書評#3|図解 頭のいい説明「すぐできる」コツ

「説明能力」が、そのまま「仕事能力」になる!

『図解 頭のいい説明「すぐできる」コツ』の書籍情報

タイトル:図解 頭のいい説明「すぐできる」コツ
著者:鶴野充茂(つるのみつしげ)
発行所:株式会社三笠書房
第1版発行日:2016年2月19日

『図解 頭のいい説明「すぐできる」コツ』の要点

■本書のゴールは、「結果が出る説明」「相手が行動する説明」ができるようになること。
■説明する際は、「相手が聞きたいと思っている情報」が何かを常に意識すると良い。不要な情報はできるだけ削ぎ落とし、説明を短くすることが重要。
■「事実(客観)→意見(主観)→お願い」の順で話すことで、相手に行動を促す。
■選択肢を提示し、その中から選んでもらうことで、説明の時間を短縮する。
■一言でまとめられるような説明をすることで、説明に一本筋が通る。それにより、グンと伝わりやすくなる。
■相手に信頼されることで、説明した際に相手が行動してくれやすくなる。
■信頼される人の説明の共通点は2つ。1つ目は、目的が明確であること。2つ目は、相手への気遣いが伝わること。
■相手に興味を持つこと、興味をそそること、力になることで信頼、親近感を高める。
■本気を伝えることで、相手に「協力したい」と思わせる。人との違い、「人ができない工夫」「人がやらない工夫」を見せることで本気を伝える。

感想

『説明したけれど、相手に考えが伝わってないようだった。』
僕はこのような思いによく悩まされるので、本書の表紙を見て、すぐに読んでみようと思いました。

特に「なるほどな」と思ったのは2つ。
1つ目は、説明の目的を明確にするべきということ。
思い返すと、説明の最初で目的を明示していないことがままあったと思いました。
2つ目は、「事実(客観)→意見(主観)→お願い」で話すと効果的だということ。
思い返すと、事実と意見を交互に話していたり、自分の意見ばかり言っていた時は、考えが伝わっていないことが多かったなと思いました。

この2つを意識するだけでも、説明が大幅にわかりやすくなりそうです。
本書では、この2つを含めた、30を超えるコツを紹介しています。
そして、その全てがすぐ試せるもので、効果も確かにありそうだと感じました。
他にも説明のコツを知りたいと思った方、もっと詳しく知りたいと思った方は、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

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