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みんなが成長した2022年のビリーバーズ広尾

皆さんこんにちは!ビリーバーズ広尾の統括リーダー、くまちゃんです。
2022年、、、ホントにあっという間に過ぎ去っての年末です。
ビリーバーズ広尾は、スタッフも子どもたちも、たくさんの成長を実感できた1年でした。

スタートは決して順風満帆ではなく

2021年10月に、火曜日・木曜日の週2日開室でスタートしたビリーバーズ広尾。オープン当初は子どもの利用が無い日も続いたりして、果たして私たちの理念は世の中に届くのだろうか、と、若干不安になったこともありました。

<ビリーバーズ広尾の理念>
支援の先にある未来の親子の姿

「子どもが自分らしく人とつながりながら、
自分で考え、次の一歩を踏み出せるようになる」

「親が、子どもの主体性と可能性を
信じて見守ることができるようになる」

https://peraichi.com/landing_pages/view/believershiroo/

理念の実践→想いは伝わる!

本当に少しずつ、少しずつの積み重ねでした。
スタート直後から、ネット上で懸命にフリースクール(平日の子どもの居場所)を探している方からお問合せや見学の申し込みはありましたが、利用者が少ない状況では「同年代のお友だちと過ごせる場所を探しているので・・・」という反応になることも多くて・・・
でも、そんな中でも、私たちの理念に共感して、ファースト・ペンギン(率先して海に飛び込み、後に続くペンギンを先導する役割)となってくれた子どもたちが居たのです。

気づいたら、利用者も増え、それに合わせて、私たちもさらに開室日を増やすことを決意。週3日体制に移行した春以降、特に5月のGWを超えたあたりから一気に見学→体験→入会→リピート利用、と、子どもたちが自分のペースで楽しい1日を過ごす姿を毎回見ることができるようになったのです。

学校との連携も始まりました

夏休みの小休止を経て、9月以降のお問合せ、見学、入会は、私たちも驚くほどのペースでした。広告宣伝のための投資はしていないのですが、instagramやnoteやtwitterやFacebookなどの投稿で私たちの存在を知ってくれる人が増えたのか、毎回の利用者も平均7名程度となり、多い日には10人くらいの子どもたちが、思いっきり自分らしく楽しい1日を過ごす様子を見られる日が続くようになりました。

定期的に利用してくれる子どもが増える中で保護者からのご相談が増えてきたのが、学校との連携。ビリーバーズ広尾を利用した日を学校の出席扱いにするという取り組みです。

在籍する小学校の校長先生や副校長とzoomで面談したり電話で話したりしながら、ビリーバーズ広尾の理念や日々の取り組み、子どもの様子などをお伝えして、校長の裁量によってフリースクールの登校日を学校の出席扱いとしてくれる措置です。

厚生労働省からの下記の通知が、世の中に広がることで、「学校に行かない」という選択をしている子どもの、その選択を社会的に尊重し、そうしたオルタナティブな経路をたどっての社会的自立の道筋を作ることができれば、、、日本の未来は明るい!と思ってしまう私です。

「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」
令和元年10月25日 / 元文科初第698号
(以下、抜粋)
1 不登校児童生徒への支援に対する基本的な考え方
(1)支援の視点
不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。

(2)学校教育の意義・役割
特に義務教育段階の学校は,各個人の有する能力を伸ばしつつ,社会において自立的に生きる基礎を養うとともに,国家・社会の形成者として必要とされる基本的な資質を培うことを目的としており,その役割は極めて大きいことから,学校教育の一層の充実を図るための取組が重要であること。また,不登校児童生徒への支援については児童生徒が不登校となった要因を的確に把握し,学校関係者や家庭,必要に応じて関係機関が情報共有し,組織的・計画的な,個々の児童生徒に応じたきめ細やかな支援策を策定することや,社会的自立へ向けて進路の選択肢を広げる支援をすることが重要であること。さらに,既存の学校教育になじめない児童生徒については,学校としてどのように受け入れていくかを検討し,なじめない要因の解消に努める必要があること。
また,児童生徒の才能や能力に応じて,それぞれの可能性を伸ばせるよう,本人の希望を尊重した上で,場合によっては,教育支援センターや不登校特例校,ICTを活用した学習支援,フリースクール,中学校夜間学級(以下,「夜間中学」という。)での受入れなど,様々な関係機関等を活用し社会的自立への支援を行うこと。
その際,フリースクールなどの民間施設やNPO等と積極的に連携し,相互に協力・補完することの意義は大きいこと。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1422155.htm

2023年に向けて、更なる飛躍を目指す!

ハロウィーン、クリスマス、と子どもたちが主体となって室内を装飾したり、仮装して街を歩いたり、クリスマス・ランチ・パーティを開催したりと、秋・冬のイベントをたくさんの子どもたちがそれぞれのスタンスで楽しむことができました。

私たちの理念とその実践が、世の中にとって必要なものであることを確信できたこの1年。
第2期が始まった10月から、2023年に更なる飛躍を目指すための、いくつかの目標を定めました。

  1.  2023年から平日週5日体制に移行します

  2.  学生ボランティアを活用して活動の幅を広げます

  3.  地域連携を進めて地域に根ざした活動にしていきます

  4.  アウトドア活動を拡充していきます

  5.  採算改善のため利用料金の見直しにご協力いただきます

  6.  採算改善のため助成金や寄付の活用に取り組みます

想いを言語化すると、実現可能性が高まる!

「なんとなく思っている」くらいでは物事は実現しないことを、私はこれまでの人生で繰り返し体験しています。
そして、覚悟を決めて、想いの解像度を上げて、自分ごととして決意をすれば、そして、結果がどうなるかを恐れずに、自分ひとりでなんとかしようとせずに、周囲にその想いを発信して、真摯にサポートを依頼すれば、その想いに共鳴した仲間が集まり、自然と想いが現実のものとして動き始めることも、これまでの人生で何度も体験しています。

上記の6つの目標も、すでにそれぞれが動き出しており、小さなステップを積み重ねていけば、2023年が終わる頃には、また新たな地平がみえるところまで私たちを乗せた船は進んでいることでしょう!

そんなこんなで、来年に向けての目標を整理していたら、レターパックが届きました。ビリーバーズの活動を山形県からずっと遠隔応援してくれている佐々木さんからのお手紙です。
そこには、私たちの1年間の活動を見守る中で、10万円の寄付をすることで応援の気持ちを表したい旨が綴られていたのです。
まさに、「想いを言語化すると、実現可能性が高まる!」ことを証明するような、夢のような出来事でした。

佐々木さん、ありがとうございます。佐々木さんの応援の気持ちをしっかりと受け止め、2023年の飛躍のために大切に使わせていただきます!

みなさん、1年間大変お世話になりました。
そして2023年もよろしくお願いいたします!

私たちの活動を是非、フォローしてください。


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