J1各クラブの正解は一年後(WEST編)

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独断と偏見でチームについてまとめ、注目選手のピックアップ等をしているこのシリーズ。

各チーム、今シーズン終了後どうなっているのか答え合わせするための事前特集です。

答え合わせが楽しみです。


名古屋グランパス

昨季は6位。
前半戦は好調だったが、マテウスが移籍した後に大失速。優勝争いに加われなかったと捉えるべきか、失速しても踏みとどまったと捉えるべきか。
今季は更なる大型補強を敢行。実力のある選手を揃え、攻撃のバリエーション増加に期待がかかる。
ただその一方でディフェンス陣の移籍が立て続けに起きており、守備面では再構築せざるを得ない状況に。
結果的に入れ替わりが多かった今オフ。
タイトル獲得へ向けて監督の手腕が試される。
まずはキャンプでどれだけ融合させることができるのか。

トップチームスタッフは長谷川健太監督、竹谷 昂祐ヘッドコーチ、吉村 圭司コーチ、吉武 剛コーチ、河野和正GKコーチ、楢﨑 正剛アシスタントGKコーチ。
吉武コーチは新任。

主な退団選手は森下、中谷、丸山、中島ら。

主な加入選手は山岸祐也、小野雅史、椎橋慧也、中山克広、ハチャンレ、山中亮輔など。
多くの主力レベルの選手を獲得。また、ユースからの昇格が2人、大卒ルーキー2人と若手獲得も抜かりない。

注目選手は山岸、三國ケネディエブス、ハチャンレ
前者2人はアビスパから移籍したから、というのが理由の一つ。

山岸は前線からのハードワーク、ボールを収める力、味方を使う力、決める力と備わっており30歳を超えた今もなお成長が止まらない。彼がボールを収めたところにユンカーと永井が動いてくる絵が思い浮かぶが果たして。

三國ケネディエブスはまだレギュラーを掴んだわけではなかったがかなり成長し、これからという時期。
空中戦の強さはもちろん、アジリティも高く、名古屋でもレギュラーを掴めるポテンシャルは十分。

そしてDF陣を引っ張るのを期待したいのがハチャンレ。昨季は3バックの中央は中谷だった。彼の抜けた穴をハチャンレが埋める、あるいはそれ以上の活躍してもらうことが名古屋タイトル獲得への鍵となる。

注目ポイントは…

・大型補強ならびに選手入れ替えによる成果は?
・長谷川監督の手腕はいかに

ジュビロ磐田

補強禁止を乗り越え、J2で2位。見事J1昇格を掴んだ。
選手達の持っている力を存分に生かす横内監督の手腕がJ1でも光り輝くか。
新体制発表会では「全員攻撃全員サッカー」を引き続きやっていきたいと話し、勝点40を一つの目標に設定した。

トップチームスタッフは横内昭展監督、三浦文丈ヘッドコーチ、西野泰正コーチ、藤田義明コーチ、川口能活GKコーチ。

主な退団選手は鈴木雄斗、後藤啓介、山本康裕、ファビアンゴンザレスなど。
また、遠藤保仁が現役引退となった。

主な加入選手は平川怜、川崎一輝、高畑奎汰、川島永嗣など。
あとはブラジル人を4名獲得したので彼らがどれほどのものなのか。

注目選手は鈴木海音、中村駿、古川陽介
鈴木は対人戦に強く、精度の高いキックが持ち味。パリ五輪世代なので、J1の舞台で活躍して海外へ羽ばたくことができるか。あと、サッカーIQが高いって誰かが言ってた。

中村はアビスパから完全移籍加入。プロ入り時は群馬でアマチュア契約というところからここまで来た苦労人。スタミナ十分のボランチで彼の右足は攻撃の起点となり、チームを勝たせることができる選手。プレースキックの精度も抜群。福岡では怪我に苦しんだが、彼の実力はアビスパサポーターの多くが知っており、退団決定時は「寂しさ」と「彼の実力なら行くべき」という声が多かった。磐田で頑張れよ!

古川はドリブルが武器で、個人的に見ててワクワクする選手。高校時代から好きでした。ゴールに直結するプレーができる選手。

注目ポイントは…

・目標勝点40にはいつ到達するのか。
・J1ではどのようなサッカーを展開するのか
・新外国人選手の成績は?

ガンバ大阪

昨季は不本意な16位。ポヤトス監督のサッカーの浸透にはまだ時間がかかるのか。個人的には昨季とても注目していたので、今季も引き続き見ていきたい。

主な退団選手は佐藤瑶大、山本悠樹、鈴木武蔵、クォンギョンウォンなど。

主な加入選手は山田康太、岸本武流、山下諒也、中谷進之介など。また、一森や坂本がレンタルから復帰。

注目選手は半田陸、宇佐美貴史、山田康太。
半田は高い守備力と巧みなポジショニングで攻撃参加するのが持ち味。パリ五輪世代で、A代表にも。
ここで活躍して海外へと羽ばたけるか。
彼に期待している人はかなり多いですよね。

宇佐美の実力はもう皆様ご存知、
昨季はキャプテンを任されるもの思うような活躍ができず、チームも低迷。彼の復活が待たれる。

そしてなんといっても個人的に推したいのは山田康太なんですよ。昨季はレイソルでゴールこそなかったが、チーム攻撃において彼の存在は必要不可欠だった。攻撃の組み立てに参加し、そこから決定機に繋げるパスを繰り出しており、その能力はポヤトス監督の求めるサッカーにうってつけである。
彼がボールを持って前を向いた時、それは攻撃のスイッチ。ガンバ復活の鍵は彼かもしれない。

スタッフ
ダニエルポヤトス監督、マルセルサンツヘッドコーチ、高木和道コーチ、上村捷太コーチ、遠藤保仁コーチ、吉田宗弘GKコーチ。

注目ポイントは…

・ポヤトス監督が最後まで指揮を取り、昨季から上積みできたと言えるような成績が残せるか。
・山田康太の成績


セレッソ大阪

昨季は9位。
新たな補強を行い、上位進出を目指す。
個人的に気になる選手が何名かいるので、年間を通してセレッソは追いかけていこうと思います。

トップチームスタッフは小菊昭雄監督、高橋大輔コーチ、小杉光正コーチ、藤本康太コーチ、武田亘弘GKコーチ。

主な退団選手はヨニッチ、山中、丸橋など。
若手のレンタルもいくつか。
そして松田陸、鈴木徳真がガンバへ移籍。
ダービーが楽しみですね。

主な加入選手は田中駿汰、ヴィドールブエノ、ルーカスフェルナンデス、登里など。

注目選手は田中、ブエノ、クルークス、毎熊。
田中駿汰は札幌から移籍。札幌では3バックの一角を担っていたが、セレッソではボランチでの起用も予想されている。背番号10番を背負うのもまた期待したくなる。個人的にも好きな選手でアビスパ獲らないかなーって思ってた。

ヴィトールブエノはSNSでプレー集が発見され、「すごい人が来る」とざわつかせた。両足から蹴れる威力抜群のシュートもあれば味方を活かすパスもある。
チームの攻撃を牽引しそう。

クルークスは個人的に福岡時代からの推しだから。
ブエノの加入で彼も負けじとプレーでアピールできるか。

毎熊は説明いらないでしょう。日本代表ですからね。
海外移籍があるかどうか。

注目ポイントは…
・補強による成果は
・注目した選手の活躍度はどれくらいか。


ヴィッセル神戸

昨季は悲願のJ1初優勝。
個人の質の高い選手が揃っている+彼らを見て成長した若手の融合。選手の質を活かし、迫力ある攻撃を繰り出す神戸のサッカーは吉田監督が目指していた形の完成形にかなり近づいたのかな、と。
選手の質が高いけれどそれを最大限活かしたサッカーだと思う。

チームスタッフ
吉田孝行監督、菅原智コーチ、北本久仁衛コーチ、宮原裕司ヤングプレイヤーデベロップメントコーチ、シジマールGKコーチ、荻晃太アシスタントGKコーチ。

主な退団選手は大﨑玲央ら。
ヴェーチェイも期待してたがあまり試合に絡むことなく退団。

主な加入選手はオビパウエルオビンナ、井手口、広瀬ら。

注目選手は山川、井手口、齊藤未月。
山川はセンターバックもサイドバックもこなせる選手だが2022まではサイドバックでプレーしていたので、昨季開幕戦でセンターバックと知った時は「神戸はそんなに怪我人が多いのか」と思ってしまった。ところがどっこいのセンターバックでの大活躍。途中で怪我離脱こそあったが、25試合に出場しクラブのリーグ初優勝に大きく貢献。
空中戦に強く、足元もうまい。こんなに良い選手だったのか昨季驚きました。そして好きになりました。
今シーズンも活躍するでしょうね。

井手口は昨季アビスパで大活躍。クラブの初タイトルに貢献してくれた。今季はリーグチャンピオンクラブへ加入。ここでも活躍はすると思うので、あとは代表返り咲きなるかどうか。応援しています。

齊藤未月選手。復活を待ってます。
まずはそれを願っている。

注目ポイントは…
・連覇なるか
・ビッグネームや他クラブ主力級の夏補強はあるのか


京都サンガF.C.

昨季は13位。
チーム全体としての好不調の波が激しい一年だった。
監督のやりたいことは年々浸透してきており、今年は一桁順位はいきたい。

チームスタッフは

チョウ・キジェ監督、杉山弘一ヘッドコーチ、斉藤大介コーチ、石川隆司コーチ、涌井秀人コーチ、幸田将和コーチ、富永康博GKコーチ。

主な退団選手はパトリック、イヨハ、井上、木下など。

主な加入選手は鈴木冬一、鈴木義宜、宮本優太、松田佳大など。また個人的には尚志高校から加入する安齋も楽しみ。

注目選手は原 大智、谷内田 哲平、鈴木 冬一、平戸 太貴、安齋 悠人。多い!

は昨季シーズン途中に加入し、14試合で7ゴール。J1残留に大きく貢献した。高さはもちろん、足元もうまいのでDFは大変そうでしたね。アビスパも去年やられました。

谷内田は中盤の選手で攻撃の起点のなるパスを出せる選手。プレースキックの精度も抜群でアジア大会でもU-22日本代表として活躍した。レギュラー奪取なるか。

鈴木はスイスのローザンヌスポルトから加入。
ぶっちゃけるとプレースタイルはよく知らないんです。中盤ならどこでもできるみたいタイプの選手というイメージですが、どうですかね?
ただ注目されていた選手というのは知っていて、湘南時代に曹貴裁監督のもとでプレーしてたということもあり、今年どんな活躍するのか楽しみだと思ってます。

平戸太貴は個人的にずっと好きな選手。J1でも通用する力がある選手。エポックのカードで彼のサイン入りカードを当てたことがあります。
好きなYouTuberさんと平戸選手の奥様が仲良いので、そこも含めてなんか色々と応援しちゃう。
前寛之夫婦とも仲良い。

安齋は尚志高校から加入の高卒ルーキー。まずはプロのレベル、スピードに慣れるところからだと思うが、彼のドリブルは本当にすごい。彼の成長を見守っていきたい。

注目ポイントは…
・最終順位は?
・レギュラーを掴むのは?
・注目選手の活躍は?

サンフレッチェ広島

昨季順位3位。
昨季最終節はアビスパとの試合だったのだが、福岡のキャプテン奈良竜樹は試合前に「Jリーグで1番強いチーム」と言い、広島のことを"ラスボス"と表現した。
そんなチームだがタイトルには届かなかった。その原因はなにか。

多分得点力不足ですかね?他サポなので断言はできないのですが。
今シーズンは外国人選手がどれだけゴールを取れるかがタイトル獲得への道となる…気がする。

主な退団選手は…ナッシムベンカリファかな。
退団というより柴崎、林が引退。
若手がレンタル移籍ですね。

主な加入選手は大橋。
あとは大卒ルーキーの細谷、松本からレンタル加入のGK薄井、レンタルから復帰のイヨハと小原。
入れ替わりは少ないが、若い選手がどんどん出てくるのですごい。

注目選手はソティリウ、マルコスジュニオール、小原、越道。

ソティリウは実力は申し分ないが怪我が多く、なかなかスタメン定着とはならなかった。大橋の加入で奮起するか。

マルコスジュニオールはマリノスで活躍するなど長く日本でプレーしており、昨季途中に広島加入。
広島でも彼らしさを存分に見せてくれた。
とてもワクワクするプレーで個人的に大好きです。
彼もまた若干怪我がちではある。

小原は2022年終了後に愛媛から獲得し、即水戸へレンタル移籍していた。形上は復帰になるが、今シーズン初めて広島の選手としてプレーする。選手層が厚い広島でどれだけやれるか。

越道はサイドアタッカーでルーキーイヤーの昨季は16試合に出場し3アシスト。がんがんクロスを上げてチャンスを演出した。有望な若手がどんどん出てくる広島。彼にもまた期待がかかる。

注目ポイントは…
・新たな若手の台頭、ブレイクは。
・FWは大橋なのか否か。

アビスパ福岡

昨季は7位。ルヴァン杯優勝。天皇杯ベスト4。
クラブ史上最高成績を収め、悲願の初タイトルを獲得。これ以上ないシーズンを送った。
一部主力は移籍したが、補強も抜け目ない。
更なる上積みをし、より良い成績を残したい。

個人的にはアビスパサポーターだけど国立に行けなかったことなど、見届けられなかった試合が多々あったので、それがこのnoteに繋がっている。
今季はアビスパ福岡とJリーグにベクトルを向けまくりますよ。

コーチングスタッフは長谷部茂利監督、田中遼太郎ヘッドコーチ、塚原真也コーチ、中嶋円野コーチ、塚本秀樹GKコーチ。
塚原コーチは新任で、2022年にFC大阪をJ3昇格へと導いた。田中遼太郎さんはS級ライセンスを取得しヘッドコーチへ昇格。退団した吉田恵ヘッドコーチの後を引き継いだ形。
田中ヘッドコーチは内田篤人にサッカーオタクと言われた。

主な退団選手は山岸祐也、井手口陽介、ルキアンら。
退団した選手は少ないが、山岸と井手口は昨季Jリーグリーグ優秀選手へノミネートされるほどの活躍を見せており、戦力的には痛い放出に。

主な加入選手は松岡、岩崎、ナッシムベンカリファなど。松岡は井手口の穴を、ナッシムには山岸の穴を埋めてもらい、昨季の彼ら以上の活躍を願う。

注目選手はナッシム、北島祐二、井上聖也、前寛之。

ナッシムは広島から完全移籍加入した元スイス代表。
前線からの積極的な守備が得意でアビスパ向きな選手。これでアビスパでもし二桁取ってくれたらもう最高よ。あの有名実況「コントロールショットがあるんだなぁ〜」でお馴染みナッシムさんのシュートが楽しみです。

北島祐二は東京ヴェルディから復帰。
シーズン後半は怪我に苦しんだようだが、チームに溶け込み活躍。アビサポの多くが親のような気持ちで彼の活躍を祈り、見守る。

井上聖也は今年から背番号4に変更。昨季の成長ぶりはお見事で、彼の右足から繰り出されるフィードは観るものを魅了する。空中戦も強く、セットプレー時には得点の匂いもプンプンする。アビスパの強力DF陣からスタメンを奪えるか。

前寛之はもはやアビスパの顔と言っても過言ではない。昨季のルヴァンMVP。彼がいなければアビスパは成り立たない。今年も鉄人ぶりの活躍を期待しています。

注目ポイントは…
・山岸と井手口の穴は埋まったのか
・ぶっちゃけ昨季より強いの?弱いの?
・年々進化中長谷部アビスパ。今年はどんな進化を?

サガン鳥栖

昨季は14位。
川井健太監督のやろうとしているチーム作りはかなり興味深いものがある。彼にもうしばらくこのチームを託し、もっと良くなるであろう未来を見ていきたい。
ただ選手の入れ替わりが比較的多いチームなので、そのクラブの方針と今後もうまく付き合いながらやっていけるか。

スタッフ
川井健太監督、菊地直哉ヘッドコーチ、須和部譲コーチ、岩田直幸コーチ、小川佳純コーチ、趙 東建アシスタントコーチ、室拓哉GKコーチ。

主な退団選手は岩崎、ファンソッコ、小野裕二ら。

主な加入選手は丸橋、中原、木村、上夷克典、ヴィニシウスアラウージョなど。

注目選手は中原輝、日野翔太、マルセロヒアン。
中原は昨季東京ヴェルディをJ1昇格に導いた立役者。レンタル元のセレッソかレンタル先のヴェルディかどちらに行くか注目していたらなんと驚きサガン鳥栖。
彼のドリブルが鳥栖のサッカーでどのような輝きを放つのか。

日野はアジア大会にU-22日本代表でプレーし、大活躍。元々は2025年に加入予定だったか、一年早めて今季より加入。すでに昨季から特別指定選手として出場している。ボールを持てばワクワクする、そんな選手である。

マルセロヒアンは横浜FCから加入。スピードが自慢のストライカー。昨季は3ゴールでFWとしては物足りない数字だが、数字以外でチームに貢献できるタイプ。
鳥栖のスタイルにフィットするだろう。相手としては脅威。

シーズン終了後に答え合わせしたいポイントは…
・川井健太監督によるチームの熟成度は?


いかがでしたか?
正解はシーズン終了後に。
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