ひきこもり的noteのススメ
人は基本的に忙しくしているほうが、あまり物事を深く考えないでいいことが多いだろう。それが結果的に自分を救うことに繋がることもある。
今回は誰にも刺さらないし、刺さらないほうがいいであろう、ひきこもり的noteのススメである。いつにもまして雑な話になってしまうと思うので、できる限り話が脱線しないように、短くまとめたいと思う。
ひきこもり状態にある私は、基本的に時間を持て余し気味だ。やる気がない時は布団にもぐりこんだままノートパソコンを眺めて一日を過ごしてしまう。
完全にダウナー状態に入ってしまっている時などは、日常生活に支障が出てくるレベルなのだが、知っているひきこもりの方々から比べればマシな状態のように思えた。
逆に、今のようにある程度気分が躁状態にある時などは、自分の好きなことに時間を割けばいいのだが、特にやることが思いつかない時は意外と危なかったりする。
何もしていない状態で考え事をしない、というのは意外と難しいからだ。ただただぼーっとして時間を過ごせればいいのだが、そういうわけにもいかないし、考え事がやめられない状態というのはだんだんと気分が悪くなっていく状態の第一歩である。
ここで明るく楽しい妄想を繰り広げられる人生ならばおそらくひきこもりになどはなっていないだろう。漠然とした将来への不安や、家族との関係を考えてしまい、一気に気分が落ち込むこともある。
そうなってしまわないようにするには、受動的娯楽により暗い考えを緊急回避するのが一番手っ取り早いだろう。自分の好きな動画や音楽を鑑賞して、気分の安定や回復を図る。
しかし、生きているだけ何もしていない、ただただ受動的な娯楽に身をゆだねて時間を浪費しているだけの自分に嫌気がさしてしまいそうになる。そんな面倒くさい私のようなひきこもりの方にお勧めしたいのがこのnoteだ。
上記の通り、人は何かの作業に集中することによって、考えることを止めることが出来る。私はまさに今キーボードを叩きながら文章を綴っているわけだが、この作業をこなしながら暗い想像をできる人はあまりいないだろう。
そして何より「何かをしている」という気分になれることと「何かを作り上げた」という気分になれることが素晴らしい。ただぼんやりと動画鑑賞をしているだけでは何も生み出せないが、このnoteを綴るという作業を行うと、そこには何らかの文章が生み出されている。
この「何かをしている」と「何かを作り上げた」という感覚がとても大切だ。ただひたすらに時間を浪費しているだけの人間にとってはこの行為だけでも健常者度の高まりを感じることが出来る。
文章を打ち込むキーボードの横にコーヒーなどがあれば最高だろう。コーヒーをゆっくりと飲みながら、画面に文章を綴っている自分は完璧に「何かをしている」人そのものだ。こういった行為は気分が大切である。
そして、出来上がったnoteは投稿すれば誰かに読んでもらえる。ブログなどでは誰がどれだけ読んでくれたのかが分かりにくく、読者のリアクションも反映されにくい部分があるかもしれない。しかしnoteでは観覧者数もしっかりと数で表示してくれるし、何より「スキ」という肯定的リアクションがもらえることも少なくない。
この他者からの肯定的リアクションというのが、健常者度にも大きく関わってくる部分だと私は考えている。あまり他者の評価に自己を預けすぎるのも良くないのだろうが、人間は他者からの評価によってそれを自信に繋げている面が大きいだろう。自分自身を肯定的に捉えることのできない私のようなひきこもりならなおさらだ。
「何かをしている」気分になり「何かを作り上げた」結果「他者からの評価を受けることが出来る」こんなに素晴らしいシステムがnoteには備わっているのだ。このシステムは別にnote特有のものではなく、作品を発表できるありとあらゆるサイトで既存のものであるし、SNSにすら付与されている機能だが、noteの場合には、他者からの評価に対するハードルがとても低いように思われる。
例えばこの文章をブログに掲載したところで誰かからの評価やリアクションがもらえるとは考えにくいが、noteからは気軽に読んでもらえて気軽にスキが付与されたりするのだ。
この前のnoteにも書いた好意の返報性という面から考えても素晴らしい。幸いなことに私のnoteにも少なからずスキをつけてくれる方々がいるので、その方たちのnoteを読んでは私もスキを付けるように心がけている。
つまり、自分にも相手にも肯定的なリアクションが供給されやすい空間がnoteには整っているのだ。
普段何をするでもなく、ただ漠然と時間を持て余してしまっている私のようなひきこもりの方がいるのであれば是非ともこのnoteというツールをお勧めしたい。
ゆっくりとでいいし、私よりも文章はずっと短くてもいいだろう。ツイッターのように一言つぶやくだけでも、スマホで撮った写真をまとめて掲載するだけでもいいのだ。
それが誰かの目に留まり、評価してもらえることもある。それによって自身の気分を持ち直せたならそんなに素晴らしいことはないと思う。
余裕が出てきたらスキをくれた方や、誰かのnoteを覗きに行くのもいいだろう。いろんな方々が、あらゆる表現で文章を綴り、写真を撮り、音楽を作っているのがわかる。素晴らしい文章や、素敵な写真、かっこいい音楽は、視聴しているだけでもいい気分になれるものだ。
そうして刺激を受けたのならば、あとは自身でnoteを綴るだけである。短い作品でも写真でも音楽でもいい。暇を持て余した私はすぐ見に行くこともできるので、その時には是非ともコメントなどで教えて欲しい。
さあ、ひきこもりのそこのあなたも、これを読んでさっそくnoteを執筆してみよう。
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