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ブローに必要な4つの基礎② (^-^)/

□ 技術

☆髪は濡れると、水素結合が切れていますが、乾いている時はくっついて安定した状態になります。
くせをつけたり、くせをのばしたりスタイリングできるのはこの作用を利用しています。乾き過ぎると、いくら形付けようと形はつかず、
オーバードライになるだけで、髪の傷む原因になるので注意しましょう。
一度乾いてしまうとクセはとれないので、水で濡らしてやり直していく。

基本は60~70%フィンガーブローで乾かし
ブラシで行うのが短時間での型づけが効果的です

毛流れ、生え方、頭蓋骨・・・活かすか、弱くするかデザインに対して膨らんでいる?つぶれている?毛流れの特徴を考慮して行う。
つむじやフェイスライン、耳後ろ、後頭部、側頭部の毛流れを確認一本一本の毛の角度や流れを
意識する

☆手の使い方
・乾かす時はドライヤの風を手のひらに斜めの角度に当てながら指をつたい根元を乾かしてていく
・シャンプーのように地肌の丸みに沿いながら擦りながら乾かす※重要※
・ボリュームをコントロール時は、指ではさみアップステムやダウンステムに。
・地肌に沿わせたい時は、手の平に熱をふくませ
押さえるように。
・特にクセが強い場所は クセの部分をこすりながら風を当てる

 ★乾かす前に髪の状態を把握して、健康な髪、ベストな状態になるように道具やコンディショナー、
熱のあて方などのプランを考え判断する。

ボリュームを出す

・ 根元を起こす(毛流に逆らう)
・ スライスを横に取る
・ アップステム
・ 毛束の根元をもみながら乾かすと出しやすい

ボリュームを落とす

・ 毛流に従う
・ ナナメ又はタテにスライスをとる
・ ダウンステム

ツヤを出す
・ 髪は表皮、皮質、髄質からなりたっています。表皮=キューティクルは、5~6枚が重なり合っているので、根元から毛先の方向へ整えることでツヤが出ます。
・ 表面もですが側面、裏側にもドライヤーをすることで艶が出る
・ ドライヤーからの熱風は、髪の毛に対して15~45度の角度であたるように調節する。

クセをつける
・ 熱を与える → 冷やす
Wet → Dry

道具の選択

step.1 ドライ/ハンドブロー

これからすすめていく技術の下地もかねて、最後まで水分バランスを保つことが、仕上がりを柔らかく健康な髪にしていくのに大切である。
根元の流れや動きを大事に髪の側面から温風を当てる様に意識する
手は万能な道具です。

ドライ・ハンドブローの仕方

1.髪の状態を見て、必要なコンディショニング剤をつける。

2.髪の根元をドライする。生え方のクセを読みとり、くせを直す場合は、根元をこするようにする。
頭の丸みに沿って、ドライヤーと手の位置をこまめに移動する。乾きにくいネープから行う。

3.常に正しい角度で熱をあてるようにすると
ムラ乾きが防げる。

4.全体の根元が乾いたら、求めるデザインを意識し、流れの方向へテンションを加えていく。

注意点

  一度乾いてしまうとクセはとれないので、水分がある状態の時に直していく。ボリュームを出したい時は、指ではさみアップステムに。
ボリュームをおさえたい、出したくない時は、指ではさみダウンステムに。
地肌に沿わせたい時は、手の平に熱をふくませ
押さえるように。

その他

1.ウェーブをそのまま生かす・・・
テンションを加えず、スタイラー、ラドンナ等を
使用し乾かします。
空気を含ませるように、手のひらでふんわりと持ち上げてかわかす。

2.巻き髪風にウェーブをだす・・・
毛束をねじり、手のひらに包み込みながら熱をあて冷ます。

3.スクランチドライ・・・・・・・・・・・
ショートスタイルなどで、トップの部分の動きや立ち上がり、ボリュームを出す時、手のひらに髪の毛をふくませ、ランダムにもむように乾かす。

4.ラップドライ・・・・・・・・・・・・・・
頭の丸みに沿って、ブラシを地肌にあてカットラインの方向へ動かし、クセを取りながら自然な
ボリューム感をみる。
     


step.2 デンマンブラシ

形を作る上で、根元をコントロールしやすい道具。

・ ハンドブローよりもテンションがかかるので、よりツヤを求める時、面を整える時、ストレート感を出したい時や
   毛先が内に入る内巻きスタイルまで、スタイルのベースを作る上で最も必要なブラシです。

ブラシワークの基本動作

 1・スライス幅はブラシ幅でとる
 
 2・スライスラインに対して平行にブラシを合わせる

 3・地肌にブラシの毛があたるぐらいの髪の根元部分から回転させながらブラシを入れる

 4・毛先方向にブラシを回転させながらオンベースに引き上げる

 5・根元から毛先まで常に毛束がたるまない程度のテンションを保ちつつブラシを動かす

 6・毛先の最後の髪の毛1本までブラシを回転させながらテンションをかけながらブラシを抜いていく

注意点

 ・ドライヤーの風のあて方は、毛束のステムに対して、毛先に向かって15度~45度の角度であてる

 ・「ストレートにする、内巻きにする」の形付けは、ブラシ操作によってつけられる。根元から毛先までのアール(弧)を
  丸く描くと、まるみが出てくる。

 ・毛束をとる量は基本ではブラシ幅ですが、毛量の多い時、クセの強い時は、それよりもうすめスライスでとる。


step.3 ロールブラシ

 ・スタイルを作る上で、柔らかい曲線を求めたい時、ツヤをしっかり出したい時、くせをのばして
ブロースタイルをつくりたい時に主に使用します。
(曲線を表現できる)

・ブラシのサイズ(直径)によって、カールの大きさがかわる。直径が小さく、ブラシの目の細かいタイプほどしっかりした強いカールがつけられます
デンマンブラシよりもテンションがかかる。

ロールブラシの扱い方

注意点

 ・ カールごとのつなぎ部分が割れてクレパスができやすいので、スライスの取り方、ステムの角度に気をつける。

 ・ブラシの毛が髪に絡みつきやすいので、ブラシが通りやすいようにもつれを無くしてからブラシをいれる。

・左右同じ手の動きができるようにする。

・スライスラインによって、ボリュームと動きに違いが出てくる。床に対して平行(横スライス)の
スライスラインは、最もボリュームをつけることができるが、動きはだしにくい。
対して垂直(縦スライス)のスライスラインは、
ボリュームはつけにくいが、毛先などに動きを出したい時は最も有効である。無限にある斜めスライスラインはその中間と考え、
  より横に近いか、縦に近いかで求めたいボリューム感、動きをイメージして使い分ける。

step.4 ホットカーラー/アイロン/ローラー/ピン

スタイルの質感をより強調したい時。
セットアップなどの下地作り。
ブロースタイルよりも、しっかりとした立ち上がりや、ボリューム、カールなどをつける。

ホットカーラーの使い方

1.シェープした毛束をオンベースで引き上げ、毛先側にカーラーを置く

2.巻きつけたら毛先までテンションをかけてずらし、毛先をしっかり巻き込む。

3.そのままステムの角度を変えず根元まで巻き込む。

4.左手に持ち替えてスライス線上におさめピニングする

注意点

・ カールを出したい時だけでなく、セットアップの下地づくりにも使用する。フロントやネープをすべて上げてしまいたい
  時に、髪の方向性をつけたり、ボリューム感をだしたりできる。

・ 根元まで巻き込む時、ステムの角度や方向をよくチェックする。

・ カーラーをピニングする時は、ピンのあとが表面に出ないようにとめる。


アイロンの使い方

1.カールアイロンを開き、逆の手で毛束を操作しながら根元から巻きつけていく。

2.毛束をやや重ねながら巻きつけ、毛先まで巻きつけたらアイロンを閉じ、一度巻きつけた方向に半回転させて
  根元にテンションをかける。

3.1~2秒キープしたら(毛束の表面に熱が伝わったら)はずす。

4.はずす時は、アイロンを下に向けて開け手で軽く毛束をゆするようにすると、ウェーブを壊さずにロール状のカール
  がつく。

注意点
・使用する際は、完全に乾燥しきった髪の毛ではなく、少し湿度のある髪の方が形がつきやすい
・アイロンでキープする時に、巻ききった髪の表面をさわってみて熱が伝わっていたらはずして良い。
・他にストレートアイロン、ワッフルアイロン、ウェーブアイロン等がある。

次回は写真付きでの解説よていです~

長く見て頂きありがとうございます。

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