無理やり言うことを聞かせても、ね。

たったいま「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていました。
鰹節職人、瀬崎さんのお話。
真剣な目で愛情をもって鰹節と向きあう姿。
その姿に見惚れていたら、こんな一言が出てきました。

「鰹節をまっすぐに伸ばそうとするのをやめました。
この子はこういう子なんだよって認めてあげればいい。
まっすぐしようと伸ばしたらその時は言うことをきくかもしれないけれど、きっと中ではどこかが割れてるんだよね。
子育てみたいなものですね

ズキューンときました。
この一言になにか大切なものが言い表されている。

親だからどうしても口出ししたくなるし、
修正したくなってしまう。

そんな瞬間は毎日度々やってきます。
そんなときには。

これからこの番組で見た鰹節の描く美しい曲線を思い出そう。
それでふーっと一息ついて。
曲線曲線、て。何も損なわれないからって。
落ち着けわたし。

そんなことを思った昼間。

それで、それで。
「枕崎」「クラッシック音楽」「鰹節」ってキーワード、なにか記憶が、、、って思い返して瀬崎さんのお店をググってみたところ。

これ、私たちの結婚式にプレゼントとして頂いた鰹節だーって思い出したんです。

またここで出会えるなんて。

これは絶対何かの縁。
金七商店の鰹節、日本に帰ったらポチって買おう。

この鰹節を10年以上前にプレゼントしてくれた写真家太田拓実さんも美しい構造物の写真を撮られる仕事人です。追及する仕事人は追及する仕事人に惚れるのね。

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