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人生楽しんだものガチ。楽しむことを自分に許そう


 留学中に、自分を見つめ直す、いろんな人からの色んな言葉に出会った。そのうちの一つにこんな言葉があった。


 Lucaは自分が楽しんじゃいけないと思ってるんじゃない?


言われた瞬間は「そんなバカな」と思ったのだけど、振り返ってみるとなんだか思い当たる節がある。
楽しい時楽しいと言ってはいけないというか、楽しんでいるのはだめなことで頑張ってたり苦しんでないと許されていないような感覚があったのかもしれないとその時初めて知った。

 生真面目なのだと思う。



2年の留学を経て帰る直前、色んなことが重なってどうしようもなく辛くなった時、心の底から初めて

人生とは楽しんだもの勝ち

ということに気づいた。誰かに勝ちたいとか、お金持ちになりたいとか、こんなことをしないと意味がないとか、生きる意義はこれだとか、そんなものを色々考えたりたくさん悩んだけど、悩んで悩んだ末にだしたことは「いかに楽しむことができるか」だったのだ。

今の自分の感覚だけを頼りに生きる

ということだと思う。



3年ぶりに東京の生活を送っている。半年ぶりの一人暮らし。いや、留学中はシェアハウスだったので本当の意味の一人暮らしも3年ぶり。
楽しみにしてたはずなのに、東京に来て数日で息が詰まってしまった。ここ数年強くなったなあという気持ちと同時に、どうしようもなく弱い自分を自覚するようになった。弱くなったというよりは、弱い自分をこれまでは見ないようにしてたのに、一回見てしまったら、もう隠せなくなったというような、そんな感覚だ。

 とはいえ友達はいるし、生活を整えたら少し元気になってきた。
東京でまたやっていけるかもって思った。

けれどやっぱりちょっと安定しない。美味しいご飯も、仕事も友達もあるのになんでこんなに不安定なのか、と思う。

今日も人といるのになんだか暗い気持ちになって帰ってきてしまった。
そしたら急にあの言葉が返ってきた。

人生楽しんだもの勝ち

そうだったそうだった。いつのまにか私はまた楽しむことを自分に許さないようになってしまっていたのだと気づいた。
目一杯ゆっくりしよう。それが楽しいのなら、それが正解なのだ。
今日も素敵な音楽を聴いて美味しいご飯を作って食べて十分楽しかった。それで勝ちじゃないか。
自分を清く正しくあろうとしなくていいのだよ、だって楽しければそれでいいのだから。

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