【白い羽で「習う」?? ~黒い羽じゃいけない理由~】
みなさんこんにちは! 漢字の面白さを伝え続ける男kuです!
今回は「習」!学習とか習字とか、結構小学生の時に見た漢字だな~なんて思います。
この漢字を分解してみると、白い羽となんとも簡単な漢字になります。でもこの理由をちゃんと説明できますか??
この謎を解明していきたいと思います!
「習」の成り立ち
新漢語林によれば、「習」は羽と白の組み合わせで出来た会意文字なのです。羽はかさなりあうはねの象形で白は日の変形で、言うの意味なんだそう。繰り返し言うというところから、くりかえしまなぶ・なれるの意味になったそう。
白じゃなくて日なんですね~。意外。。
これでは「習」は自ら飛ぶということも示しているとあります。自ら飛ぶことは学ぶと同義であり説することではないと。
白は自の変形ともされており、成り立ちの解釈が様々です。しかし、羽にある「繰り返し学んでいく」ということは同じなので、
言って繰り返すことと自らが繰り返していく、という行為の下で学んでいくということの字義は変わりません。
これは、教育学の視点から語源を取り入れて「習」を考えられています。
繰り返していく行為そのものはまだ習得できていないことなんだ、という言葉は納得いきますね。だからこの段階では習い続けるのだ、と。
つまり、
「習」は白と羽の組み合わせで出来ていて、白は日(言うという意味)か自(自分という意味)の変形で出来ており羽は繰り返し行うの意味。よって自ら繰り返し行うや言って繰り返していくことで学ぶ・習慣にするといういみになっていった
ということなんです!
なので、黒ではいけません。白でなくては。
白でないと、「自ら」「言う」の意味が失われてしまいます。
習わされている。そういう状況に立っていませんか??
それは漢字的な意味でも自らの学びにも意味がありませんし反しています。
上の方から言われたことしかやらないというのは「習っている」ということになりません。それは「習」ではなく「羽」でしかない。
自分を忘れないでください。なぜ「習って」いるか。
そうすれば、自然と見えてくるはず。自分は何を「習い」たいか。。
では、また👋
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