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ベルギーは7月7日まで未再開、とな?

EUは昨日6月30日付で、翌7月1日から14カ国+中国(条件付き)の住民がEU域内に渡航・入国してよいということを確認・合意した

14カ国の内訳は、アルジェリア、オーストラリア、カナダ、ジョージア、日本、モンテネグロ、モロッコ、ニュージーランド、ルワンダ、セルビア、タイ、チュニジア、ウルグアイ、韓国。

中国については、EUからの渡航者を中国が受け入れる、という双務的条件について明確な回答をしていないため、「条件付き」という表現になっている

…中国は、欧州ロックダウンにより帰国した人ら経由での感染の方が、武漢オリジナルより酷いタイプの別のコロナだった、とかいうプロパガンダを隙あらば再び展開するだろうから、そのへん要注意、ということでEUとしても別記したと拝察する、んだけどどうだろう。

日本だって、現時点でEUからの渡航者を受け入れる発表してないんだから片務的なのは中国と同じじゃん?なのに付帯条件なし、ということはさ(以下略

ところが当日である今日になって、ベルギーはこの14カ国+中国からの渡航者を、7月7日までは受け入れない、というのを表明したんである。

フィリップ・ゴファン(Phillippe Goffin)連邦外務大臣によると、

「ベルギーが追加的な国境再開に慎重になっているのは、そこからやって来る人たちについてももちろんだが、そちらへ出かけて行こうとするベルギー人に対しての、政府としての安全対策について、最速でも7月7日まで時間が必要となるからだ

とのこと。

それはもしかすると、ベルギーからこれらの国へ出ようとする人らに対して、その全員にPCR検査を実施し、陰性が判明した場合に限って渡航許可を出す?、とかいう独自の対策を「準備」と呼んでいるのかも知れないな??邪推ですが。

ここにも何度か書いているように、ベルギーの人口に対する死者数は世界的には今以て高いままなので、

国際的にやな感じで足元を見られないように、という意図もあるのかな、とも拝察せらる。

一方、本日の国内案件として、ゲント近郊のデインズ(Dainze)という街の市長が、市内のスーパーマーケット店内でのマスク着用を義務化する、と市長権限で命じたところ、その街のある東フランダース地域の知事(Governeur)が「連邦政府の決定には従わねばならない。指揮系統として地域が連邦政府を超えてはいけない」として、市長命令を無効とする知事令を出し、ペーター・デ・クレム(Peter De Crem)内務大臣も「善き哉」と言ったとか何とか。

この伝で行くと、EUが7月1日からオープンっつってんだから、ベルギーだってそれには従わなくちゃなんじゃねーの?ということになるんではないかと思うが、EUと加盟国の関係というのは、国内の市町村と地域と連邦、というヒエラルキーに、単純になぞらえるわけには行かない様子であるのだな。

マスク関連話はまだあるので、稿を改めることにする。


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