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ブダペスト観光記

チェコの隣の隣にあるハンガリーの首都、ブダペストに弾丸一泊二日旅行に行ってきました。チェコに比べてまだまだ観光地としては日本人にマイナーな気がするハンガリーのブダペストの魅力をチェコ比較でお届けしたいと思います!

訪れた場所

・聖イシュトヴァーン大聖堂
・漁夫の砦
・国会議事堂
・英雄広場
・自由広場
・ヴァイダフニャディ城

などです。ブダペストはプラハに比べると規模的にも1/4ぐらいなんじゃないかと思えるほどコンパクトなので、周ろうと思えば一日あれば十分色々行けると思います。
今回漁夫の砦が、朝9時前に行くと無料と聞いたので早起きな我々は日の出ごろに行きましたが、朝日が昇る様子と漁夫の砦から見えるブダペストの街並みがめちゃくちゃキレイだったので、行く予定がある方はぜひ朝方行くことをお勧めします!

チェコ比較

いま自分たちがチェコに長期滞在しているのと、またチェコとハンガリーは世界大戦後にロシアに共産主義の国として統治された後に資本主義へ変わった国として比較してみたいと思います。また、ハンガリー自体日本人にはマイナーかと思ったので、実際の体感としてのハンガリーについて書いてみたいと思います。

治安

正直ハンガリーの治安はあまりよくないのだと勝手に思っていました。プラハが結構安全な方に入るとよく聞くので、それに比べたら治安が悪いのではないかと勝手に思っていましたが、正直ハンガリーの方が人口も少ないし、治安は体感でブダペストの方が良い気がしました。
まず、チェコはどこに行っても落書きの量がすごいのと、街が割と汚いので建物の景観のキレイさとのギャップが結構あるのですが、ブダペストは街が全体的にキレイでした。落書きもそんなにないし、ゴミや怪しげな大麻を売る店もありません(一応書いておくと、プラハには大麻を売っていそうな店が沢山並んでいますが、チェコは実際のところ大麻は違法です。なのでCBDのお店なのですが、街中で吸っている人は明らかに沢山いる)。
プラハで夜外出すると、さすがにちょっと警戒しないとまずそうだなという雰囲気を結構感じるのですが、ブダペスト名物の夜景を見るために夜外出しても、まず観光地にいるのがほぼ観光客だけでした(笑)
ただ、ハンガリーは治安をよくするために国で結構取り締まっているようなので、その努力は実を結んでいるのかも。

街並み

漁夫の砦からの朝日はまさにこんな感じ

プラハは良くも悪くも街の中心部とかでも道が石畳でめちゃくちゃ足が疲れるし、あんまり舗装しようという気がないのか、この石畳もちょいちょい石が崩れているし隙間にゴミがたまってめちゃ汚いので嫌いなのですが、ブダペストは中心街のほどんどがコンクリート舗装されています。
そして、チェコ→ブダペストに行って気が付いたのですが、チェコはやっぱり街並みの色使いとか、新しい建物の景観とかが、まだ?共産主義国っぽいんですよね。どこ行っても新しい建物はグレーのコンクリート打ちっぱなしみたいな景観の建物だし、色使いもどぎつい赤、黄色、緑、地下鉄の↓のこのアートもなんか、ロシアというかスラブ系の何かっぽいなと思っていました。

この穴みたいなインテリア

それに比べたらハンガリーのインテリアとかは明るくて、プラハのちょっとどよーんとした感じの街並みと比べても、東京に近い感覚がありました。なんでチェコってハンガリーより経済的にも発達してそうなのに、駅構内は暗いし汚いし、あんなに鬱々としているんだろうか…

ブダペストの地下鉄。街中の地下鉄の駅はこんな感じできれいなタイル張りで可愛かった

ハンガリーはそもそもスラブ系ではなく、マジャール人というウラル山脈からやってきた遊牧民が起源なので、そもそも民族が違います。このマジャール人というのは、フィン・ウゴル語族というのに属するらしく、ハンガリー語はフィンランド語やエストニア語と関連があり、チェコやポーランド語とは全く違っています。(ウムラウトっぽいのがある)
見た目的にいえば、なんかちょっと北欧っぽい顔立ちというか、スラブ系のちょっと浅黒くて髪色が暗めな人たちと比べるとちょっとまた違います。
あと、店員さんもチェコに比べたら結構フレンドリーでびっくりしました。スラブ系の人はなんか勝手にとっつきにくい、暗そう、人生楽しくなさそう、みたいな感じの印象を持っていて、ただ話すとものすごく優しい人が多い、見た目とのギャップがすごい人たちだなと思っていました。
ちなみにブダペストの方が英語できる人は多そうな印象でした。みんなペラペラだった。

食べ物

正直私はチェコの食べ物が合わなくて結構それがきついのですが、ハンガリーの食べ物は日本人からしてもめちゃくちゃ美味しいと思います。
郷土料理のグラーシュや、漁師のスープ(魚のアラのスープ)などがまず、めちゃくちゃ美味しかったです。

漁師のスープ。味付けはパプリカ。

グラーシュはチェコだと牛肉をビールで煮込んだしょっぱい酒飲みのごはん、みたいな感想でしたが、ハンガリーのグラーシュは牛肉を赤ワインで煮込んだものです。牛肉の赤ワイン煮がまずいわけがない…あと、ハンガリーのグラーシュについてくる付け合わせのダンプリングは日本でいうマカロニ的な感じの味、食感でしたが、チェコのグラーシュはじゃがいもをつぶしてパンのようにした、何かしっとりしすぎた味のないパン、っていう感じです。
別にチェコをdisるつもりはないんですが、正直多分チェコ人は食にこだわりがないんだろうなと思いました。グラーシュも、観光客向けによく売られている煙突ケーキも、発祥はハンガリーなので、他国から持ってきた美味しいごはんがなぜこうなるのか…
また、適当にスーパーに売っていたハンガリーでしか見なかったチョコレートなども試してみましたが、味はスイス系のチョコレートに近くてすごくおいしかったです。チェコのチョコレートは正直個人的にはあまり好きではなかったです…
そして関係ないですが、ブダペストの方が日本食やアジア料理がいっぱいあったような気が。まずホテルの近くにMomokoという名前の日本ショップがあってびっくりしました。チェコには韓国系やベトナム人街はあっても、日本ショップはないので。つい、ラーメンと乾燥わかめ、ごま塩ふりかけを買い込んでしまいました…ソルティライチも売っていて思わず叫んでしまった…

交通機関

ハンガリーもチェコ同様、改札がないので、チケットを買うか、携帯アプリで購入して、有効化します。
ただ、ハンガリーはチェコよりもチケットコントロールが徹底されていて、地下鉄の入り口は若い駅員さんがどこも立っていて、チケットを見せてQRコードを読ませないと、まず駅構内に入れてくれません。
トラムは乗ろうと思えば、チケットがなくてもまあ乗り込めてしまうのですが、1トラムにつき1人チケットコントロールがいるぐらいのレベルでチケットをチェックされます。自分が乗っているトラムで一回チケットの有効期限が切れていた乗客がいて、チケットコントロールと揉め始めたので若干怖かったです…バスはチケットコントロールいなかったですが、運転席から乗り込むときには運転手さんにチケットを見せる必要はあります。
そう考えると、チェコは性善説なのかな?
クリスマスの、それも明らかに観光客っぽい人向けにしかチケットチェックしている感じがなかった…ので、ちょくちょく電車内で物乞いがお金をせびって回ってきます。ちょっとやめてほしい。。

物価

チェコは体感として東京よりちょっと高い、ぐらいだとして、ハンガリーは東京より気持ち安いぐらいの体感でした。なぜかチェーン店が割と高くて、マックで二人でセットを頼んで1500円超えだったし、Subwayでサンドイッチしか頼んでないのに二人で1500円だったので、なんか高いなとは思いました。その割に、レストランで主食と飲み物を頼んでも2000円ちょいだったので、普通のレストランは安めなのかも。チェコではあまり外食していないので分からないけど、安いという口コミを聞いていったレストランでも一人2500円ぐらいだったので、普通のレストランに行く勇気がないw
チェコはカフェでお茶しようと思ったら、コーヒー一杯に最低4-500円ぐらいはかかるけど、ハンガリーでお茶をする時間がなかったのでその辺はわからず。

それ以外

・謎のサッカー推し
ハンガリーはまあ、結構汚職が悪評があり、今の首相がサッカー大好きなので、ブダペスト市内に結構アリーナがありました。別にハンガリー、サッカー強くないと思うので(失礼)、この謎のサッカー推しはすごいなとは思いました。ただ、昔いたシャーンドル・コチシュ選手というすごい有名な得点王の2006年ぐらいに亡くなった方が、ハンガリーでは聖人視されていて、一応一回の一般人なのに、聖イシュトヴァーン大聖堂に埋葬されているそうです。。すごい。
アジア人比率
ブダペストは結構アジア人比率が多くてびっくりしました。相変わらず黒人はほとんど見かけなかったですが。それも結構女性の一人で歩いているアジア人が結構いました。
・ブダペスト空港
チェコ空港って、思ったよりローカル感というか、こじんまりしてるし、そんなにお店とか空港内のインテリアとかに力を入れている感じが全くないのですが、ブダペスト空港は体感でプラハ空港よりも大きくて新しく、ショップもたくさんあるし、フードコートもあって、楽しかったです。そしてインテリアが明らかにIKEAっぽかった。トイレの蛇口はdysonだし、西欧感がすごかった、チェコと比較して。


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