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KFCとコダックコラボの人気が中国でやばいことなってます

ちょっとゆるい話題ですが、最近中国のネットでコダックが絶賛バズり中なことを紹介したいと思います。(中国流ジョークをたくさん含みますので、日本のみなさんの笑いのツボとずれてるかもしれません。そのときはそっとハートを押していってください)

中国のKFCが6月1日子供の日に合わせてポケモンとコラボしてスペシャルおもちゃセットをリリースしました。

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 具体的にはピカチューの水筒、ピカチューのオルゴール、コダックの広場ダンスおもちゃ、ポケモンのミニスーツケースがあります。

広場ダンスというのは、中国では健康や社交のために広場等で行われる集団ダンスで日常生活の中では割とお馴染みの存在です(よく外国人にいじられています)。

今回のコダックのおもちゃは、動きにも音楽にもあまりに中毒性があって、ネットで一気に人気が爆発。販売開始早々KFCのお店ではすでにどこにも在庫がない状態です。

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↑お店の人もあまりにも聞かれすぎたからついに「コダックがないです!ピカチューしかないです!」とのお知らせを印刷しました。ピカチュー可哀想なw

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↑おもちゃスペシャルのコダックはすでに売り切れ

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↑あまりにも聞かれるからこんな「表情包」も登場し一気に流行しました。「もう一回言いますね。ここはマクドナルド、コダックがございません。」(補足として、中国では日本とちょっと異りKFCはマックと同じくらいの人気ファストフード店です。日本はMacの方がずいぶん人気ですよね?)

そしてここから今回の本番に入りたいと思います。今回のコダック人気でも中国のネット民の遊び心には感服させられました。そして、このコダックによる一連のイジり遊びこそ今回のコダック人気大爆発の秘密です。

上の動画を見ていただいた通り、順次に両手を上げる踊りなので、それに合わせてみんながいろんな情報を発信しています。中毒性のある謎の動きは魅力的なのですが、動画いっぱいも見づらいかなと思ったので、ここからは全部キャプチャーにしてみました。

まずは、ライトなものから。自己主張の強いみんなから。

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↑「仕事に」「行きたくない」

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↑「上司が」「大バカ」

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↑(小学生のけんかによくあるセリフ)「放課後」「待ってろよ」

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↑「内巻を」「拒否する」

中国の流行語「内巻」についてはこちら↑

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↑両面利用も出てきました「金持ちになる」「痩せて美しくなる」

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↑「金持ちのおばさんはどこにいるの?」「仲良しになりたい」

そして上海やロックダウン状態で長く生活しているたちからはこんな演出も

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↑「へい!外に遊びに行きたい」

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↑片手に抗原検査キット、片手に綿棒の抗原検査呼びかけ

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↑「起きて」「PCR検査(の時間だ)」の隣に防護服着てる綿棒持ちのコダック

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↑「上海」「ロックダウン解消」(というかよくロックダウンの中で2個も買えましたねw)

また、ちょっと違う演出をしている人もいます。

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↑「マクドナルド」「永遠の神」

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↑「バーガーキング」が「1番」だ

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↑強盗風な覆面で「金出せ」「美人出せ」

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↑(昔のドラマでの風俗業でよくあるセリフ)「お客さん」「遊びに来て」

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↑セリフがないが武器がいっぱい(ガンダム?)

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↑初音ミク風になった

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↑動きが陝西省北部の特徴のある踊りにも似てますのでご当地のイメージになったコダック

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↑もっとリアルに再現した人も

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↑ネコとのコラボも。「1人に」「してください」と主張したのに。

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↑そして完全に猫じゃらしになったのも。

また、どこにも買えないとのことで、買えた人からの見せびらかしも面白かったです。

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↑「君は」「買えない」

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↑「私はコダックを持ってる」「君はコダックを持ってない」

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↑「私は2個がある」「君は買えない」

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↑なんと16個持ってる人も現れました。転売価格高騰中なのでこれで結構儲かるじゃないか。

もちろん、買えなかった中国のネット民も負けていません、視聴者を絶対に失望させないw

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↑見た目はダンボールだけが、ちゃんと動きます。

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↑子供からマジで欲しいと主張されたけど買えない母が作ったコダック。素晴らしいクオリティ

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↑そしてついにこんなものが登場。実物はないけど、動画の作り方を教えてくれることでみんなの”コダック自由”を実現。

↑中国の動画技術の学び方はだいぶ前に書きましたが今でもかなり読まれてますので宣伝しておきます

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↑踊りと歌があまりにも普及していて、ついに他のジャンルにまで波及。

さらに一歩先まで進んだギークな人たち。もう流行どころでなくガチになってきました笑

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↑ブルートゥース改造でスピーカに。欲しいかもw

3Dプリントで自作する猛者まで登場。

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↑遊びにも本気で取り組むって素敵

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さすが中国ネット民です。個人メディアのネタ探しには本当に感服します。まだまだ続きそうなこのブーム、また新しい展開があったらシェアしたいと思います。


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