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なかにあるものを外に出す

ビリーバーズ広尾、事務局担当のくらもとです。今日は、不登校の子を持つ母として投稿します。
現在、中3の息子が小学校6年生の時のエピソードを、私の個人のFacebook投稿より転記します。
「学校行きたくない。」という言葉を、いきなり言われるとドキッとするけど、自分のそのままの言葉を外に出せたからこそ、次につながることもあるんじゃないかな~と感じた、というお話です。

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今日の朝、ムスコからとっても印象的な言葉が出ました。


風邪気味のため、どうも身体も気持ちも重そうなムスコくん。
学校に行く準備ができているものの、ソファーでゆっくり座っていろいろ考えている様子。
私は、ムスコを状況を心の片隅に起きつつも、何も言わずに朝食の片付けをしながら、たまにムスコが話してくれることに耳を傾けていました。

そしたら急にムスコが、嬉しそうな顔をしながら、
「あ!わかった!
なんかもやもやするものがあるなぁと思ってたんやけど、学校に行きたくない、っことを口に出してなかったからやわ!」
と話してくれました。


「おー!なるほど!
もやもやの正体がわからずに、気持ち悪かったんやね。それを自分で発見できるようになったのは、めっちゃ成長した証拠やん!」
と、ムスコの発見に私も嬉しくなりました。


自分の中にある違和感にフタをするでもなく、放置するでもなく、周りのせいにするでもなく、しっかり感じて、しっかり考えて、スッキリ答えを出せたムスコ。

表情も、声のトーンもスッキリしてる♡

「んで、オレ学校休んでいいの?」
と聞くから、
「学校を休むよりも、学校に行って友だちと楽しい時間を過ごす方が、今日は自分のためになるんじゃない?勉強はどこでもできるけど、キミにとって学校に行くのは友だちとの時間を大事にしたいからなんでしょ?今日、学校に行って何をしたいのかを、もう少しゆっくり考えて、納得してから学校行ったらいいんちゃう?」
と私が伝えたら、
「そうやな!ちょっと考えてみる!」
と、にっこり笑ってくれました。

しばらくしたら、
「今日は、友だちとたくさん楽しい話をする!教室で授業を受けなあかんってのは、今日は気にせんとくわ!」
と、自分の中で答えが出たみたいで、私に元気に報告!


いつもよりかは、遅めの登校になったけど、ダルそう、しんどそうだったムスコはすっかり姿を消して、元気いっぱい、笑顔いっぱいで学校に向かいました。

もやもやの正体を自分で発見して、
学校に行く意味を自分で見つけたムスコくん。
彼との会話は、いつも私を成長させてくれます。

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学校に行くのがいい、行かないのが悪い、ということではなく、自分が何に困っているのか、どうしたいのか、をじっくり考えて、整理しながら、進んて行く、ということを繰り返しながら、自分らしい学び方や学ぶ場所を見つけていけたらいいのかな、と、私は思っています。

オトナでも、もやもやをどう解消していいかわからないことありますよね。

家庭裁判所の調査官もされている方が、心理のプロの目線でもお話しくださっています。よかったらご覧ください。


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