自分の英語力を再認する始まり-KP+体験記no.1
Hallo!
きちんと文字する!と言いながらも早くも2週目の半ばの夜です。。もはや忘れてしまった出来事や感情もたくさんありそうだけど、思い出せる限りで文字化していくぞ。
プチ説明アゲイン
はじめに改めてコースの具体的な情報を少し。
コース名はLeadership in systemic activism。アクティビズムってなんや?とい話で、そこは私も明確化できていないといより「させていない」(何がアクティビズムか?ということを考えるのもこのプログラムの一つだと思っているので)のだが、ひとまずここではwikiの説明を差し込んでみる。
簡単に言い換えると「世界/社会を変えるために何かしらの行動をすること」は全てアクティビズムなのではと勝手に思っている。activisimなのだからaction=行動することが最も大事なんだろうな、と。
私たちは1年間、ベルリンにあるAtelier Gardenという場所にあるコワーキングスペースで基本は月ー木の9-16時で活動している。
今回私たちはベルリンでの一期生にあたり、デンマークやドイツはもちろん、ポルトガルやブラジルなど世界のさまざまなところから集まったメンバー20人弱で構成されている。前回のnoteではアジア人もいないかも?と書いていたが、実際は韓国人と中国人のチームメイトがいる。(日本人は一人だが、アジア人というだけで勝手に親近感を抱いているので、個人的にはとてもありがたい。。。)
社会人(この言葉好きじゃないのだけど、代わりに何て言えばいいのだろうか、、)としてある程度の年数を積んでいる人が多くて、私よりも年上の人がほとんど。自分のビジネスを既にやっている人も3-4人いたり。
プログラムはプロジェクトベースで、(これはきっとkaospilotの理念だと思う)机に向かってノート書いて、何かを暗記して、、、というよりはとりあえずやってみて、その過程で何を学ぶのかみたいなやり方。アウトプットベースとでも言いましょうか。(6日目にしてもうすでに明日からプロジェクトが始まります、、、!)
ちなみに、オーフスにあるkaospilotの3年間のプログラムから、2年生に当たる人たちもプロジェクトのため3ヶ月間ベルリンに来ており、同じ敷地内で学んでいる。オーフスのプログラムは、デンマーク政府の方針により、eu外の学生を受け入れられなくなっていることやコロナの影響もあって、かなりデンマーク人が多い印象。この学生たちにあった時、まだちょっぴりmiss Denmarkな私にとってはデンマークバイブスを感じられて結構嬉しさもあった。笑
「フォルケぽい」への焦り
さて、本題。1週目はイントロウィークだった。
月曜日の朝、ドキドキの初日。コワーキングスペースについた私を迎えてくれたのはベルリンプロジェクトのco-founderであり、プロジェクト全体をファリテートしてくれるEdda。インタビューの時話した彼女は、おそらく既に全員の顔を一致させていて、会った瞬間に「welcome Luca!」とビックハグをしてくれた。
そうそう、会った瞬間にこの温かさで迎えいれてくれる文化が好きだよなー
と感じる。(ドイツの人がどんな感じなのかが私にはまだわからないが、)デンマークで出会った多くの人がいつもこの大きな包容力で迎え入れてくれて、それがとても好きだ。デンマークを離れたことが(特に1週目は)寂しさもあった私にとって、この始まりは嬉しかった。
その後、どんどんこれから一年活動を共にするチームメイトたちが現れて挨拶する。どこから来たの?ベルリンはいつきたの?部屋は見つけた?…
次に何話そう、この空気どうしたらいいだろう、と頭をフル回転させる。
ヒヤヒヤ。どうやって距離感近づけたらいいのか、考えるばかりで何も言い出せない。
あるデンマーク人のチームメイトと話した時に、私がフォルケに行ってたというと「これもある種フォルケみたいじゃない?」と言われた。
そうか。この気持ちの既視感はフォルケの時と同じだからか、と気づいた。
すると余計に焦りだす。
なぜなら、私にとってフォルケは楽しかったけど結構苦い/辛い思い出もたくさんある場所だからだ。特に友達作りにおいて、何を誰とどう話していいのか最後まであんまり掴めずにいてしまった。
やばい、同じ失敗したくない。。という気持ちがじわじわと心に出てくる。
火曜日から木曜日はお互いの仲を深めるための2泊3日のキャンプ。
とても「フォルケぽい」行事だ。デンマークではほぼみんな当たり前のように寝袋を持っているキャンプ大国だったのだが、どうやらドイツでもキャンプは人気らしい。デンマークきてから何度か経験はしたのだが、正直風呂入りたいし、あったかい布団で寝たいし、清潔なトイレ使いたい!って思うタイプの人間なので楽しむというより耐え凌ぐ気持ちが強い。その上、全然知らない人たちと2泊3日するなんて。。「いざ参らん!」と戦いに出るような戦闘モードで向かった。
特に何か、出来事があるというよりは同じ時間を過ごすことが主目的なのだろう。フリーな時間が比較的多くて、その度どこにいよう、誰と、何を話そうか。。とソワソワしてしまう。
周り見ると、会話がとても弾んでいる。対して私は今日誰と何を話せたのか?と。
頭で考えすぎて、どんどん落ち込んでしまう。ああ。馬鹿みたい、
いい意味での「諦め」と弱さの再認
そもそもなんでこんなうまく話せないのか?を考えた。日本人だけの時は私はそこまで初めての人と話すのに困ったりしないし、友達作りも得意な気がする。
あ、そっか日本人のコミュニケーションの取り方と、ヨーロッパのスタイルが違うのか、と初め考えた。
が、いやそうではない。誰かと話した時深掘りができないのが問題なのだ。これは文化ではなく自分の英語力の問題なのだと気づいた。
相手の言ってることが100パーセント理解できていないから、推測で答えてしまう。相槌や聞くときのリアクションのレパートリーが限定的で相手が話しづらい。などなど。また「外国語副作用」に陥っているのもあるなと気づいた。(第二言語を話しているとき、言語の処理にエネルギーを割くため、思考レベルが幼稚になってしまう現象)
元々自分の英語力に自信があったわけではないのだが、これまでの環境は高い英語力を求められることがそこまでなかったり、自分と同程度の英語力の人がいたり何となく乗り切れてしまう環境にいたように思う。今回初めて皆英語はできて当たり前な環境になり、特に自分のレベルの低さを痛感した。
これは自分の英語力との向き合う一年になりそうだな。。。
英語力は一日やそこらで変わるわけではない。今このレベル感でしか話せない自分はどうしたって現実なのだ。
「仕方ない」
と思うことにした。今すぐどうにもできない。だからこれ以上ぐるぐる考えても意味ないなと。
私は何でもついつい逃げる癖がある。今回のプログラムはリーダーシップやアクティビズムについて学ぶのはもちろんだが、実践する怖さ、失敗する怖さ、自分の英語力、、などなどたくさんの弱さに向き合うことも私の中で大きなテーマであった。どうやら早速露わになったようだ。ただ今回は今までと少し違うのは、デンマークでたくさん「勇気」をもらったこと。私はもう少し頑張れるぞ、と言い聞かせた。
この一年で自分の考えをみんなと同じレベル感で話せるようになるだろうか、そもそもこの一年授業についていけるだろうか、と思う。
できるだけ早くキャッチアップできたらなと思う。
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