チャットコミュニケーションで気をつけること
在宅勤務中心になりコミュニケーションがチャット中心に変わりました.自分では上手にコミュニケーションできているつもりですが,良い反面教師を見つけたのでその先生の教えを紹介していきます.
なお,投稿者はSlackを使用しています.チャットサービスによって特徴が異なるかもしれないですが,概ね適応されるノウハウだと思います.
言葉遣いは丁寧にする.
話し言葉をそのまま文字に起こすと場合によっては乱暴な印象になってしまうことがあります.普段からよく話している人とのチャットのコミュニケーションならば,その人の声で脳内再生されることもありますが,会社の人とのチャットだとそのようなことはあまり期待できないです.
e.g. 「なんですか」 -> 「なのですか」
情報は省略しない
チャットは非同期コミュニケーションです.非同期コミュニケーションでは人によっては会話の流れを正確に把握していないことが多いです.日本語では主語の省略が度々起こりますが,チャットではなるべく情報を省略しないほうが結果的にチーム全体のコミュニケーションコストが下がります.
勝手に略称を使わない
長い専門用語は略称が使われることが多いですが,勝手に作られた略称はその場では伝わることが多いと思いますが,そのメッセージだけみたときには伝わらないことが多いです.特にSlackを使うことはノウハウの蓄積をさせることでもあるので,あとから検索されやすい情報を残したいものです.
(メールでも同じことが言えますね.なので口頭でのコミュニケーションとの違いですね)
1メッセージ,1質問
多くのチャットサービスは一つのメッセージに対して一つの流れしか作ることはできません.なので一つのメッセージで複数の質問をすると回答者側がどの質問に対する回答なのかを明確する工夫が必要になります.
なので,複数のメッセージに分けて返信しやすくするか,質問を記載して添付ファイルを送信するなどの工夫をすることでコミュニケーションコストを下げることができます.
スクリーンショットを使う
リモートで働いていると一緒に画面見ながらディスカッションしたり,ホワイトボートに書きながらディスカッションしたりすることができません.家と言ってすべて言葉で伝える必要はありません.画像ファイルを添付すれば,言葉と図で説明することができます.わざわざ作図するのは時間がかかりますが,スクリーンショットに手書きツールでちょっとコメントする程度ならお手軽です.
日本語力によっぽどの自信がある場合を除き,積極的に絵を使いましょう!
わざわざ人のリソースを割いて教えてもらう
(以下,かなり人による内容だと思いますが,こういう人もいるので気持ちよく仕事をするためのノウハウとして……)
情報のオープン化が進んでいる場合,社内情報でもまずは検索することができます.ggrksと言われないように一般的な情報に関しては検索できる人が多いですが,社内情報についてはまず検索するという習慣が一般的になっていないように感じます(自分調べ).
つまり,人に質問するということは自分の時間の代わりに人の時間を割いて自分が情報を収集するという行為になることがあるということです.もちろん,形式知になっていない情報もあります.また,調べてもわからないこともあります.
そういう場合は質問することになりますが,ここまで読んでくださった方なら「教えてもらって当然」という気持ちにはならないと思います.それを態度に示すためには「ですか?」ではなく,「でしょうか?」になると思います.
感謝を伝える
一番大切だと思います.
質問に答えてもらった時.情報を展開してくれた時.コメントをくれた時.
お酒の席で感謝を伝えるより,その場ですぐに感謝しましょう.
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