思います。
自分のタイミングが回ってきた段階から、動画を撮り始めるなら問題はないと思います。
もちろん、動画を切るタイミングも、自分が登り終えれば切るべきだと、感じています。
『撮られている』事で、本当は撮影している同じ課題を登りたいけど、邪魔になると感じて、諦めてしまう方も居ます。
別の課題を登りたいけど、撮影をされている場所だから止めると、言う方も多いのではないでしょうか。
撮影している事は、いけない事ではありません。
ですが、同じ場所で登る利用者さんに、迷惑を掛けてしまうような撮影は、控えるのは当然だと思います。
上記の二点も、エリアの安全を守る事ですが。
こちらの『撮影』と言う点では、安全に直接関係はないかもしれませんが、『クライマーが気持ち良く登る』為には、必要なマナーと、最近感じています。

自分の為だけのクライミングではなく、
皆んなで、楽しく登れるクライミングを目指しませんか。

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