見出し画像

中国の未来の若者たちは、日本の今の若者みたいになるのかな?未来の経済に不安も

先日、中国が再び生育政策の調整を発表しました。3人目もOKになるとのことでネットでも大きな話題となりました。

画像1

「7普」のデータが公開され、あまりにも少子化と高齢化が激しく進んでいることが注目されていたので、すぐに対策が出てくるだろうと考えている人たちも多かったです。問題と未来を考えてすぐに政策を出してくる中国政府は動きが早いですね。

しかし、この「3人目もOK」が正式発表されて、予想以上に議論が広がっています。

・一人が育つのも大変な世の中。二人目もいらないのに三人目はどう養えばよいのか。
・育休とかの政策調整があっても、女性のキャリア生活が益々厳しくなるだけ。
・そもそも経済の成長に伴い、結婚率や出産率が減るのは世界的な現象。二人目OKは子持ちの人への政策、三人目OKは二人の子供も持つ人への政策。当然対象人数が厳しく収縮されるので、根本的に人口構成を改善することは期待できないだろう。

などなど。そして、少子高齢化社会が進むことによって若者の生活やカルチャーがどう変わっていくのか、少子高齢化の大先輩である日本はどうなっているのかも注目されています。

そんな日本について、実は最近「中国の若者の未来は日本の若者の現在かも?」という文章が中国のメディアで投稿され反響をよんでいました。最近の中国の社会問題や日本の状況について、ささる内容がたくさんあったのでシェアしておきましょう。

内容は今の日本や若者を中国人目線で分析し、痛烈に低評価している内容も含んでいました。不快な人は離脱してください。あまり拡散されても...なので途中から少額有料とします。ご理解ある方だけ読んでください。

■低欲望社会日本って表現をご存知?

日本のことを分析している中国の文章では、日本のことをたびたび「低欲望社会」と表現しています。国が発展した結果平等性が増し、社会が成熟しているとポジティブな評価もできますが、ネガティブな部分をクローズアップしていることもあります。それらは以下のようなポイントで

・日本の社会では、若い人たちが志や野望から徐々に遠ざかり、仕事ですぐに得られる幸せに甘んじている。
・職業選択の面では、科学者を目指すことや起業を志す人よりも、パティシエや美容師を目指す人が多いほど。 社会の時事問題には関心がなくYahooニュースのエンタメなどが最もPVを集めテレビの報道でもそういった話題が多い。
・日本企業で働いても、何年経っても給料はわずかな増加に過ぎず、多額の税金を徴収される。 大部分が「年功序列」であり若者の収入は年配社員よりもはるかに少なく職場での影響力も小さい。
・消費意欲はさらに低く、ローン金利が極端に低くても、家を買うつもりはない。100円ショップで熱心に買い物し、ユニクロや無印良品などの低価格ブランドが若者に求められる。食事は直接コンビニに行く。
・その結果か、日本では「オタク文化」が蔓延し、若者は家でゲームをすることを好み、多くの人が恋愛や結婚に向き合わず、子供を持たないことを選択する。

などが低欲望社会日本のステレオタイプな解釈です。(悪意はありませんが、まぁほぼ事実でしょう)

そして、経済成長の伸びの低さとも関係があるでしょう。高齢化が進み、出生数が長期にわたって減少していることに加えて、若者の「欲望が低い」状態で努力するモチベーションが少なくなれば、それは長期的な経済の低迷につながっていくのは自然。マイナス5%ほどのGDP成長率だったことが先日話題になりましたが、そもそも失われた数十年の日本の実質GDP成長率は年平均0.8%程度と寂しい数字。

■そして中国もいずれこうなるのでは?との危機感

このように日本社会と日本の若者に対して辛辣な評価をしたうえで、中国の18歳から30歳までの若者にも、日本の若者との共通点が増えてきていることが議論されています。

ここから先は

1,778字

¥ 200

よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball