【エッセイ】マフィンを作る#このレシピが好き
何年ぶりでしょう。何年かぶりにレシピ本を買いました。
最近は、Youtubeでもお料理動画が充実しているし、クックパッドやクラシル、デリッシュキッチン、マカロニなどのアプリもある。
今日の晩御飯を作る分にはこのようなサイトで充分事足りるのです。
では何故買ったのかというと、理由は3つ。
1.今年度のテーマをマフィンにしようと思っていたから
2.型しばりのレシピ集という観点が面白かったから
3.表紙のデザイン(いわゆるジャケ買い)
「今年度のテーマとはなんぞや?」とお思いの方も多いでしょう。ずっと前にも書いたことがあるのですが、毎年バレンタインデーに50~100個くらい作ってその日出会う人に渡すという無差別テロを行っております。
前にもお菓子作りのお話を書いていました。お暇があればこちらもどうぞ。
マフィンは生地に練り込む、中に入れる、トッピングにこだわる等結構バリエーションが出せるうえ、見た目も華やかなお菓子だ。火も通すので衛生面も担保しやすく、ボリュームもある。うん。我ながら良いテーマ。
で、バリエーションを考えるのにいつもはネット検索しまくるのですが、検索ワードが「マフィン」だからマフィンしか出てこない。発想がそこから広がらない。でもレシピ本なら「マフィン型で作れるお菓子」が調べられるわけだ。
やはり有料の内容は情報の質が違います。マフィン型でオードブルや冷菓を作る発想は全く無かった。3年前にガレッド・ブルドンヌも作ったけど、マフィン型でやれば良かったのか、と今更になって気づく。
型の扱いから飾り方、包装の仕方まであるし、マフィンは難しい工程の無い初心者向きのお菓子なので、普段作らない人にもオススメです。パイ生地の敷き方が変わっていたり、面白い発想も紹介されていたりするので普段からお菓子を作る人も満足感があるかと。レシピ本ってこういう0から100まで書いてあるところが良いよね。
ちなみにレシピ本とともに新たに購入したのがこれ。もともとマフィン型は持っているのですが、この型にグラシン紙を使うのは初です。
普段はこちら。
よくお菓子のレシピで見かける「型にバターを塗り強力粉を振りかけ、冷蔵庫で休ませる」というのが正統派の下準備。多分一番香りが良く、カリっと焼ける方法です。が、面倒。スプレーならマドレーヌみたいな複雑な形もさっと一吹き。グラシンカップを使えばさらに型を洗うのも楽になります。
ということで作ってみたのがこちら。
それぞれの基本ベースのレシピがそもそも面白い。掲載のレシピを転用するのは差し控えるが、ホエイを使ったレシピは初めてかもしれない。
ホエイってわかりますでしょうか。ヨーグルトの水分です。ヨーグルトをザルにあげて水切りヨーグルトを作り、それをチーズ代わりにしたレシピはよく見かけますが、その抜いた水分。こちらに栄養があるので、捨てるのももったいなくてグイって飲むやつ。あれがホエイ。
当然ですがレシピ通りに作れば美味しくなります。でも趣味人はここからなんですよ。ここからいかに自分の好みへ持って行けるか。
ホエイではなく牛乳・豆乳ならどうなのか、また、レモン・はちみつの有無。冷やしても美味しいか、食感や、口に残る感じはどうか、といったところが今回の課題となりそうです。その後でバリエーションと見た目の研究、作りやすさと衛生面、賞味期限の確認等……。
ちなみに今回作ったのも文句なく美味しいです。あえて苦言を呈するなら、健康診断3日前に作るのを我慢できなかった己の心の弱さでしょうか。
そして、水切りヨーグルトはバスクチーズケーキ風に。
こちらは適当に作っているからレシピを載せられる。
まあまあな質量があるので最低でも30分は焼いた方が良いかと思います。あとは見た目が良い感じなるまで。
焼きたては空気が膨張してふわっとなってますが、冷めていくうちにギュンと締まります。泣かないでください。こういうものです。
味はヨーグルトケーキです。チーズ感を出したければちゃんとクリームチーズを使うか生クリームを買いましょう。レモン汁を入れるとよりチーズ感が出るはず。私は健康診断前なので自重。
note公式の企画に乗っかっております。
創作大賞にもレシピ部門がありますが、私はこちらですね。
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