ウォール街はFRBの利下げ幅を決めかねている

市場参加者は金曜日、連邦準備制度理事会（FRB）が来週水曜の政策決定会合で利下げに踏み切るとの見方を強めた。

CMEのFedWatchツールによると、トレーダーは連邦公開市場委員会（FOMC）が来週水曜日に基準フェデラルファンド金利を50ベーシスポイント引き下げる確率を47％と予想した。

50ベーシスポイント（半減ポイント）の利下げの可能性は、インフレ・データがサプライズで上振れし、物価がFRBが望むよりもまだ速く上昇していることを市場に再認識させた週初めから大幅に上昇した。

このデータは、労働市場の冷え込みというリスクがあるにもかかわらず、FRBは数十年にわたる高インフレを抑制してきた成果を台無しにしないよう、利下げには慎重に臨むだろうとウォール街に思わせた。

金曜日に株価が上昇し、債券利回りが低下したのは、利下げ期待が変化しているにもかかわらず、市場がFRBがこの1年以上で最も重要な政策決定会合で何を行うかについて不透明感を強めていることを示している。